原題: Quo vado?

2015年/イタリア/86分/配給:パンドラ

2017年5月27日

解説


『Viva!公務員』は、イタリア映画歴代興行収入トップの大記録を打ち立てたコメディである。子供のころからの夢だった安定した終身雇用の職(=公務員)に就いて15年のケッコ。だが、ある日、政府による公務員削減の対象になり、早期退職か移動かの選択を迫られる。リストラ担当者は、何としても彼を辞めさせようと、イタリア各地からついには北極圏にまで移動させる―。

ケッコ役のケッコ・ザローネは、出演作がいずれもイタリアでメガヒットしている大人気の喜劇俳優。本作は、監督でもあるヌンツィアンテとルカ・メディチ(ケッコ・ザローネの本名)との共同脚本で、この二人のコンビによるコメディの第4作目に当たる。

ストーリー

小学校の教室で教師が子供たちに将来の夢を聞いている。

獣医、音楽家、科学者と次々に答える子供たち。自分の番が来たケッコは、「公務員」と元気よく答える。目を丸くする教師。

 

幼いころからの夢をかなえてケッコは公務員になった。一生収入を保証される安定した職。しかもプライベートでは親がかりで生活費はゼロ。ママが美味しい食事をつくってくれ、身の回りの面倒もみてくれるから、恋人との結婚は先送りして、お気楽な独身生活を楽しんでいた。ところが、政府が公務員削減に乗り出したため、ケッコも対象となり、早期退職か移動かの選択を迫られる。リストラ担当のシローニさんはケッコをイタリア各地に始まり、外国にまで移動させ、遂には厳寒のノルウェーの離島に送り込む。ところが、ケッコはめげるどころか、離島の観測所の研究員ヴァレリアと恋仲になり、彼女と、それぞれ父親の違う彼女の3人の子どもと一緒に暮し始める。だが、公務員の職と特権にしがみつくケッコに愛想をつかしたヴァレリアは、ケッコの許を去ってしまった――。

スタッフ

監督:ジェンナーロ・ヌンツィアンテ

キャスト

ケッコ・ザローネ
エレオノーラ・ジョバナルディ
ソニア・ベルガマスコ
マウリツィオ・ミケリ
ルドビカ・モドゥーニョ
ニンニ・ブルスケッタ
パオロ・ピエロボン
アッズッラ・マルティーノ
リノ・バンフィ

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