国の名前が付くお酒「日本酒」。その造り手「杜氏」。 能登という風土が醸し出す、酒造りの世界を追った、オムニバスドキュメンタリー

文部科学賞選定 社会教育(教材)青年向け 成人向け

2015年/日本/カラー/103分 配給:グリクリエイツ

2015年9月26日公開

(C)2015 映画一献の系譜製作上映委員会

公開初日 2015/09/26

配給会社名 1656

解説


本作は、日本四大杜氏のひとつ、能登杜氏の仕事を見つめ、今や希少となった本物のものづくりに懸ける職人の姿と、彼らを育んだ能登という風土に残される原風景とも呼ぶべき景色や生態系、また神事のあり方を、米づくりを核に置き描き出したドキュメンタリー映画です。ナレーションは、タレント、女優、ナレーター、シンガー、衣装デザイナーなど多彩な才能を開花させる篠原ともえが務めています。監督は、前作『ひとにぎりの塩』でも能登半島に古くから伝わる塩づくりに励む人びとの姿を追った、石井かほりです。

ストーリー











石川県能登半島を出身とする酒造りの技能集団「能登杜氏」。そんな彼らの夏はというと……漁業や農業に勤しみ、自然と共に暮らす姿がありました。酒造りとは、農閑期となる冬、現金稼ぎのため仕事を求め働きに出たことが始まりだったのです。家族と離れ、辛く厳しい現場で、蔵全体の行く末を左右するほどの責任が課せられるたった一人の選ばれし「杜氏」というポジション。その昔、酒を腐らせ自殺する者もいたと言います。全国の杜氏集団の中でも、現在の吟醸酒の礎を築いた有名杜氏たち四人衆。「能登杜氏四天王」。彼らが築き遺したもの、それは後輩杜氏の中に息づいていました。四人全員を師とする現役トップの杜氏、坂口幸夫杜氏と家修杜氏。そして、その下に続く、若手杜氏たち。その中には、能登杜氏始まって以来の初の女性杜氏のデビュー姿や、大きすぎる先輩の背中に追いつけないジレンマの中にある者も……。

スタッフ

監督・プロデューサー: 石井かほり 『ひとにぎりの塩』『めぐる』 
ナレーション : 篠原ともえ
撮影 : 田宮 健彦
音楽 : 谷川 賢作
録音・整音 : 大塚 学
編集 : 政成 和慶
サウンド・エンジニア : ichiro
企画:能登杜氏の里交流創出委員会 / 徳力 暁
製 作:グリクリエイツ株式会社/一献の系譜製作上映委員会
後援: 石川県 助成:文化芸術振興費補助金 深謝:能登杜氏組合、「呑みトモ」のみなさん、農林水産省 
特別協力 : 株式会社北國新聞社、株式会社?出版社 Discover Japan 
制作・配給 :グリクリエイツ株式会社

キャスト

ナレーション:篠原ともえ

(登場人物)
三盃孝一
農口尚彦
波瀬正吉
中 三郎
天保正一
中倉恒政
坂口幸夫
家 修
岡田謙治
榛葉農
白藤喜一
白藤暁子

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