原題:Kis Uykusu

第67回カンヌ国際映画祭 パルム・ドール大賞(最高賞)受賞

2014年/トルコ・フランス・ドイツ合作/カラー/196分 配給:ビターズ・エンド

2015年6月27日、角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館 ほか全国順次ロードショー !

©2014 Zeyno Film Memento Films Production Bredok Film Production Arte France Cinéma NBC Film

公開初日 2015/06/27

配給会社名 0071

解説


本作品は、カッパドキアを舞台に、今はホテルのオーナーとして暮らす元舞台俳優のアイドゥンと、若く美しい妻、そして妹との愛憎、さらに主人公への家賃を滞納する聖職者の一家との不和を描きます。彼らの住むカッパドキアに雪が積もるにつれ、お互いの内面が静かに明らかになっていき、ストレートな言葉で感情をぶつけ合う彼らには、そこはかとない滑稽さも漂い、見応えのある作品となっています。

また、文豪チェーホフの著作をモチーフとし、シェークスピアやイングマール・ベルイマンの趣もあり、濃厚な世界観と人の心をえぐる展開、そして圧倒的な映像美によって紡がれる3時間16分に、世界的なメディアから絶賛が相次ぎました。

監督は、カンヌ国際映画祭コンペティション部門にてグランプリを2回(2011年「昔々、アナトリアで」、2003年「冬の街」)と監督賞(2008年「スリー・モンキーズ」)を受賞したトルコが誇るヌリ・ビルゲ・ジェイラン。
満を持してのパルム・ドール大賞受賞作品であり、初の日本劇場公開作品です。

ストーリー


カッパドキアに佇むホテル・オセロ。若く美しい妻と、離婚で戻ってきた妹と暮らす元舞台役者のアイドゥン。オーナーとして悠々自適に暮らす毎日だが、冬の訪れによって閉ざされいくホテルの中で、それぞれの内面が次第に明らかになっていく。さらに、アイドゥンへの家賃を滞納する一家との不和が彼を悩ませる。
妻と妹、気の置けない友人、そして相容れない隣人との終わりのない会話をつづけながら、アイドゥンは人を赦すこと、愛することの意味と自らの人生に思いを馳せていく。
凍てつく大地の雪解けを待ちながら—。

スタッフ

監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
製作:ゼイネプ・オズバトゥール・アタカン
原案:アントン・チェーホフ
脚本:エブル・ジェイラン
ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
撮影:ゲクハン・ティリヤキ
編集:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン

キャスト

ハルク・ビルギナー
メリサ・ソゼン
デメット・アクバァ
アイベルク・ペクジャン
セルハット・クルッチ
ネジャット・イシレル

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す