2018年/日本/配給:松竹

2018年

(C)松竹

解説

2020年の東京オリンピックの正式競技種目となった、スポーツクライミング。
本作は、スポーツクライミング内の一種目、ボルダリングを題材に取ったオリジナルストーリーです。実は日本は2014年、15年、16年と3年連続で世界ランキング1位を獲得している世界有数のボルダリング強豪国。ボルダリングは今、最も注目を集める、最もアツいスポーツと言っても過言ではありません。

物語は、廃部寸前のボルダリング部の主将・岡島が、新入生を勧誘することから始まります。大学卒業を控えた岡島は、今や自分一人となった部を存続させるべく、6人の新入生を必死で集める。が、集まった6人はゲームおたく、ダンス好き、元ドラマーなど一人を除いてクセの強い初心者ばかり。その上ボルダリングなんて楽勝~となめてかかっていたりして、前途多難極まりない。しかし、失敗を繰り返しながら競技に向き合う内に、次第にボルダリングの楽しさに目覚めていくメンバー。自分とも向き合い、絆が生まれ、励まし合い、本当の仲間になっていく。しかし、インカレの団体戦前に事件が起こってしまい…。
壁を超えるとまた新たな壁が出てくる、まるで人生のようなボルダリングを通して描かれる、笑いと涙と感動の青春群像劇です。

主演は、A.B.C-Zの塚田僚一。本作が本格的な映画初出演にして、初主演となります。
そして、一緒に夢に挑む仲間に、「滝沢歌舞伎」など、アクロバティックでパワフルな舞台を見せることで絶大な人気を誇るジャニーズJr.のSnow Manが選ばれました。
Snow Manもグループ6人での映画出演は初になります。本作への出演が決まって以来、随時ボルダリング合同練習を重ね、運動神経が良いだけではどうにもならないことを身をもって知った彼らは、以降、舞台、コンサートの合間を縫って、時間が許す限りインストラクターについてジムで自主トレに励みました。塚田もSnow Manメンバーも屈指の身体能力を持つ選りすぐりのキャストではありますが、プレッシャーを力にして、練習を怠ることなく、6月中旬のクランクインに向けて、今なお入念な準備を重ねています。特に塚田は、「ボルダリングでオリンピックを目指したい位!」と手ごたえも、意欲も気力も充分!インストラクターからも、短期間でよくここまで、と驚かれたとか。

メガホンを取ったのは、『ボクは坊さん。』の真壁幸紀監督。
話題性だけにとどまらず、失敗を重ねても、あきらめることなく仲間と一緒に挑戦を続ける姿をスクリーンに映し出します。観た人に爽やかな感動をもたらす青春物語、どうぞ、ご期待ください!

ストーリー

取手坂大学4年生の岡島(塚田)は焦っていた。卒業を間近にひかえ、ボルダリング部員が自分一人となった今、もはや廃部は決定的。青春をボルダリングに捧げてきた彼にとってそれは我慢出来ないことだ。存続最低人数は7人。となると新入生を6人勧誘は必至。ようやく河口(岩本)、新井(深澤)、桃田(渡辺)、高井戸(宮舘)、桑本(佐久間)、中道(阿部)を入部させることに成功するが、河口以外は初心者で、元ドラマーやゲームおたく、性格も一癖のある者ばかり。まずはルールの説明、そして基礎練習と、やることは山積みである。目指すは、インカレに出場し優勝すること!そのためには強豪の昇竜大学に勝たなくてはならない。個人選手権に出場し個人戦で腕試しをするメンバー。しかし決勝戦に残ったのは、岡島と河口だけ。河口は中学生の頃は将来有望なボルダリングの選手として知られていたのだが、ある事件をきっかけにボルダリングから遠ざかっており、このことには口を閉ざしたまま、未だに河口を苦しめていた。最後のホールドに手を伸ばすことが出来ない河口が倒れ、そして岡島も敗戦する。岡島は就職活動もしなければならず、これを最後に試合から引退をすることに決めていた。団体戦登録人数は6人。これからはお前らが頑張ってくれ、と告げ、ボルダリング部から離れていく岡島。負けたことに口惜しさを覚えたメンバーは、自分の得意なことを生かして団体戦に向けて戦略を練っていくことに。練習を重ね、手ごたえをつかみ始めたある日、彼らは山の岩場で練習しようと出かける。しかし、そこで昇竜大学のボルダリング部員と鉢合わせとなり、河口の過去の事件がきっかけで乱闘。それにより桑本が怪我を負ってしまう。大学の団体選手権大会はすぐそこ。メンバーは岡島に出場してほしいと頼むが…。

スタッフ

監督:真壁幸紀
脚本:川浪ナミヲ/高見健次
配給:松竹

キャスト

塚田僚一(A.B.C-Z)
岩本照 深澤辰哉 渡辺翔太 宮舘涼太 佐久間大介 阿部亮平
   (以上 Snow Man/ジャニーズJr.)

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