原題:Suffering of Ninko

第21回釜山国際映画祭A Window on Asian Cinema部門第35回バンクーバー国際映画祭 2016

2016年/日本/カラー/70分/配給:ポニーキャニオン

9月23日(土) 角川シネマ新宿にて公開

© TRICYCLE FILM

解説

快進撃の皮切りは2016年に開催されたバンクーバー国際映画祭。ワールドプレミア上映が決定するや否や、無名の新人監督の作品にも関わらず即完売。その評判は瞬く間に世界に広がり、釜山国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭などに続々出品が決定。
手掛けたのは期待の若手監督・庭月野議啓(にわつきののりひろ)。フリーの映像ディレクターとしてCM制作などを手掛ける傍ら、クラウドファンディングなども募りながら4年の歳月をかけて完成させました。誰よりも実直なのに煩悩に翻弄される僧侶と、刀に魅入られ人斬りとなった侍、そして男の精気を吸い取る妖怪(あやかし)が邂逅する摩訶不思議な世界を、実写とアニメーションを融合させるなど、映像の現場で培った様々な技術を駆使して一遍の魅力的な妖怪譚として昇華させています。

ストーリー

謹厳実直な仁光(にんこう)という名の僧侶がいた。仁光は他の誰よりも修行に励む僧侶の鑑だったが、そんな彼にも悩みがあった。 それは、女に異常にモテること― 町の若い娘から、熟れた女房、枯れ果てた老女にいたるまで、仁光に夢中になり群がってくるのだった。ある日の逢魔ヶ刻(おうまがどき)、仁光は不思議な少女に出逢い、その魔性を開花させてしまう。周囲を惑わす自らの不徳を恥じ己を見つめ直すための旅に出た仁光は、 道中知り合った浪人・勘蔵と共に山を越え、とある寒村にたどり着く。そこでは村人たちが、男の精気を吸い取って殺すという妖怪(あやかし)・山女(やまおんな)に頭を悩ませていた。仁光と勘蔵は山女の退治を頼まれるが、仁光は―

スタッフ

監督・脚本:庭月野議啓
撮影:オカザキタカユキ
山本俊一郎
照明:竹本勝幸
録音:広瀬蓉子、檜谷篤史
助監督:増田秀郎、目羅嘉也
編集・VFX・アニメーション:庭月野議啓
VFX・3DCG:横原大和
グレーディング:タキユウスケ
音楽:オフィス樋口

キャスト

辻岡正人
若林美保
岩橋秀太
有元由妃乃

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