原題:DEAD OR ALIVE 2

伝説は、ついに、第2章に突入した…。

2000年/カラー/ビスタ/ステレオ/97分 配給:大映株式会社

2001年3月9日DVDレンタル開始/2001年6月21日DVD発売開始 2001年3月9日ビデオレンタル開始 2000年12月2日よりテアトル新宿にて”世紀越し”レイト・ロードショー! 2000年11月25日(土)〜12月1日(金) 『DEAD OR ALIVE 犯罪者』テアトル新宿にて限定レイト上映決定!

公開初日 2000/12/02

公開終了日 2001/01/19

配給会社名 0058

公開日メモ 第12回東京国際映画祭アジア映画賞スペシャルメンションを受賞し、見るもの全てを圧倒した「DOA」待望の第2弾が、遂に完成した。まさしく今世紀最大最後の、そして新世紀最初の奇跡が、スクリーンに炸裂する!

解説



全編みなぎる未曾有の超ハイテンションと、度肝を抜く予測不能なストーリー展開で日本映画界に大きな風穴をあけた「DEAD OR ALIVE 犯罪者」。
第12回東京国際映画祭アジア映画賞スペシャルメンションを受賞し、見るもの全てを圧倒した「DOA」待望の第2弾が、遂に完成した。まさしく今世紀最大最後の、そして新世紀最初の奇跡が、スクリーンに炸裂する!
2000年第29回ロッテルダム国際映画祭映画批評家連盟賞とオランダ映画ジャーナリスト賞を受賞し、98年の米国「TIME」誌には、これから活躍が期待される監督として日本人ではただ一人選出された三池崇史が、再びBIG2竹内力☆哀川翔と再会した。
果たして今回3人は、何をしでかしてくれるのか?

前回暗黒パワーで地球を破壊した3人が、今度は再生を求めて楽園を目指す。”生きていても仕方のないクズ”を殺し、その報奨金で発展途上国の子供たちへのワクチンを買う、”天使”の力☆翔が、暗黒街にはばたく。この誰もが予想だにしなかった新展開に、前作を上回る豪華なキャスト陣が集結した。
後頭部から旗を出す謎のマジシャン東野に、三池監督絶賛の塚本晋也。「鉄男」「双生児」「パレット・バレエ」で三池同様ハリウッドからも注目される塚本監督の熱演は、三池監督をして「最強のインパクト」と言わしめた。
力☆翔演じる”魂の双子”シュウとミズキの幼馴染コーへ一には、「金融腐蝕列島呪縛」「歯科医」の遠藤憲一。二人の心の楽園、隠岐チブリ島に暮らす漁師を素朴に演じ、画面に伸びやかさを与えている。
そしてその妻チエコには、着実に女優としてのキャリアを積んでいる青田典子。隠岐の美しい自然の中、コーへ一と共にシュウとミズキを迎える、故郷のような女性をあたたかく演じている。
 晴天でもピンクの傘をさし、甲高いオカマ笑いも無気味な情報屋テルに、「ラブ&ポップ」「ガメラ3邪神<イリス>覚醒」の手塚とおる。
「DOA」からの連投は、大杉漣、田口トモロヲ、山口祥行。各々短い登場ではあるが、強烈な印象を残している。
 そして、今回二人の前に立ちはだかるのは、謎のビジュアル系殺し屋3人組。その名も、BOO,HOO,WOO。面と向かい合っていても携帯のメールでやりとりをするという、国籍不明・前代未聞の殺し屋である。
切れ長の瞳が涼しし、BOOに、初出演初主演の「ジェネックスコップ2」が控えるエディソン・チェン(from Hong Kong)。日本映画はもちろん初出演だが、友人のダニエル・ウーに薦められ、出演前に「DOA」を見ていたという三池ファン。
 HOOには、キックボクシング界の銀狼、魔裟卦。ヴェルファーレ六本木で行なわれた大会を、女性ファンで一杯にした全く新しいトップファイターだ。
11月1日にはK-1に参加し世界チャンピオンを目指す。もちろん映画は初出演だが、堂々の演技を披露した。WOOは、今回のシークレット・ゲスト。
他、BOO,HOO,WOOに二人の始末を依頼する黒い帽子の女で、「浪人街」「男たちの描いた絵」の伊佐山ひろ子も出演。
今回全く新しい「DOA2」の世界を脚本にしたのは、日本映画学校で三池崇史の後輩にあたるNAKA 雅 MURA。「岸和田少年愚連隊 望郷」「中国の鳥人」「アンドロメディア」に継ぐ参加となる。
撮影は、アメリカのインディーズで活躍し、「漂流街」のLAパートもバックアップした、田中一成。欲望の大都会と、楽園・隠岐チブリ島を対照的に描き出す。
 音楽は、「鉄男」「双生児」等、塚本晋也監督作品で活躍する石川忠が担当。
今回、遠藤浩二の「DOA」とのカップリングによる、「DOA2」のオリジナル・サウンドトラック盤が、カルチュア・パブリッシャーズから発売されることが決定した。

