第29回東京国際映画祭 クロージング作品

2016年/日本/カラー/123分/ 配給:KADOKAWA

2016年11月19日(土)丸の内ピカデリー・新宿ピカデリー他全国公開

(C)2016 「聖の青春」製作委員会

公開初日 2016/11/19

配給会社名 0058

解説


29歳にして亡くなった実在の天才棋士•村山聖—。難病と闘いながら将棋に全人生を賭けた壮絶な生き様を描く、感動のノンフィクション小説「聖の青春」が待望の映画化。Amazonレビュー星★★★★★!!!(2016/本日現在)、「感涙の名作」「人生の一冊」「たまらない!」「勇気が湧いてくる」「涙なしに読むことができない」「まぶしすぎる人生」「小説でこんなに泣いたことはない!」など、大絶賛のコメントが寄せられる大崎善生の処女作にして大傑作。100年に1人と言われる天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、名人への夢半ばで倒れた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、そして羽生ら今も将棋界で活躍する仲間たちとの友情を通して描く、号泣必至、感動のノンフィクション。

幼少期より腎臓の難病・腎ネフローゼを患い、入退院を繰り返した村山聖。入院中のある日、聖少年は父が何気なく勧めた将棋に心を奪われる。その日から彼は、将棋の最高峰・名人位を獲る夢を抱いて、将棋の道をまっしぐらに突き進み始める。羽生善治ら同世代の天才棋士たちとの死闘、彼を見守る師匠、そして彼を支える父と母の愛情。自らの命を削りながら将棋を指し、死の床まで将棋のことを口にしていた村山聖の、全力で駆け抜けた壮絶な一生を描く—

100年に1人と言われる天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、29歳にして亡くなった実在の棋士・村山聖(さとし)—。病と闘いながら将棋に全人生を賭け、全力で駆け抜けた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動のノンフィクションエンタテインメント『聖の青春』。 

 主人公・村山聖に、人気実力を兼ね備える俳優・松山ケンイチ。そして、聖の最大のライバルであり、松山ケンイチ自身が本作の“ヒロイン”であると語る羽生善治を演じるのは、出演作多数、今最も注目を浴びる東出昌大。実在し、かつ今なお棋界の頂点で活躍する人物という難しい役どころを、精神・肉体面の両方からアプローチ。劇中の“羽生メガネ”は、羽生善治氏本人が1996年に史上初となった七大タイトル戦七冠独占達成時に実際にかけていたものを、東出が羽生本人から譲り受けた。徹底した羽生研究を行い、羽生本人と瓜二つの姿で撮影現場を驚きの声に沸かせた。村山聖=松山ケンイチvs羽生善治=東出昌大両者が実際の棋譜を覚えての2時間半に及ぶ長回し撮影に挑んだ緊迫感&臨場感溢れる対局シーンは本作の最大の見どころ。10代の聖を大阪に引取り、共同生活をしながら彼を支えた師匠・森信雄役にはリリー・フランキー。 母・村山トミ子役に竹下景子。 弟弟子・江川役に 染谷将太。そして安田顕、柄本時生、北見敏之、筒井道隆ら豪華キャスト陣が脇を固める。人間の知の限界に挑戦し続けた伝説の将棋指しの人生を、師匠、ライバルほか周囲から愛された記憶と共に、愛情豊かに描き出す。

ストーリー








1994年、将棋のプロ棋士・村山聖(さとし)六段は、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指し、15歳の頃から10年間弟子入りし同居していた森師匠の元を離れ、上京しようとしていた。聖の上京を広島の両親は強く反対する。反対の理由、それは、聖が幼少期より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患っていたからである。彼は、常に死と隣り合わせで生きていたのだった。東京—。髪や爪は伸び放題、足の踏み場もなく散らかった家、酒を飲むと先輩連中にも食ってかかる聖に皆は呆れるが、みな彼の将棋にかける思いを理解し、影ながら支えた。聖が七段に昇段したころ、同じ年齢の羽生善治が前人未到のタイトル五冠を達成し、「名人」のタイトルを獲得する。聖は強烈に羽生を意識、彼に対し、ライバルのような、憧れのような想いを抱いていた。羽生に刺激を受けた聖は更に将棋に没頭し、並居る上段の先輩棋士たちを下して、快進撃を続ける。そんな中、聖の身体に癌が見つかる。だが、「このまま将棋を指し続けると死ぬ、手術し、療養すべし。」という医者の忠告を聞き入れず、聖は将棋を指し続けると決意する。彼の命の期限は刻一刻と迫ってきていた…。

スタッフ

原作:大崎善生「聖の青春」
監督:森義隆
脚本:向井康介

キャスト

松山ケンイチ
東出昌大 
染谷将太 
安田 顕 
柄本時生 
北見敏之 
筒井道隆
竹下景子
リリー・フランキー

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