米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー
2017 年/日本/日本語/カラー(一部モノクロ)/ビスタ/ステレオ/107 分/配給:彩プロ
2017年8 月 12(土)より、沖縄・桜坂劇場 先行公開 8 月 26(土)より、東京・ユーロスペース他全国順次公開
©TBSテレビ
解説
本作は、「筑紫哲也NEWS23」でキャスターを務め、筑紫哲也氏の薫陶を受けた佐古忠彦初監督作品。作品の主旨に共感した坂本龍一による、オリジナル楽曲書き下ろし。さらに、語りには、名バイプレイヤー、大杉漣が参加しております。
本日、6 月 23 日(金)は「沖縄慰霊の日」。1945 年 6 月 23 日、沖縄戦で日本軍の組織的戦闘が終結したとされる日です。しかし、沖縄にとって、この終戦は、苦難の戦後の始まりを意味しました。その沖縄の戦後史を、瀬長亀次郎の人生を通して描いた『米軍アメリカが最も恐れた男 その名は、カメジロー』
第二次大戦後、米軍統治下の沖縄で唯一人“弾圧”を恐れず米軍に NOと叫んだ日本人がいた。「不屈」の精神で立ち向かった沖縄のヒーロー瀬長亀次郎。民衆の前に立ち、演説会を開けば毎回何万人も集め、人々を熱狂させた。彼を恐れた米軍は、様々な策略を巡らすが、民衆に支えられて那覇市長、国会議員と立場を変えながら闘い続けた政治家、亀次郎。その知られざる実像と、信念を貫いた抵抗の人生を、稲嶺元沖縄県知事や亀次郎の次女など関係者の証言を通して浮き彫りにしていくドキュメンタリー。
2016 年TBSテレビで放送されたドキュメンタリー番組が、第 54 回ギャラクシー賞月間賞を受賞するなど高い評価を得ており、映画化を熱望する声を受けて、追加取材、再編集を行って映画化。沖縄戦を起点に、今につながる基地問題。27 年にわたったアメリカの軍事占領を経て、日本復帰後 45 年が経っても、なお基地が集中するなか、沖縄の人々が声を上げ続ける、その原点…。それは、まさに戦後の沖縄で米軍支配と闘った瀬長亀次郎の生き様にあった。JNNだからこそ保存されていた貴重な未公開映像やインタビュー、そしてアメリカ取材を交えて描き切る。
ストーリー
男は、ガジュマルをこよなく愛した。「どんな嵐にも倒れない。沖縄の生き方そのもの」だと。
那覇市を、かつてたった11ヶ月だけ率いた、その男が好んで使った言葉がある。それは「不屈」。
1945 年の終戦後、沖縄で、民衆の先頭に立ち、演説会を開けば毎回何万もの人を集めた男。その名は、瀬長亀次郎。団結して立ち向かったのは、戦後沖縄を占領したアメリカ軍の圧政。祖国復帰へ向けて民衆をリードした、その人物は、アメリカが最も恐れた男だった━。
スタッフ
監督:佐古忠彦
撮影:福田安美 音声:町田英史 編集:後藤亮太
エグゼクティブプロデューサー:藤井和史 プロデューサー:大友淳 秋山浩之
語り:山根基世、大杉漣 テーマ音楽:「Sacoo」作曲・演奏 坂本龍一
キャスト
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