伝説は、ついに、第2章に突入した…。

ストーリー



シュウとミズキ———二人はかつて同じ孤児院で育った幼馴染み。天涯孤独の二人であったが、肉親よりも誰よりも深い絆で結ばれていた。しかし、そんな二人は少年時代、離れ離れになってしまう。その後、二人が再び出会うことは一度もなかった。
ミズキは、今はスナイパーとして生きていた。
ある日、ミズキは荒川組組長狙撃の依頼を受けた。敵対する墨田組が雇ったのだった。墨田組は、新たに台頭してきた中国系組織の仕業にしようと目論んでいた。ビルの屋上で、ライフルのスコープの視界が組長の頭を狙いすました。一発の銃声が鳴り響くと同時に、暴力団組織の一大抗争の幕は切って落とされるのだ。ミズキが引き金を引こうとした、その瞬間、組長の頭部から鮮血が飛び散った!それは、ミズキが放った弾丸ではなかった。組長のそばにいた、ある幹部が発砲したのであった。さらに、その男は周囲の組員達を次々に撃ち殺し、何処かへ去っていった。呆然とするミズキ、そして我が目を疑った。その男はシュウだった…。
ミズキは、隠岐群島内のチブリ島へ向かった。シュウが何処かに逃げるとしたら、少年時代ともに過ごした孤児院のあるチブリ島ではないかと感じたからだ。そして、二人は引かれ合うかのように出会った。まさに、運命の再会であった。
二人は悪夢から覚めたように、かつての時間を取り戻した。輝く海、青い空、島の風、そして透明な光の中で。二人はもう一人の幼馴染みコーへ一を訪ね、また孤児院を訪ね、院長と再会を果たした。しかし、かつてのような生活に完全に戻り切ることはできなかった。
その頃、東京では様々な憶測が飛び交う中、血で血を洗う三つ巴の抗争劇が勃発。
同時に、それぞれの組織は証拠隠滅と復讐のために、シュウとミズキを始末しようとしていた。ミズキの仲介人だった東野も、惨殺されてしまう。
二人は大阪に渡り、コンビで暗殺の仕事をはじめた。それは、ミズキの提案であった。「生きててもしょうがねえ馬鹿一人殺して、300万貰ったとすんじゃん?そしたら10万人くらいの子供がワクチン注射打てるんだよ。いいだろ、コレ?」
「付き合うよ…」シュウはそれに乗った。
シュウとミズキは、”生きててもしょうがねえ馬鹿”を次々に始末していった。そして手に入れたギャラを、明日の命の知れない発展途上国の子供達に送った。そんな日々に、二人は充実感を覚えた。
しかし、始末されていった人間たちからの報復が、二人に迫りつつあった。
そして、遂にある日、二人のもとに、三人の殺し屋があらわれた…。

スタッフ

製作:黒沢満、土川勉
企画:武内健
プロデューサー:増田欣宏、岡田真、木村俊樹
脚本:NAKA雅MURA
監督:三池崇史
撮影:田中一成
照明:清野俊博
美術:石毛朗
録音:白取貢
編集:島村泰司
音楽:石川忠
オリジナル・サウンドトラック:カルチュア・パブリッシャーズ
協力:隠岐観光協会
制作協力:エクセレントフィルム
製作:大映株式会社、東映ビデオ株式会社

キャスト

シュウ:竹内力
ミズキ:哀川翔
コーへー・遠藤憲一
チエコ:青田典子
BOO:EDISON CHEN
HOO:魔裟斗
WOO:?
院長:港雄一
トシ兄:森羅万象
うまなみじろう:山口祥行
彗星を観察するカメラマン:田ロトモロヲ
黒い帽子の女:伊佐山ひろ子
情報屋テル:手塚とおる
画家:大杉漣
マジシャン東野:塚本晋也

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