原題:The Rainbow Thief

鬼才アレハンドロ・ホドロフスキー監督が映画史に名を刻む3名優たちと コラボした幻の未公開作品が、26年の時を経て日本で緊急公開!

1994年1月19日フランス公開

1990年イギリス映画/92分/カラー/ステレオ/ビスタサイズ(ヨーロッパ・ビスタ) 配給:アーク・フィルムズ 配給協力・提供:是空 協力:TCエンタテインメント

2016年11月12日(土)より渋谷アップリンクほか全国順次公開

© 1990 Rink Anstalt / © 1997 Pueblo Film Licensing Ltd

公開初日 2016/11/12

配給会社名 1217

解説


この度、独特の映像美と世界観から世界中のファンを虜にするアレハンドロ・ホドロフスキー監督が、アカデミー賞®名誉賞受賞ピーター・オトゥール、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞オマー・シャリーフ、そしてドラキュラ伯爵役や『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『スター・ウォーズ』シリーズへの出演も記憶に新しいクリストファー・リーという名優3人を配し、『サンタ・サングレ/聖なる血』に続く長編第6作目として創り上げた『ホドロフキーの虹泥棒』が、11月12日(土)より渋谷アップリンクほか全国順次公開が決定いたしました。

メキシコで深夜上映されて大ヒットし、ジョン・レノンやアンディ・ウォーホルといったアーティストに絶賛され、カルト映画の代名詞となっている『エルトポ』(70)、そして『ホーリー・マウンテン』(73)で日本でも知られるアレハンドロ・ホドロフスキーが、英国に呼ばれて監督した初のメジャー資本大作であり、1990年にヨーロッパのみで公開されたものの、アメリカや日本でも完全未公開でありましたが、今回、ホドロフスキー監督自らの監修によるディレクターズ・カット版(92分・公開当時は87分)が完成し、日本でも陽の目を見ることになりました。

主演のピーター・オトゥールとオマー・シャリーフは、『アラビアのロレンス』(62)で初共演し、その後『将軍たちの夜』(67)で再共演して以来の3度目の共演作もありますが、すでにこの世を去った3名優と鬼才ホドロフスキー監督が組んでどんなものになっているのか、映画ファンにとっても興味深い作品になっております。

ストーリー






ルドルフ(クリストファー・リー)は飼い犬のダルメシアンにしか興味がない風変わりな大富豪。ある夜、彼の遺産にしか興味のない親族を招いて晩餐会を開いたが、そのさなかルドルフの常連の売春婦達−レインボウ・ガール−が到着する。招待客を差し置いて乱痴気騒ぎをするルドルフだったが、その場で心臓発作になり昏睡状態に陥ってしまう。早くも親族たちは遺産について言い争うが、ルドルフと同じく風変わりな甥のメレアーグラ(ピーター・オトゥール)に全ての遺産が渡ってしまうのではないかと気が気では無かった。親族たちのやり取りを聴いてしまったメレアーグラは愛犬クロノスと共にその場を静かに去ってしまう・・・。そして5年後、メレアーグラはコソ泥のディマ(オマー・シャリーフ)と地下下水道で暮らしていた。愛犬のクロノスは既に死んでしまっていたが、二人はメレアーグラの叔父ルドルフの死と相続できるであろう遺産を待ちわびて日々を暮らしていたのだが——。

スタッフ

監督:アレハンドロ・ホドロフスキー『エル・トポ』『リアリティのダンス』『ホドロフスキーのDUNE』
脚本:ベルタ・ドミンゲス・D『王子と乞食』  
製作:ヴィンセント・ウィンター、ヴァルデマール・ズィーキ   
製作総指揮:ヨハネス・ヴァイネック
撮影:ロニー・テイラー『ガンジー』『遠い夜明け』
編集:マウロ・ボナーニ『サンタ・サングレ/聖なる血』
音楽:ジーン・ミュージィ

キャスト

ピーター・オトゥール
オマー・シャリーフ
クリストファー・リー
ジョアンナ・ディケンズ
イアン・デューリー

LINK

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