原題:Mia madre

カンヌ映画祭パルム・ドール獲得『息子の部屋』に続く、家族の物語を描いた感動作

2015年/イタリア・フランス合作/カラー/107分 配給:キノフィルムズ

2016年10月04日よりDVDリリース 2016年3月12日(土)、Bunkamuraル・シネマ、新宿シネマカリテほかにて公開

(C)Sacher Film . Fandango . Le Pacte . ARTE France Cinema 2015

公開初日 2016/03/12

配給会社名 1093

解説


ナンニ・モレッティ監督が『ローマ法王の休日』以来、4年ぶりに手がけたのは仕事と家庭で悩みを抱える働く女性を主人公とした”家族のありかた”を問う感動作。本作の主人公は、恋人と別れ、娘との関係も上手くいかず、さらに入院中の母の世話を抱えている女性映画監督マルゲリータ。仕事も新作映画撮影にアメリカ俳優バリー・バギンズが参加し始めた途端、思うように撮影が進まず、イライラが募るばかり。そんなマルゲリータにさらに追い打ちをかけるよう、病院から母親の余命がいくばくもないことを宣告されてしまう。母親の死と向き合ったマルゲリータはこれまでの自分を見つめ直し、この試練の時をどのように乗り越えるのか−。

主人公のマルゲリータを演じるのは『はじまりは5つ星ホテルから』他、ナンニ・モレッティ監督作常連の名女優マルゲリータ・ブイ。映画撮影現場に波乱を巻き起こすアメリカ俳優バリー・バギンズには『エクソダス:神と王』や『ジゴロ・イン・ニューヨーク』のジョン・タトゥーロ。さらにナンニ・モレッティ自身もマルゲリータが信頼する兄・ジョヴァンニ役で出演。本作は2015年カンヌ映画祭コンペディション部門エキュメニカル審査員を受賞したほか、イタリアのアカデミー賞と呼ばれるダヴィッド・ドナテッロ賞2015でマルゲリータ・ブイが主演女優賞を受賞するなど、ヨーロッパ各映画賞にノミネートも果たした。フランスの権威ある映画批評誌カイエ・デュ・シネマが2015年第1位に選んだ本作。時にユーモアを交えながら、現代に生きる人々が抱える苦悩が散りばめられている本作はナンニ・モレッティ監督の自叙伝的映画となっており、観る者の心は締め付けられ、静かな感動が広がる傑作となった。

ストーリー


映画監督のマルゲリータは恋人ヴィットリオと別れ、娘のリヴィアも進路問題を抱えている。さらに兄と共に入院中の母親・アダの世話をしながら、新作映画の撮影に取り組んでいるが、アメリカ人俳優バリー・バギンズが撮影に参加した途端、思うように撮影が進まず、大きなストレスを抱えるように。そんな中マルゲリータは病院から母親の余命宣告を受ける。

スタッフ

監督:ナンニ・モレッティ
脚本:ナンニ・モレッティ
フランチェスコ・ピッコロ
バリア・サンテッラ
撮影:アルナルド・カティナーリ
編集:クレリオ・ベネベント

キャスト

マルゲリータ・ブイ
ジョン・タトゥーロ
ナンニ・モレッティ

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