原題:Sonita

第11回 UNHCR難民映画祭

2015年/ドイツ・スイス・イラン合作/カラー/91分配給:ユナイテッドピープル

2017年 10 月 21 日(土)よりアッ プリンク渋谷他にてロードショー

© Rokhsareh Ghaem Maghami

公開初日 2017/12/予定

配給会社名 1239

解説

18 歳のソニータの理想の両親はマイケル・ジャクソンとリアーナ。もしパスポートを持っていたら名前はソニータ・ジャクソンにしたいと言う。スクラップブックに書いた夢は有名なラッパーになること。しかし、現在の彼女のファンはイランの首都テヘランの子ども保護施設の子どもたちだけ。パスポートも滞在許可証もなく、アフガニスタンのタリバンから逃れてきた難民の彼女は、不法移民としてこの施設で心の傷を癒やすためのカウンセリングや将来のアドバイスを受けている。一方で彼女の家族は全く別の将来を準備していた。アフガニスタンに住む親は、古くからの習慣どおりにソニータを見ず知らずの男性に嫁がせようとする。花嫁の値段は 9,000 ドル。女性が歌うことが許されないイランで、ソニータはどうしたらラッパーになる夢を叶えることが出来るのだろうか?ロクサレ・ガエム・マガミ監督は、取材対象の人生に関与すべきかどうか悩みながらも、この問に答えるようにソニータの夢と人生に深く関わることとなる。ソニータは母親から迫られる強制結婚から逃れるため、そして有名なラッパーになるという夢を追うため、自らの人生を歌うことで切り拓こうとする。

ストーリー

タリバンの影響力が強まるアフガニスタンから難民として 10 歳の頃にイランへと逃れた少女ソニータ。
彼女はテヘラン郊外の貧困地域に帯在許可書なく不法滞在する。子ども支援団体が運営するシェルターで教育を受ける彼女の将来の夢はラッパーになることだが、アフガニスタンに住む親は、古くからの習慣どおりに彼女を見ず知らずの男性に嫁がせようとする。花嫁の値段は 9,000 ドル。この資金は兄の結婚の結納金となる。自分の夢を追いかけたいソニータに結婚する気はない。しかし、家族との関係も失いたくない。ジレンマを抱えながらも彼女はラップのビデオクリップを製作すると、運命を変える出来事が起きる。果たしてソニータは人生を変えるチャンスをものにする事ができるのか?友だちが次々と結納金と引き換えの結婚を強いられるなか、ソニータはアフガニスタンの少女たちが抱える悩み、悲しみや怒りをラップに込めて歌い続ける。そして次第に才能を開花させ、運命を変えていく。

スタッフ

監督:ロクサレ・ガエム・マガミ
製作総指揮:ゲルト・ハーク
プロデューサー:アリン・シュミット、カースティン・クリーク、ロクサレ・ガエム・マガミ
編集:ルネ・シュヴァイツァー
音楽:ソニータ・アリザデ、セパンダマズ・エラヒ・シラジ
制作:TAG/TRAUM
共同製作:INTERMEZZO FILM、 ロクサレ・ガエム・マガミ、NDR、RTS、SRG SSR、 DR
原題:Sonita
配給:ユナイティッドピープル

キャスト

ソニータ・アリザデ、ロクサレ・ガエム・マガミ

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す