ローサは密告された
原題: Ma' Rosa
2016年/フィリピン/110 分/配給:ビターズ・エンド
2017年7月、シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー!
解説
ローサには四人の子供がいる。彼女はマニラのスラム街で小さなコンビニエンスストアを経営しており、地元の皆に好かれている。
ローサとその夫ネストールは家計のため、本業に加えて少量の麻薬を扱っていたが、ある日逮捕されてしまう。ローサの子供たちは、腐敗した警察から両親の自由を取り戻すため奔走するのだった。
監督は45歳でのデビュー作「マニラ・デイドリーム」が2005年ロカルノ国際映画祭でヴィデオ・コンペ部門の金豹賞を受賞し、「第3黄金期」と呼ばれるフィリピンの映画シーンを牽引しているブリランテ・メンドーサ。
2008年の「サービス」以降、ほとんどの作品がカンヌ、ヴェネチア、ベルリン、と世界三大映画祭のコンペティション部門に出品され、第62回カンヌ国際映画祭では「KINATAY」で監督賞を受賞するなど世界的に評価されている。本作『ローサは密告された』は第69回カンヌ国際映画祭で、『パーソナル・ショッパー』のクリステン・スチュワート、『たかが世界の終わり』のレア・セドゥ、「ELLE」のイザベル・ユペールらを押しのけ、主演のジャクリン・ホセに主演女優賞をもたらした。
東南アジア最大のスラム街を擁するマニラ。この無法地帯で生きるある女の物語。
ストーリー
ローサはマニラのスラム街で小さな雑貨店を家族で経営している。家計のため、少量の麻薬を扱っていたが、ある夜、密 告からローサ夫婦は逮捕される。麻薬売人の密告要求、高額の保釈金……警察の要求は恐喝まがいだ。この危機をどう 脱するのか? ローサたち家族は、彼らなりのやり方で横暴な警察に立ち向かう。
スタッフ
監督:ブリランテ・メンドーサ
脚本:トロイ・エスピリトゥ
キャスト
ジャクリン・ホセ
フリオ・ディアス
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