2015年/日本 配給:アークエンタテインメント

2015年9月5日(土)新宿角川シネマ他全国ロードショー

公開初日 2015/09/05

配給会社名 1350

解説


新進気鋭監督6人が武田梨奈はじめ注目の若手女優たちとタッグを組み生み出したオムニバスムービー「TOKYO CITY GIRL」。それぞれが体当たりで描くのは東京の街の雑踏で懸命に生きるごくふつうの女の子。家族の悩みを抱えた少女、ニートを飼う殺し屋、恋人との初体験をついに迎える少女など…少しビターでシニカルなストーリーを瑞々しい映像で紡ぐ。「TOKYO CITY GIRL(略してTCG)」は短編全12作を製作予定。今回は夏バージョンとして前半6作を公開する。夏ver.では全編をとおして塚地武雅が「愚痴聞き屋」として登場している。

ストーリー





EPISODE1:「なんの意味もない」(女優:青山美郷×監督:原廣利)
結婚記念日の最中に事故で母親を亡くし、塞ぎ込んでしまった父・橘伸三。
父を励ますべく、娘の橘奈々は何故か小島よしおのギャグ「なんの意味もない!」に感化され、父の前で全力でそのギャグをする奈々。当然のごとく、父には響かない。しかし、そんなある日、奈々の前に本物の小島よしおが現れ、一つの奇跡が起る。

EPISODE2:「キッスで殺して」(女優:遠谷比芽子×監督:山口健人)
女殺し屋の芽衣子は、男を誘惑しては殺すプロ。何人もの男を手玉に取ってきた彼女にとって愛や恋は幻想。しかし、彼女はニートのヒモ男と出会い、同棲している。天真爛漫な彼と目が合い、手が触れただけで体を強張らせてしまう。芽衣子はまだこれが恋だなんて知らない。彼以外の男に触れられるのがこんなにも嫌だなんて予想だにしていない。今夜も芽衣子は彼に見送られ仕事に向かう。一方、彼は芽衣子を見送るとなにやら準備を始めた。ある夜の、モノクロームの恋物語。

EPISODE3:「HOPE」(女優:比嘉梨乃×監督:山田智和)
大学生のゆりは、連絡が一切取れない親友まいを心配していた。ようやくまいと会うことができたゆりは、まいがエイズになったことを聞く。自分もエイズになっていないか心配になり、保健所へと向かうゆり。採血の結果は6時間後。検査結果を待たずに自分もエイズであると思い込んでは、親友の事を思い出して心身状態は悪化していく。最後に検査の結果を開いた主人公は…。
検査を受けて、結果が出るまでの1日を追った1人の少女の物語。

EPISODE4:「17歳、夏」(女優:田中美晴×監督:藤井道人)
17歳になった一組のカップル。付き合って半年だが、まだキスまでしかしていない。少年は焦っていた…。そして少女も焦っていた。周りはどんどんと「初体験」を済ませ大人の世界へ巣立っていく…。ある昼下がり、男は少女を家に呼び「一世一代の大勝負」に出る…。

EPISODE5:「EAST END」(女優:三浦萌×監督:志真健太郎)
隅田川を隔て、若いカップルのミワとユタカは逢い引きを繰り返す。ユタカが帰るのは温かな家庭。ミワは自分の家庭環境やアルバイトのことなど、ひた隠す。Skypeが二人の「家庭」を繋いだとき、彼らは互いの間に流れる「暗い川」の存在に気が付いてしまう。初めて感じる「家庭環境の違い」を前に彼らは何を見て、何を感じるのか。ヒリヒリと痛む青春の一篇。

EPISODE6:「KOENJI夢の寿命」(女優:武田梨奈×監督:山田能龍)
沢山の若者が夢を持ち寄る街—東京—高円寺。
咲が東京にやってきたのは七年前。現在は高円寺でピンサロ嬢をやりながら彼氏と同棲している。彼氏の佑太は自称パチプロだが、正味はパチンコ狂いの無職。佑太と出会ったのは、オーディション会場。二人とも「俳優になる」という夢を東京に持ち込んだが、現在の夢は「まともな生活」である。半径300mで完結する毎日。ある日、特にきっかけもなく咲は爆発してしまう。二人が出した答え、二人の未来とは?夢の死亡率を描いた、痛切な物語。

スタッフ

監督:山田能龍、藤井道人、志真健太郎、原廣利、山田智和、山口健人

制作プロダクション:株式会社モンタージュ、株式会社BABEL LABEL 
配給・宣伝:アークエンターテイメント

キャスト

武田梨奈
青山美郷
田中美晴
三浦萌
比嘉梨乃
遠谷比芽子
塚地武雅

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