2016年/日本/ 配給:東宝

2016年11月25日よりDVDリリース 2016年 前編:5/7(土) 後編:6/1(土)全国東宝系にて公開!!

©2016 映画「64」製作委員会

公開初日 2016/05/07

配給会社名 0001

解説


2012年「週刊文春ミステリーベスト10」第1位!2013年「このミステリーがすごい!」年間1位!2013年「本屋大賞」第2位!警察小説、人間ドラマの名手でこれまで「半落ち」「クライマーズ・ハイ」などの傑作を生み出してきた横山秀夫が7年ぶりに世に放った衝撃作『64(ロクヨン)』は、過去のどの警察小説よりも警察、記者たちの葛藤・攻防がリアルに描かれ、その上未だかつてない驚愕のミステリーを有する作品として、瞬く間に文壇を席巻しました。
そしてこの度、この話題作『64-ロクヨン-』を前編/後編2部作の大作として実写映画化することが決定しました。かつては刑事、現在は広報官として昭和64年に発生した未解決の少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」に挑む主人公・三上義信役には、日本映画界が誇る名優・佐藤浩市。監督は「ヘヴンズ ストーリー」(2010年)で「第61回ベルリン国際映画祭」国際批評家連盟賞を受賞するなど世界的にもその実力が評価されている鬼才・瀬々敬久がメガホンをとります。これまで数々の映画に出演してきた佐藤ですが、前編/後編2部作の大作で主演を務めるのは初めてのこと。まだオファーを受ける前、原作を読んだ段階から出演を熱望していたという佐藤は、「感染列島」「ヘヴンズ ストーリー」でもタッグを組んだ瀬々監督と、脚本製作段階からすでに“三上”という男の人物像とその演出法について意見をぶつけ合っており、『64-ロクヨン-』に並々ならぬ情熱を注いでいます。
 本作はセンセーショナルな事件を解決に導いていくだけではなく、主人公・三上が刑事⇔広報官、中央⇔地方、キャリア⇔ノンキャリア、仕事⇔家庭など、複雑な関係性の中で悩み、苦しみ、生きていく様を描いているという点において、他の警察小説とは一線を画しています。こうした重厚で濃密な“横山ワールド”を余すところなくスクリーンでも描き切るため、本作は2時間1本ではなく前編/後編2部作で製作されます。前編では加害者匿名報道を巡る、広報室と記者クラブの確執のその狭間で、三上が広報官として覚醒していく様が描かれ、後編では新たに発生した因縁の事件「ロクヨン」をなぞる誘拐事件に対し、かつては刑事として、今度は広報官として真っ向から立ち向かう三上の姿が描かれます。魂の人間ドラマとして多くの人々の心を魅了し、映画史に残る比類なき作品になるであろう本作は、前編/後編2部作でいずれも2016年公開予定となっています。

ストーリー


昭和最後の年、昭和64年。その年に起きた少女誘拐殺人事件は刑事部で「ロクヨン」と呼ばれ、少女の死亡、未解決のままという県警最大の汚点として14年が過ぎ、時効が近づいていた。
 平成14年、主人公の三上義信は「ロクヨン」の捜査にもあたった敏腕刑事だが警務部広報室に広報官として異動する。そして記者クラブとの確執、キャリア上司との闘い、刑事部と警務部の対立のさなか、ロクヨンをなぞるような新たな誘拐事件が発生。刑事部と警務部の軋轢、未解決のロクヨンと新たな誘拐事件の関係、そして三上の一人娘の行方——。怒涛の、そして驚愕の展開が次々と三上を襲う——。

スタッフ

原作:横山秀夫著『64(ロクヨン)』(文春文庫刊)
脚本:久松真一 瀬々敬久
脚本協力:井土紀州
音楽:村松崇継
監督:瀬々敬久
製作会社:コブラピクチャーズ 
配給:東宝
製作:「64-ロクヨン-」製作委員会

キャスト

佐藤浩市
綾野剛
榮倉奈々
瑛太
三浦友和
永瀬正敏
吉岡秀隆
仲村トオル
椎名桔平
滝藤賢一
奥田瑛二
夏川結衣
緒形直人
窪田正孝

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