さとにきたらええやん
わたしはあんたの味方やで! “居場所”の原風景を追ったドキュメンタリー映画
2015年/日本/カラー/100分 配給:ノンデライコ
2016年8月27日 ポレポレ東中野にて再上映決定!! 2016年6月11日 東京を皮切りに劇場公開決定!!
(C)さとにきたらええやん All Rights Reserved.
公開初日 2016/08/27
配給会社名 1128
解説
いま、日本の子どもの 6 人に 1 人が「貧困」といわれ、内閣で「こどもの貧困対策」が取り組まれる中、全国各地で《こども食堂》や《無料塾》など、生まれ育った環境によって生じるさまざまな「困った」や「根深い背景」を社会全体で見つめ・考えていこう、という動きが市民の間でも広まっています。そんななか、古くから様々な境遇の子どもたちやそこに生きる親たちと向き合い・関わり続けてきた「こどもの里」に大きな注目が集まっています。
この映画は、「こどもの里」で元気いっぱいに遊ぶ子どもたちの世界や、「しんどさ」を抱えざるをえない大人たちが、ともに関わりあいながら生きる日々を通して、めまぐるしく移り変わる現代社会の「ひずみ」を見事に描き出しています。いま、私たち一人ひとりが、社会を見つめ直す機会に、そして、この作品を必要とする人たちの元へ届けていけたらと願っています。
ストーリー
「日雇い労働者の街・釜ヶ崎で38年間続く子どもたちの憩いの場「こどもの里」—
さまざまな困難にぶつかりながら全力で育つ子どもたちと、彼らを支える職員たち
大阪市西成区釜ヶ崎。“日雇い労働者の街”と呼ばれてきたこの地で 38 年にわたり取り組みを続ける「こどもの里」。“さと”と呼ばれるこの場所は、障がいの有無や国籍の違いに関わらず、誰でも無料で利用することができます。学校帰りに遊びに来る子、一時的に宿泊する子、様々な事情から親元を離れている子、そして親や大人たちも休息できる場として、それぞれの家庭の事情に寄り添いながら、地域の貴重な集い場として在り続けてきました。本作では「こどもの里」を舞台に、時に悩み、立ち止まりながらも全力で生きる子どもたちと、彼らに全力で向き合う職員や大人たちに密着。子どもたちの繊細な心の揺れ動きを丹念に見つめ、子どもも大人も抱える「しんどさ」と、関わり向き合いながらともに立ち向かう姿を追いました。
画面いっぱいにあふれ出る子どもたちの姿や、釜ヶ崎という街の魅力を捉えたのは、大阪在住の重江良樹監督。“さと”に関心を抱き、関わり、取材を始めてから足かけ 7 年、いま、初監督作品として本作を完成させました。音楽は地元・釜ヶ崎が生んだヒップホップアーティスト、SHINGO★西成。ストレートで飾らないメッセージの中に、街で生きる人々への熱い思いがつまった楽曲が、生きることそのものを力強く肯定し、映画全体をあたたかく包み込みます。めまぐるしく移り変わる現代社会のなかで、子どもたちを巡る環境も急激に変化している今、あらためて注目されている「こどもの里」の“取り組み”が、これからを歩む私たちに問いかけるものとは?
スタッフ
監督・撮影:重江良樹
音楽:SHINGO★西成
編集:辻井潔
音響構成:渡辺丈彦
プロデューサー・構成:大澤一生
助成:文化庁文化芸術振興費補助金
企画:ガーラフィルム
宣伝・配給協力:ウッキー・プロダクション
製作・配給:ノンデライコ
キャスト
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