2015年/日本 配給:東風

2016年3月19日公開

公開初日 2016/03/19

配給会社名 1094

解説


風がおしえてくれたこと。いのちと暮らす、いのちを食べる。

越後妻有アートトリエンナーレの開催地でもある越後妻有(えちごつまり)の里山が本作の舞台。
この雪深い村に都会から移り住んだ木暮さん夫婦は、茅葺き屋根の古民家を修復し、見よう見まねで米を作って暮らしてきた。ゴリゴリと豆を挽いてコーヒーを淹れ、野山の恵みを食卓にならべる。
草木染職人の松本さんは、山桜で染めた糸を夫婦並んで手織りする。色鮮やかな着物が仕立てあがるころ、娘さんが成人式を迎えた。悠々自適、気ままな田舎暮らしに見えるけれど、ときに自然はきびしい。冬ともなれば雪がしんしんと降り続け、来る日も来る日も雪かきに追われる。ひとりでは生きられない。茅葺きや稲刈りも協働作業だ。木暮さんのまわりには不思議と個性ゆたかな仲間が集まり、ことあるごとに囲炉裏を囲んで宴がはじまる。歌と笑い、もちろんお酒もかかせない。そうやって、ここでは新しいかたちの「結(ゆい)」がゆるやかに息づいている。ある春の朝、大きな地震がおきた。木暮さんの家も全壊したが、彼は再建を決意する——。
『阿賀に生きる』『阿賀の記憶』のスタッフが 5 年の歳月をかけて、じっくりと作り上げた映画です。

ストーリー




スタッフ

監督:小林茂
プロデューサー:矢田部吉彦、長倉徳生
アソシエイトプロデューサー:秦岳志
撮影:松根広隆

キャスト

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