2006 年に実際にあった事件を基に、ある夫婦の秘密を描く

2015 年/日本/カラー/83 分/HD/ 配給:アルゴ・ピクチャーズ

2016 年 11 月下旬渋谷ユーロスペースにてロードショー

©2016 ひかりをあててしぼる製作委員会

公開初日 2016/11/予定

配給会社名 0090

解説


『ひかりをあててしぼる』は、本作の監督でもある坂牧良太が、2011 年に同事件を基に、舞台化。夫婦の愛と憎悪のぶつかりあいを観客が覗き観るような展開が話題になり、カルト的人気を博した。そして自らメガホンを取り映像化。
奇しくも事件から 10 年目となる 2016 年に渋谷で公開となる。

主人公・谷中浩平役を演じるのは『リリィ・シュシュのすべて』や『ヘヴンズ ストーリー』など多くの映画で常に強い存在感を放ってきた、忍成修吾。妻・智美役に、『非バランス』のヒロインとして 10 代でデビューし、近年『渇き』や『くらげとあの娘』などで大人の魅力を開花させた派谷恵美。浩平の親友・巧役に舞台を中心に活躍中の永山たかしが、二人の間で悩み苦しむ姿で新境地を見せている。

ストーリー

世界一残酷で 世界一ピュアな夫婦の物語——
谷中浩平(忍成修吾)は、いわゆる普通のサラリーマン。ある日、友人の巧(永山たかし)と合コンに参加、そこにいた美しい女・木下智美(派谷惠美)に一目惚れする。浩平と智美は急接近し、やがて結婚することになる。当初は幸せな夫婦生活だった。
しかし、虚栄心の強い智美は浩平を振り回すようになり、やがて二人の間に溝ができていく。自由を奪われたくないので、できた子供も堕胎を選ぶ智美。人に羨ましいと言われる生活をするため、高級マンションに住む。その為に借金をする…。
智美に嫌われたくないと、必死に理想の夫を目指す浩平。しかし、ついに溜まっていた不満が爆発、智美に暴力を振るうようになる。体中痣だらけになるほど暴力を受けつづける智美。しかし、智美もまた浩平に依存していき、逃げ出す事なく暴力を甘んじて受けつづける。そのことを密かに知った巧は、智美を助けようとするが、逆に二人の間でボロボロになっていく。そして彼らが迎えた結末は、他人から見れば悲劇的なものだったが、智美にとってはある意味、幸せとも言えるものだった……。

スタッフ

監督:坂牧良太
脚本:宮崎大祐、坂牧良太
プロデューサー:古賀奏一郎、松江勇武、竹村喜美江
撮影監督:古屋幸一
照明:加藤大輔
録音:岩間翼
美術:大藤邦康
編集:坂牧良太
音楽:下石奈緒美
主題歌:小南泰葉/「白闇」(ユニバーサルミュージック合同会社)
配給宣伝:アルゴ・ピクチャーズ

キャスト

忍成修吾
派谷恵美
桜井ユキ
Erina
江口亜衣子
川連廣明
真田幹也
永山たかし

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