原題:The People vs. Fritz Bauer

2017年アカデミー賞®ドイツ代表最有力/ドイツ映画賞 最多6部門受賞

ドイツ映画祭2016

2015年/ドイツ/シネマスコープ/105分/ 配給:クロックワークス/アルバトロス・フィルム

2017年1月 Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー

© 2015 zero one film / TERZ Film

公開初日 2017/01/予定

配給会社名 0033/0012

解説


本作は、長らく封印されていたナチス・ドイツ最重要人物アドルフ・アイヒマン拘束に関する<極秘作戦>の裏側の真実を濃密かつサスペンスフルなタッチで描ききり、権威あるドイツ映画賞で作品賞、監督賞、脚本賞など最多6冠に輝き、世界中の映画祭を席巻。
ドイツやヨーロッパ公開時に多くの動員を記録し話題となったスリリングなサスペンス・ドラマ。

 第二次世界大戦後、数多くの重要戦犯が海外へ逃亡し、ナチス・ハンターによる執拗な追跡作戦が繰り広げられたが、そのうち最も悪名高きナチス戦犯のひとりが、600万人を強制収容所へ移送させたアドルフ・アイヒマンだった。
その後1960年に潜伏先のアルゼンチンでイスラエルの諜報機関モサドに拘束され、翌年エルサレムの法廷へと引きずり出され世界中に中継された“アイヒマン裁判”は当時の人々に衝撃を与えた。

 ドイツの気鋭監督ラース・クラウメが完成させた『アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男』は、モサドによる捕獲作戦を実現へと導いた陰のヒーローというべきひとりのドイツ人・検事長フリッツ・バウアーにスポットを当てた実録ドラマ。
歴史上極めて重要なこの人物は、いかにして消息不明のアイヒマンを発見し、追いつめていったのか。

 主演は『ブリッジ・オブ・スパイ』『ヒトラー暗殺、13分の誤算』などドイツだけではなくハリウッドでも活躍している“ドイツ映画界の大スター”ブルクハルト・クラウスナー。
共演に『あの日のように抱きしめて』『東ベルリンから来た女』などに出演し女性からの人気も高いロナルト・ツェアフェルト。
そのほか、ドイツ内外で活躍する俳優たちが揃った。

ストーリー


1950年代後半のドイツ・フランクフルト。検事長フリッツ・バウアーはナチスによる戦争犯罪の告発に執念を燃やしていたが、
未だ大勢の元ナチス党員が政治の中枢に残りあらゆる捜査は遅々として進まなかった。
そんなある日、バウアーのもとに数百万人のユダヤ人を強制収容所送りにした親衛隊中佐アドルフ・アイヒマン潜伏に関する手紙が届く。
アイヒマンの罪をドイツで裁くため、ナチス残党が巣食うドイツの捜査機関を避け、イスラエルの諜報機関モサドにコンタクトをとりアイヒマンを追い詰めていく。
しかしその頃、フランクフルトではバウアーの敵対勢力が、彼の失脚を狙って狡猾な謀略を巡らせていた…。
『顔のないヒトラーたち』前日談的エピソード。

スタッフ

監督:ラース・クラウメ 
配給:クロックワークス/アルバトロス・フィルム

キャスト

ブルクハルト・クラウスナー
ロナルト・ツェアフェルト
リリト・シュタンゲンベルク
イェルク・シュットアウフ
セバスチャン・ブロムベルク

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す