◯第16回 TAMA NEW WAVE グランプリ/ベスト男優賞/ベスト女優賞 ◯SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016 長編コンペティション部門 公式出品作品 ◯オランダ カメラジャパン・フェスティバル2016 公式出品作品

2015年/日本/カラー/98 分 / DCP / 4:3 / 5.1ch / 配給:トラヴィス

2016年12月3日(土)より渋谷ユーロスペースにてレイトショー

©東京藝術大学大学院映像研究科

公開初日 2016/12/03

配給会社名 1274

解説


■プロレス×恋愛×活劇!日本映画界に若き才能の誕生

——男と女とプロレスと。痛くても、その痛みを信じて生きていく。
何と?通販会社が、起死回生の為に通販番組でプロレス団体、設立!
選手はプロレス経験もない、しがない社員たち。しかし、ひとりの女性社員を巡って恋の炎に火が付いた男たちは仕事も恋もガチの真剣勝負に挑んでいく・・・!
恋のファイターたちが戦いの末に見た予想外のジャッジとは?
奇想天外なメタフィクションの恋愛格闘活劇を作ったのは『ハッピー・アワー』(15)の濱口竜介、『ディストラクション・ベイビーズ』(16)の真利子哲也など、気鋭の新人監督を生んでいる東京藝術大学大学院映像研究科出身の堀江貴大。今年の文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」での監督作『はなくじらちち』(16)も評判を呼んだ。主人公の星野を演じるのは、『溺れるナイフ』(16)などに出演、さらに監督作『故郷の詩』(12)も話題となった嶺豪一。ヒロインの葵役には『螺旋銀河』(14)での好演が印象的な澁谷麻美。他、『百円の恋』(15)での怪演が忘れ難い坂田聡、若手監督作品には欠かせない存在の芹澤興人ら、個性派俳優陣が結集。

第16回 TAMA NEW WAVEでは主演男優賞&主演女優賞&グランプリと3冠受賞を果たした本作。その卓越したアイデアと往年のハリウッド映画を思わせる恋とファイトの熱き駆け引き。ここに、新時代のエンターテインメントが誕生した。

ストーリー




倒産寸前の通販会社の映像制作部門で働くAD・星野(嶺 豪一)は、社長・坂口(坂田 聡)が突如始めたプロレス同好会に先輩の司会者・戸田(吉家翔琉)とともに引きずり込まれる。プロレスをする星野の姿に自分がかつてアマチュアプロレス団体に所属していた時のライバル・ベンジャミン前川の面影を重ねとった坂口は、一生懸命な星野に肩入れし始めていく。プロレス同好会の練習風景を撮影していた宇野(芹澤興人)は撮影した動画を無断でネットにアップロードし、視聴者の間で話題を呼ぶ。それを知った坂口は会社の命運をかけプロレスと商品紹介を融合した新番組を開始する事を宣言する。

負け役レスラーとして起用された星野は看板司会者の戸田に惨敗するという坂口の書いた初戦のシナリオ通りに初戦を終える。同僚であり星野の彼女でもある葵(澁谷麻美)は、星野が楽しそうにプロレスをしている姿をどうしても素直に受け入れることができず、戸惑いを感じるのだった。会社に入ってから日のあたらない日々を送っていた星野が唯一見いだした活躍の場所であるプロレスのリング。プロレスにのめり込んで傷ついていく星野を葵は止めようとするもその声が星野に響く事がなかった。拗れていく星野と葵の関係。一方で、葵に恋心を抱いている戸田は、星野から葵を奪い取ろうとライバル心を燃やしていく。星野対戸田の第二戦を翌日に控えた夜、坂口は、星野が戸田に勝つというシナリオを発表する。そして迎えた第二戦。試合は坂口の書いたシナリオ通りに進んでいくかと思われたが…。

スタッフ

監督・脚本 : 堀江貴大
脚本 : 木村孔太郎
音楽 : のっぽのグーニー
プロデューサー : 江本優作
撮影 : 謝君謙
美術 : 佐藤有望
録音・整音 : 佐々木淳一
編集:青木可恋
宣伝デザイン:中平一史(ビーモ)
製作:東京藝術大学大学院映像研究科
配給:トラヴィス(細谷隆広)

キャスト

嶺豪一
澁谷麻美
吉家翔琉
坂田聡
大沼百合子
芹澤興人
Jean
礒部泰宏
岩井堂聖子
川合空
中村圭太郎
ほか

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