原題:The Shell Collector

第45回ロッテルダム国際映画祭Bright Future部門正式出品

2016年/日本・アメリカ合作/カラー/89分 配給:ビターズ・エンド

2016年09月02日よりDVDリリース 2016年2月27日、 東京:テアトル新宿、沖縄:桜坂劇場他、全国ロードショー

(c)2016 Shell Collector LLC(USA)、『シェル・コレクター』製作委員会

公開初日 2016/02/27

配給会社名 0071

解説


原作は、アメリカのアンソニー・ドーアの同名短編(「シェル・コレクター/貝を集める人」)。同名処女短編集でO.ヘンリー賞他多くの賞を受賞したアンソニー・ドーアの初の映画化です。

貝類学の世界で名を成した学者は、妻、息子と離れ、沖縄の離島で厭世的生活を送っている。ある日、画家のいづみが島に流れ着き、いづみが患っていた奇病を偶然にも貝の毒で治してしまったことから、学者の生活に異変が訪れる…。監督は、デビュー作『美代子阿佐ヶ谷気分』がロッテルダム映画祭タイガーアワードコンペ部門に出品され、イタリア・ペサロ映画祭、シネマ・デジタル・ソウル映画祭などで受賞を重ねた坪田義史。原作に惚れ込んだ坪田監督が、原作の設定を沖縄の離島に置き換えて描きます。

主演のリリー・フランキーが演じるのは、妻子と離れ、離島でひとり厭世的生活をおくる盲目の貝類学者。盲目の学者という難役をどう演じるのか、注目が集まります。その島に流れ着き学者と同居生活を始める画家いづみを、『キャタピラー』でベルリン映画祭最優秀女優賞を受賞し、映画、舞台、テレビと幅広く活躍する寺島しのぶが演じます。貝類学者の息子・光役には、『紙の月』などで受賞が続く池松壮亮、いづみと同じ奇病に冒された島の有力者の娘・嶌子役には、若手実力派女優として 2015 年も『ワンダフルワールドエンド』『リトル・フォレスト冬・春』『寄生獣・完結編』と公開作が目白押しの橋本愛。

ストーリー


“貝”の美しさと謎に魅了され、盲目ながら貝類学の世界で名を成し遂げた学者。
彼は、妻、息子と離れ、沖縄の孤島で貝を蒐集しながらひっそりと静かな厭世的生活を送っていた。
しかし学者の静謐な日々は、島に流れ着いた女・いづみが出現し、学者とひとつ屋根の下に暮らし始めることで次第に狂い始める。
そして、ある日いづみの患っていた奇病を偶然にも貝の毒で治したために、それを知った人々が貝毒による奇跡的な治療法を求めて次々と島に押し寄せるようになる…。
 そのなかには息子・光や、同じく奇病を患う娘・嶌子を助けようとする地元の有力者・弓場の姿もあった。

スタッフ

監督:坪田義史
原作:アンソニー・ドーア
脚本:坪田義史

製作:Shell Collector LLC(USA)、『シェル・コレクター』製作委員会
配給:ビターズ・エンド
協力:沖縄県
助成:(一財)沖縄観光コンベンションビューロー
撮影支援:沖縄フィルムオフィス

キャスト

リリー・フランキー
寺島しのぶ
池松壮亮
橋本愛

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す