2017/カラー/シネマスコープ/DCP5.1ch/123分/配給:クロックワークス   【R15】

2017年10月28日(土) 新宿バルト9他全国ロードショー

(C)2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会

解説


ラブストーリーに夢を見られなくなった大人の女性たちに「究極の愛とは何か」と突きつけ、読者を虜にした沼田まほかるの 20 万部を超える人気ミステリー小説、「彼女がその名を知らない鳥たち」(幻冬舎文庫・刊)がついに映画化、10月28日(土)より全国ロードショー!メガホンを取るのは、『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』の白石和彌。ノンフィクションを原作に骨太な社会派エンターテイメントを作り出してきた彼が、初めて本格的な大人のラブストーリーに挑みます。

松坂桃李演じる水島は、高級デパートの時計売り場主任。端正なルックスと柔らかな物腰、一見誠実そうな風貌ながら、その実、自分の性欲のためだけに動いており、ロマンティックな夢や趣味を臆面もなく語るが内容は薄っぺら。十和子と不倫関係となる最低の男です。竹野内豊演じる黒崎は、十和子の昔の恋人であり、スマートで羽振りもよく女性を喜ばせる所作に長けているが、上昇志向が強く、自身の出世や保身のためなら女を道具に使うことも厭わない男。十和子と別れる時に、彼女の体にも心にも残る手ひどい仕打ちをした、水島に引けを取らない最低の男です。
蒼井優演じるクレーマーで自分勝手、陣冶の稼ぎで働きもせずぼんやりとだらだら過ごしているにも関わらず、彼を嫌悪しなじり他の男と関係をもつ女・十和子や、阿部サダヲ演じる不潔でちんけで下品で卑屈で下劣、十和子に異様な執着を見せる陣治に続き、これまた共感度0なクズなキャラクターたち。その他、村川絵梨、赤堀雅秋、赤澤ムック、中嶋しゅうら実力確かな俳優陣が脇を固めます。
また、松坂は蒼井・阿部と初共演、竹野内は蒼井と初共演。新鮮な組み合わせ&これまでに演じたことのないキャラクターを演じる彼らが、共感度0、不快度100からどのように心を震わす愛の物語に観客を連れていくのか、期待が高まります。

ストーリー

八年前に別れた男・黒崎を忘れられない十和子は、今は15歳上の男・陣治と暮らしている。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治を激しく嫌悪しながらも、彼の稼ぎで働きもせず日々を過ごしていた。ある日、十和子は黒崎の面影を思い起こさせる妻子ある男・水島と関係を持ち、彼との情事に溺れていく。そんな時、家に訪ねてきた刑事から「黒崎が行方不明だ」と知らされる。どんなに足蹴にされても文句を言わず、「十和子のためなら何でもできる」と言い続ける陣治が、執拗に自分をつけ回していることに気付いた十和子は、黒崎の失踪に陣治が関わっているのではないかと疑い、水島にも危険が及ぶのではないかと怯え始める――

スタッフ

監督:白石和彌  
原作:沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」(幻冬舎刊)
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント   
製作:2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会

キャスト

蒼井優 阿部サダヲ
松坂桃李 / 村川絵梨 赤堀雅秋 赤澤ムック・中嶋しゅう / 竹野内豊

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https://www.youtube.com/watch?v=k07lt_kqaW4&feature=youtu.be
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