カフェ・ド・フロール
原題:Cafe de Flore
2つの時代を越えて紡がれる絆。アカデミー賞3冠の監督がおくる愛の物語
第32回ジニー賞(カナダのアカデミー賞) 主演女優賞 受賞/最優秀視覚効果賞 受賞/最優秀メイキャップ賞 受賞 第14回JUTRA賞(ケベック映画賞) 主演女優賞 受賞/美術賞 受賞/撮影賞 受賞 第31回アトランティック映画祭 最優秀カナダ映画賞 受賞 第11回カナダ監督組合賞 プロダクション・デザイン賞ノミネート 第16回トロント映画批評家協会賞 カナディアン作品賞ノミネート 第17回サテライト賞 助演女優賞ノミネート 第14回ジュトラ・アワード 最優秀美術賞 受賞/最優秀主演女優賞 受賞/最優秀撮影賞 受賞 第12回バンクーバー映画批評家協会賞 最優秀カナダ映画賞 受賞/助演女優賞 受賞/主演女優賞ノミネート/監督賞ノミネート 第68回ヴェニス映画祭出品 /第36回トロント映画祭出品 /第6回ダヴリン映画祭出品 /第4回沖縄国際映画祭出品
2011年/カナダ・フランス/カラー/英語・フランス語/シネスコ/5.1ch/120分 配給:ファインフィルムズ
2015年3月28日(土)より恵比寿ガーデンシネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
© 2011 Productions Café de Flore inc. / Monkey Pack Films
公開初日 2015/03/28
配給会社名 0419
解説
幸福と執着、そして悲劇をもたらす時を超えた愛。それは、時として一つの人生だけでなく、次の人生に引き継いでやっと完結することもある。愛すること、愛を失うこと。深い愛の傷を癒すのは容易ではない。1969年パリ、そして現代のモントリオール。異なる二つの時代を生きる男と女、そして母と息子の愛。彼らの人生は、ほとばしる情熱に衝かれ、紡がれ揺さぶられていく。愛を記憶する歌は、永遠に心の中に留まり、一番幸せな瞬間を呼び起こす。そして、その歌が流れた時、私たちの愛も再び始まる。時代を越えて紡がれる親子の絆、男女の愛。これは、永遠の愛と許しへ捧ぐ讃歌である。
主演は、フランスの歌手、モデル、女優として活躍するヴァネッサ・パラディ。『白い婚礼』で映画デビューし、パトリス・ルコント監督の『橋の上の娘』他に出演。『ジゴロ・イン・ニューヨーク』では、初の英語を話す役柄を演じて女優として新たな挑戦をしてきた彼女が、1969年フランスのパリを舞台に本作ではダウン症の息子を育てる気丈な母親を演じ、俳優人生の中で最高の演技だったと高く評された。ヴァネッサの息子を演じるマラン・ゲリエは、自身もダウン症で、その一途な演技が観た者を感動に導く。一方、現代のカナダを舞台に悩める男を演じるケヴィン・パランは、数々の音楽賞を受賞したミュージシャンであり、本作が映画初出演になる。また、マシュー・ハーバートの「Café de Flore」、ピンク・フロイドの「スピーク・トゥ・ミー」、「生命の息吹」、そしてシガー・ロスの「スヴェン・ギー・エングラー」などの音楽が、2つの人生を神秘的ながらも夢幻的な愛の物語に昇華させている。
ストーリー
1969年フランスのパリ。シングルマザーとして障害を抱える息子を育てる美容師のジャクリーヌにとって、息子ローランは唯一の生き甲斐だった。現代のカナダのモントリオールでDJとして活躍するアントワーヌ。彼には2人の娘と、大切な恋人ローズがいて、両親も健在。生活にも不自由していなかったが、別れた妻キャロルは、離婚の痛手から立ち直っていない。異なる二つの時代を生きる男と女、そして母と息子の愛。彼らの人生は、時間と空間によって隔たてられながらも、神秘的な“愛”によって紡がれていく。しかし、運命が導く幸福と執着、そして悲劇を理解した時、それぞれが人生の選択を迫られることになる。
スタッフ
監督:ジャン=マルク・バレ
製作:ピエール・エバン
マリー=クロード・プーラン
脚本:ジャン=マルク・バレ
撮影:ピエール・コットロー
キャスト
バネッサ・パラディ
ケビン・パラン
エレーヌ・フローラン
エブリーヌ・ブロシュ
マラン・ゲリエ
アリス・デュボワ
エブリン・ドゥ・ラ・シェネリエール
ミシェル・デュモン
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