パタパタ
原題:PADAK
第13回全州国際映画祭 受賞作品 第28回ワルシャワ国際映画祭 出品作品
2012年/韓国/カラー/78分/
2014 年 12 月 6 日(土)〜2014 年 12 月 19 日(金) 連日 20:00 より ※短編作品『コップの中の子牛』を本編前に上映
公開初日 2014/12/06
解説
海育ち・養殖といった出身地、食用・観賞用といった職業に対する差別意識や、個人の意志や自由への渇望に対する、閉鎖的なムラ社会の堕落や腐敗を、魚たちを擬人化したアニメーションで描き、2012 年に韓国で話題を呼んだ作品が日本で初の一般公開。
魚の皮膚や動き、水槽の中からの風景といったアニメーション描写は眼を見張り、魚たちはあくまで可愛らしく描かれているが、彼らが捌かれる箇所もキチンと描かれ、我々が「彼らを食料としていただいている」ということが実感できます。
シリアスなテーマと、擬人化された魚たち、そして随所に挿入されるミュージカルパートが上手く繋げられ、2013 年には韓国のアニメーション映画祭で数々の受賞を果たした『パタパタ』がいよいよ日本に登場です。
ストーリー
パタパタは、海で捕獲されたサバ。
海辺の海鮮料理店に運ばれ、タイ、アイナメ、穴子、ヒラメ達と一緒の生簀に入れられる。
パタパタは、海に戻るためガラスを割ろうと必死に動きまわるが、養殖育ちの他の魚たちは、調理されそうになると死んだふりをしたり、水槽の中で生き残ることを考えるだけ。
しかし、自由を取り戻したいと願い、挑戦を繰り返すパタパタの熱意が、水槽の中に変化をもたらす。
アイナメは自由を願うようになり、養殖なのに出自を隠し、水槽という小さい群れを支配しながら生きているオールドヒラメのひねくれた心も
変化していく。 パタパタ、そして魚達は自由を取り戻せるのか!
スタッフ
監督:イ・デヒ
提供:INDIESTORY INC./KIAFA
協力:シネマコリア
キャスト
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