2016年/日本/カラー/??分/ 配給:日活

2016年11月26日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開

(C)2016 日活

公開初日 2016/11/26

配給会社名 0006

解説


ロマンポルノの女王・白川和子がSMクラブのマダム役でカメオ出演。若かったら主演をやりたかった!と脚本を絶賛。
白石監督の秘蔵っ子女優・井端珠里が、映画初主演作で、果敢に濡れ場に初挑戦!
田中登監督ロマンポルノ傑作『牝猫たちの夜』をオマージュし、オリジナル脚本で挑む白石和彌監督の最新作。

白石和彌監督の初ロマンポルノ作品が『牝猫たち』に決定。ロマンポルノの名匠・田中登監督の1972年の作品『牝猫たちの夜』にオマージュを捧げた、白石監督自身の脚本による完全オリジナル作品。田中登監督は、映画としても傑作と名高い『(秘)色情めす市場』の監督で、白石監督は自身の長編デビュー作『ロス・トパラダイス・イン・トーキョー』で本作をオマージュしていたほど。田中登監督の『牝猫たちの夜』は、新宿を舞台に風俗嬢の日常を描いた傑作。白石監督の『牝猫たち』は、池袋で働くデリヘル嬢たちの物語を軸に描かれる群像劇で、ネットカフェ難民、シングルマザー、不妊症…それぞれの悩みを抱えながら、明日に向かって性活する女たちとそれを取り巻く男たちの可笑しくて、ほろりと切ないドラマに仕上がっている。
デリヘル嬢の一人で、主人公を演じるのは、気鋭の女優・井端珠里。白石監督は、約10年前の師匠・若松孝二監督の『17歳の風景』の助監督としてついていた際、井端を若松監督に推薦していた。10年後の再会で運命的なものを感じ、主演に抜擢した。

井端は、濡れ場にも果敢に挑戦し、さらにロマンポルノの女王・白川和子の前で亀甲縛りの姿も披露している。ロマンポルノで描かれ続けてきた逞しく生きる等身大の現代女性の心情を描いた本作が映画初主演となった。

本作にはロマンポルノの女王・白川和子が、SMクラブのマダム役としてカメオ出演。白川和子は、日活ロマンポルノの記念すべき第一作目『団地妻 昼下がりの情事』に出演し、日活ロマンポルノのトップ女優に。白石監督の『凶悪』にも出演しており、白石組は2作目となる。先生(リリー・フランキー)と須藤(ピエール瀧)によって殺害される第一の被害者、牛場悟(ジジ・ぶぅ)の妻・牛場百合枝を演じ強烈な印象を残していた。今回、白石和彌監督の脚本を読んで「脚本(ホン)が素敵だったから、私が若い頃にこの脚本と出会っていたら主演をやりたかったな。」と絶賛している。

ストーリー





池袋の夜街を漂う3人の女。呼び出された男たちと体を重ね、また夜が明ける。ネットカフェ難民、シングルマザー、不妊症…それぞれの悩みを抱えながら、明日に向かって性活する女たちとそれを取り巻く男たちの可笑しくて、ほろりと切ない群像ドラマ。
ロマンポルノで描かれ続けた逞しく生きる女性たちのいま現在を白石和彌監督が活写する。

スタッフ

監督・脚本:白石和彌
撮影:灰原隆裕 
照明:舟橋正生 
録音:浦田和治 
美術:田村隆司
編集:加藤ひとみ
音楽プロデューサー:和田亨
音楽:野村卓史
音響効果:柴崎憲治

キャスト

井端珠里
真上さつき
美知枝
白川和子
ほか

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す