カーラヌカン
沖縄の大自然を舞台にした“川の神“の純愛物語
2017年/日本/カラー/
2017年公開
ⓒ『カーラヌカン』製作委員会
解説
このたび、吉本興業グループは浜野安宏氏(映画監督・ライフスタイルプロデューサー)とタッグを組み、長編映画を製作致します。沖縄やんばる、八重山の森と川と滝と海を極めて鮮明な映像で捉え、沖縄の文化を織り交ぜながら至上の幸せをもたらす“川の神“につつまれた愛の物語『カーラヌカン』(カーラ:川、ヌ:の、カン:神)という作品を製作し、世界の現代人へ、愛に生きる大切さを深々と訴えます。公開は、2017年を予定しています。
そして、本日は今作品の主演男優が決定しましたのでご案内申し上げます。ミュージシャンの活動だけには留まらず、ドラマやハリウッド映画で俳優としても活躍する沖縄県出身の才能溢れるアーティスト・GACKTが決定致しました。役柄は、仕事にも女性にも自信家で、類い稀な美しい身体と美貌を持つ40歳前後の男性の役を演じます。
また、主演男優の決定を受けまして、沖縄の大自然が似合う、美しく野生美を纏う主演女優オーディションの応募締め切りを、2月29日(月)まで延長致します。4月21日(木)〜24日(日)に沖縄県で開催される「島ぜんぶでおーきな祭-第8回沖縄国際映画祭-」(http://oimf.jp)にて、最終オーディションの実施を予定しています。
世界の過剰な都市文明が、人間に解放した欲望に応えることなく独り歩きを始めている、混沌と不毛の現代です。
浜野安宏監督が、ライフスタイルプロデューサーから映画監督になって表現し、あらゆる自然生物に感謝して共生する、喜びに満ちた愛と平和を訴えた愛の物語です。
ストーリー
世界を舞台に活躍する写真家の大山光は、よく引き締まった身体、優しい面影をもつ美 男である 。沖 縄 八 重山 諸島 地 域 の自然 を背景に 、美しい 姿 態 の 美 少 女 、石垣 真 海 の 写 真 集 を撮 影していた。西表島 の 美しい滝の下で、生 成りの芭 蕉 布を 纏った真 海 は、まるでイリオモテヤマネコが獲物を狙う様なポーズをとる。突然、滝上から強い太陽光線が大山を突き刺し、目の前が真っ白になる。気がつくと、真海が忽然と消えてしまっていた・・・美少女はまるで光に吸い込まれるように消えてしまったのだ。
それから4年間、大山は理由がわからないまま、八重山の奥深くで消えた少女を探し続けてしまう。東京で仕事が順調な中、激しい仕事を休んででも、少女探しに没 頭するようになる。少女は、なぜ忽然と姿を消したのだろうか。もしかしたら、夢だったのか、それとも、川の神様「カーラヌカン」だったのか・・・
八重山諸島に通い、真海を探す道すがら、沖縄の圧倒的な自然や芸術に触れていく。同時に、今まで誰も描くことの出来なかった沖縄の美しい光景も写真に収めていく。大山は想念の中で成長する女への強い愛に気付きはじめる。それは真海の幻影に導かれるような時間だった。縄 文土器の様な荒々しい壷を創る陶芸家、激しい潮の流れに織物を晒す染 織 作家、浜辺で沖縄空手の修行を行う男たち、ニライカナイからの使者を迎えるイベント、様々な出逢いや場を通じて、次第に真海の影を捕えていく。ユタ達が、大きな祠で話し合っている。「本当に愛し始めたようだな。逢わせてやろうか。」原生の極層林の中、マングローブに取り巻かれるように川が流れているジャングルで、滝の下の大きく平な岩の上に倒れている女を見つける。
「真海か?お前はあの真海なのか!?」
ついに大山は真海と再会を果たし、二人は熱い抱擁を重ねる。真海は、抱擁から現 実に戻るように意識的に離れると「すぐに帰ってきます」と言い、その場を離れる。眠りから覚めた大山は、安堵の表情で放心したように森を歩き、さらに滝の上へと歩いていく。その瞬間、滝上から足を滑らせ、空中を舞うように滝壺へと落ちてしまう。岩場 へと戻った真海は、大山がいないことに気づき、ジャングルの中へ探しに向かう。そして、花に囲まれるように浮かぶ大山を見つける。ユタ達は踊り、歌声が合唱のように広がる。
スタッフ
原作・監督:浜野安宏
脚本:岩下悠子
監督補:岸本司
撮影:大城学 亀村佳宏
「カーラヌカン」製作委員会
吉本興業株式会社
一般財団法人 ビーチ&フィールド保護協会
株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー
キャスト
GACKT
木村涼香
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