ドリーム
原題:Hidden Figures
全米公開:2016年12月25日
2016年/アメリカ/127分/配給:20世紀フォックス映画
2017年9月29日(金)、TOHOシネマズシャンテ他、勇気と感動のロードショー!
(C)2016Twentieth Century Fox
解説
元祖リケ女=NASA女?働きウーマン!?
歴史的偉業の陰に存在した、最も意外な貢献者たち
1960年代初頭、旧ソ連との熾烈な宇宙開発競争での劣勢を覆すため、「宇宙飛行士ジョン・グレンを宇宙空間に送り出し無事に帰還させる」という合衆国の威信をかけた一大事業に尽力し、NASAの頭脳として最も重要な役割を担った3人の女性、キャサリン・ジョンソン(タラジ・P・ヘンソン)、ドロシー・ヴォ―ン(オクタヴィア・スペンサー)、メアリー・ジャクソン(ジャネール・モネイ)。大きな功績を残しながらも近年までほとんど語られなかった驚くべきこの3人の先駆者たちの物語は、性別や人種、世代を超え、すべての世代を大きな夢へと導いた感動の実話です。
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で第81回アカデミー賞(R)助演女優賞ノミネート、近年はテレビシリーズ「Empire 成功の代償」での活躍が目覚ましいタラジ・P・ヘンソンが主演を務める本作は、『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で第84回アカデミー賞(R)助演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサー、第89回アカデミー賞(R)作品賞に輝いた『ムーンライト』にも出演している個性派シンガーのジャネール・モネイ、さらにケビン・コスナー、キルスティン・ダンストといった実力と実績の確かな大スターたちが息の合った好演を見せていることでも話題を呼んでいます。監督は、日本でもスマッシュヒットを記録した『ヴィンセントが教えてくれたこと』のテッド・メルフィー。また本作に深く共感し、音楽に加え製作にも名を連ねるのが、7度のグラミー賞に輝く人気実力ともに頂点に立つミュージシャン、ファレル・ウィリアムス。彼の書き下ろした楽曲が、本作にポップでポジティブなテイストを添えています。
『ラ・ラ・ランド』を超える興行成績!全米を中心に高度飛行中!
全米では昨年末の限定公開を皮切りに大きな評判を呼び、年明けから拡大公開を迎えると『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を抜き去り全米映画興行ランキング1位を獲得。さらに本年度の第89回アカデミー賞(R)では3部門(作品賞、助演女優賞、脚色賞)にノミネートされるとその勢いは止まるところを知らず、公開から11週連続でのランキングTop10入りを果たしました。日本でも40億円を突破し大ヒット中の『ラ・ラ・ランド』を上回る興行成績を記録している超話題作です!
また現地時間5月7日(日)に開催された全米最大級の映画とテレビの祭典「2017 MTV Movie & TV Awards」において、映画とテレビの垣根を超え様々な作品がラインナップされる中、本作が見事に最優秀ヒーロー賞(タラジ・P・ヘンソン)、最優秀チャレンジ賞の2部門を受賞!MTV 視聴者を中心とした一般投票によって受賞作が決まるこの祭典で、歴史的な特大ヒットとなっている『美女と野獣』に並ぶ最多受賞を獲得!スタイリッシュかつエネルギッシュな本作は全米を魅了し続けています!
ストーリー
東西冷戦下、アメリカとソ連が熾烈な宇宙開発競争を繰り広げている1961年。ヴァージニア州ハンプトンのNASAラングレー研究所では、優秀な頭脳を持つ黒人女性たちが“西計算グループ”に集い、計算手として働いていた。リーダー格のドロシー(オクタヴィア・スペンサー)は管理職への昇進を希望しているが、上司ミッチェル(キルステン・ダンスト)に「黒人グループには管理職を置かない」とすげなく却下されてしまう。技術部への転属が決まったメアリー(ジャネール・モネイ)はエンジニアを志しているが、黒人である自分には叶わぬ夢だと半ば諦めている。幼い頃から数学の天才少女と見なされてきたキャサリン(タラジ・P・ヘンソン)は、黒人女性として初めてハリソン(ケビン・コスナー)率いる宇宙特別研究本部に配属されるが、オール白人男性である職場の雰囲気はとげとげしく、そのビルには有色人種用のトイレすらない。それでも、それぞれ家庭を持つ3人は公私共に毎日をひたむきに生き、国家の威信をかけたNASAのマーキュリー計画に貢献しようと奮闘していた。
1961年4月12日、ユーリ・ガガーリンを乗せたソ連のボストーク1号が、史上初めて有人で地球を一周する宇宙飛行を成功させた。ソ連に先を越されたNASAへの猛烈なプレッシャーが高まるなか、劣悪なオフィス環境にじっと耐え、ロケットの打ち上げに欠かせない複雑な計算や解析に取り組んでいたキャサリンは、その類い希な実力をハリソンに認められ、宇宙特別研究本部で中心的な役割を担うようになる。ドロシーは新たに導入されたIBMのコンピュータによるデータ処理の担当に指名された。メアリーも裁判所への誓願が実り、これまで白人専用だった学校で技術者養成プログラムを受けるチャンスを掴む。さらに夫に先立たれ、女手ひとつで3人の子を育ててきたキャサリンは、教会で出会ったジム・ジョンソン中佐(マハーシャラ・アリ)からの誠実なプロポーズを受け入れるのだった。
そして1962年2月20日、宇宙飛行士ジョン・グレンがアメリカ初の地球周回軌道飛行に挑む日がやってきた。ところがその歴史的偉業に全米の注目が集まるなか、打ち上げ直前に想定外のトラブルが発生。コンピュータには任せられないある重大な“計算”を託されたのは、すでに職務を終えて宇宙特別研究本部を離れていたキャサリンだった……。
スタッフ
監督:セオドア・メルフィ
製作:ドナ・ジグリオッティ
ピーター・チャーニン
ジェンノ・トッピング
ファレル・ウィリアムス
セオドア・メルフィ
製作総指揮:ケビン・ハローラン
原作:マーゴット・リー・シェッタリー
脚本:アリソン・シュローダー
セオドア・メルフィ
キャスト
タラジ・P・ヘンソン
オクタビア・スペンサー
ジャネール・モネイ
ケビン・コスナー
キルステン・ダンスト
ジム・パーソンズ
マハーシャラ・アリ
オルディス・ホッジ
グレン・パウエル
キンバリー・クイン
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