フェラーリの運ぶ夢
原題:Ferrari Ki Sawaari
2012年/インド 配給:インド総研、ニュー・シネマ・スタンダード
2015年3月14日(土)〜 テアトル梅田(大阪) 2015年3月28日(土)〜 シネ・ヌーヴォ(大阪) 小田原コロナシネマワールド(神奈川) 半田コロナシネマワールド(愛知) 大垣コロナシネマワールド(岐阜) 福井コロナシネマワールド(福井) 2015年4月 4日(土)〜 プレビ劇場ISESAKI(群馬) 2015年2月21日公開
(C)合同会社インド総合研究所
公開初日 2015/02/21
配給会社名 1607/1608
解説
軽快な音楽と爽やかな朝のシーンで始まるこの映画は、息子・父・祖父の三世代の愛と絆と成長の物語だ。息子の夢を応援する父親が、息子を英国に行かせるための資金集めに奔走するのだが、ちょっとしたことが騒動に発展し、二転三転する事態に見る者も一緒にハラハラドキドキさせられる。
物語の舞台はインドの大都会で経済と流行の中心地ムンバイ。言わずと知れた映画の街で、監督もキャストもムンバイ周辺出身でムンバイに暮らしているということもあり、海に面したこの街と日常が明るくのどかに映し出されている。
製作は2013年日本でも大ヒットした『きっと、うまくいく』のチーム。前作まで助監督だったラジェシュ・マプスカルが初監督に挑戦した。『きっと、うまくいく』の監督ラージクマール・ヒラニとプロデューサーのヴィドゥ・ヴィノード・チョプラは脚本に協力している。このチームは、2003年に大ヒットしたコメディー“Munna Bhai M.B.B.S.”(ムンナバイM.B.B.S.:ニセ医者ムンナ兄貴)を皮切りに、2006年の“Lage Raho Munna Bhai”(ラゲ・ラホ・ムンナバイ:続・ムンナ兄貴)、2009年の『きっと、うまくいく』(原題:3 idiots)と大ヒット作を何本も生みだし、2012年の本作も大ヒットして海外でも上映された。
ストーリー
ささやかな三世代父子家庭を切り盛りするルーシー(シャルマン・ジョシ)は、交通局に勤める生真面目で善良な一市民。一人息子のカヨ(リトウィク・サホレ)は、父の細やかな愛情に包まれてクリケットに熱中する12歳。キャプテンでチームのエースだが、家が裕福とは言えず、新しい用具を買うのにも一苦労。
祖父(ボーマン・イラニ)は、クリケットに夢をかける二人に冷淡な態度をとる。
それもそのはず、祖父にはある苦い過去があるからだった。そんな中、ロンドンにあるクリケットの聖地ローズ競技場での強化合宿選手セレクションのチャンスが訪れる。だが合格しても費用15万ルピーを払わねばならない。ルーシーの給料ではとても手が出ない金額だ。金策に走るルーシーに、儲け話が持ちかけられる。ある政治家のために、インド代表スター選手で国民的ヒーローの所有するフェラーリを借りてきたら、15万ルピーを払うというもの。一度は断るルーシーだが、なぜか次々ととんでもない事態に。手に汗握る展開、そして最後は…
親の収入が低いと子供は可能性をあきらめなければならないのか?夢に向かう元気をもらえる、笑って泣ける爽やかハートフル・ムービー。
スタッフ
監督ラジェシュ・マプスカル 脚本ラジェシュ・マプスカル
ビドゥ・ビノード・チョープラー
ラージクマール・ヒラーニ
キャスト
シャルマン・ジョーシー
ボーマン・イラニ
リトウィク・サホレ
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