猫侍 南の島へ行く

大ヒットを受けて“猫侍”がスクリーンに返り咲く

元・加賀藩剣術指南役、斑目久太郎。火炎に立つ鬼のごとしその姿から、ついた呼び名は天下の“まだら鬼”。久太郎と白猫・玉之丞が活躍する癒し動物時代劇「猫侍」は、2013年に放送された連続ドラマが好評を博し、翌年には劇場版も公開。全国62館でのスタートながら興行収入約2億1000万円を記録する大ヒットとなった。
そんな人気者の久太郎と玉之丞を世間が放っておくはずもなく、満を持して今年の春月にはドラマのシーズン2も放送。ついに劇場版第2弾の公開が決定した！

「白猫 meets 黒猫」×命懸けの冒険

今回の映画では、何と玉之丞が黒猫と恋に落ちる。つまり前作は「猫派vs犬派」だったが、今度は「白猫 meets 黒猫」。そわそわする久太郎を尻目に（ちょっと嫉妬）、まぶしい陽光が降り注ぐ南の島で繰り広げられる白猫と黒猫のキュートな恋模様がほほえましい。
物語も前作から大幅にスケールアップ。時代劇の枠に収まらない痛快なアクション・アドベンチャーに仕上がっている。海を漂流し、謎の黒人部族に捕まり、海賊まで襲来する命懸けの状況の中で、久太郎が玉之丞を懐に抱えて華麗な剣さばきを披露するおなじみのシーンは、「猫侍」ファン垂涎の見せ場と言える。

唯一無二の「動物映画」×「時代劇」の融合が見せる到達点

久太郎を演じるのはもちろん、確かな演技力で多彩なキャラクターを演じ分ける実力派・北村一輝。自身のライフワークと呼べるほど思い入れの強い作品だけに、今回は共同脚本にも名を連ねている。玉之丞には、前作のメイキングDVD「三匹の玉之丞」がオリコン総合ランキング１位、「玉之丞写真集」もベストセラーとなるなど、今やスター猫のあなごとさくら。そして、新たなヒロインを映画コメンテーターとしても活躍するLiLiCoが務め、プロレスラーの高山善廣が敵役として登場。監督は、シリーズに最も精通する渡辺武が担当している。
限界まで“癒し”を追求していたSeason2以上に笑いを散りばめ、スタッフからも「やり切った！」という言葉が漏れるほどの劇場版第2弾『猫侍　南の島へ行く』。「動物映画」と「時代劇」が融合した唯一無二のシリーズがたどり着いた境地を、とくとご覧あれ！