消えた声が、その名を呼ぶ
原題:The Cut
第71回べネチア国際映画祭コンペ出品作ヤング審査員特別賞受賞
2014年/ドイツ・フランス・イタリア・ロシア・ポーランド・カナダ・トルコ・ヨルダン合作/カラー/138分/ 配給:ビターズ・エンド
2016年07月02日よりDVDリリース 2015年12月26日、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。
(C)Gordon Muhle/ bombero international
公開初日 2015/12/26
配給会社名 0071
解説
ベルリン国際映画祭金熊賞(『愛より強く』)、カンヌ国際映画祭脚本賞(『そして、私たちは愛に帰る』)、ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞(『ソウル・キッチン』)と、世界三大国際映画祭の全てで主要賞を受賞している、ドイツの若き巨匠ファティ・アキン。最新作となる本作『消えた声が、その名を呼ぶ』では、ドイツ、キューバ、カナダ、ヨルダン、マルタと5カ国に渡るロケーションを敢行し、3つの大陸に及ぶ壮大なる物語を7年の歳月をかけ完成させた。主演は、『預言者』でジャック・オディアール監督に主役に抜擢され、多くの賞を受賞したタハール・ラヒム。『そして、私たちは愛に帰る』『ソウル・キッチン』に続く本作では、100年前に起きたオスマン・トルコで起こった、少数民族をめぐる知られざる歴史的事件を元に、一人の男が深い絶望を乗り越える壮大な旅路を描く。
ストーリー
命を懸けて、この道をゆく おまえに会うために
1915年、第一次世界大戦中のオスマン・トルコ、マルディン。夜更けに現れた憲兵によって、アルメニア人の鍛冶職人ナザレットの幸せな日々は終わった。妻と娘から引き離され強制連行された砂漠では仲間を次々に失い、激しい暴行で声も奪われた。やがて奇跡的に死線を乗り越えたナザレットは、生き別れた家族に会うため、灼熱の砂漠を歩き、海を越え、森を走り抜ける。家族への想いはたった一つの希望となり、平凡だった男を遠くアメリカ、ノースダコタへと導いていく。地球半周、9年。さすらう男がたどりつく先とは。
スタッフ
監督・脚本:ファティ・アキン
共同脚本:マルディク・マーティン
撮影:ライナー・クラウスマン
美術:アラン・スタースキー
音楽:アレクサンダー・ハッケ
提供:ビターズ・エンド、ハピネット
配給:ビターズ・エンド
キャスト
タハール・ラヒム
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