加藤くんからのメッセージ
2012年/日本/カラー/90分 配給:東風
2014年12/6(土)よりシアター・イメージフォーラムにてレイトショー、ほか全国順次公開
(C)綿毛
公開初日 2014/12/06
配給会社名 1094
解説
空前の“妖怪”ブームに沸くニッポン。そんな空気をぶっ壊す!
妖怪史上、最も人間臭い
妖怪、ここに誕生!!
加藤くん、36 歳・独身。大学受験の失敗、大失恋、漫画家になる夢の挫折。青春のすべてを過ごした早稲田大学を 11 年かけて卒業するも、契約切りにおびえながら月収 9 万円で働く日々。そんなどん底の彼を這い上がらせたのは、“妖怪になる”という夢だった。
作家・沢木耕太郎さんから贈られた「in your own way」という言葉、そして芸術家・荒川修作さんの思想を胸に、彼は妖怪・加藤志異(かとうしい)として生まれ変わる!
妖怪演説×妖怪読み聞かせで、加藤くんが世界を変える!
妖怪活動のすべてを追った萌え声 OL との濃密な2年間
夢を失った大人たちに今日もどこかで、妖怪・加藤くんは“妖怪演説”と称した叫び声をあげている。「夢は叶う!だから僕は、妖怪になる!僕らの夢よ、届け!」。さらに、未来を生きる子どもたちのために、自作の絵本で“妖怪読み聞かせ”を行なっている。
彼の妖怪活動と人間活動を 2 年間追いかけたのが、監督/萌え声OL・綿毛(わたげ)だ。映画をつくることが“夢”だった彼女が初めて製作した本作は「イメージフォーラムフェスティバル 2012」で観客賞に輝いた。
妖怪と萌え声OLが非リア充たちに贈る、人間応援ドキュメンタリー。さぁ、叫ぼう!「夢は叶う!」
ストーリー
2012 年 1 月、住宅地にある急な坂道の頂上にスーツ姿で佇む男がいた。これから空を飛ぶという彼は、箒にまたがり「夢は叶う!」と叫びながら坂を駆け下りる。
彼は言う。「空だって飛べるし、どんな夢でも叶うと思う。しんどくて、辛くて、毎日が苦しい人もいるかもしれないけれど、誰の夢でも叶うことを証明するために生きている」と。
男の名は、加藤志異(本名:加藤寿信)36 歳。
夢は妖怪になること。
時は遡ること 2010 年 3 月。早稲田大学の卒業式。雨が降りしきる中、卒業生たちが名残惜しく記念撮影をしている構内。大隈重信像が見つめるなか、加藤くんが演説をしていた。
「僕は妖怪になる!そして、命をかけて、死に立ち向かいます!永遠を手に入れてみせます!」
彼は当時 34 歳で早稲田大学を卒業した。このとき一心不乱に叫び続ける彼と出会い、萌え声OL の綿毛は彼を追いはじめた。
スタッフ
監督・撮影・編集:綿毛
撮影協力:雑賀健、中村軌久 森田悠介、喜屋武悠生、松川龍介、照屋義丸、慶野忠志、篠原健吾、加藤正幸、加藤廣子、精叫華幻樂団、養老公園事務所、養老天命反転地
キャスト
加藤志異
LINK
□公式サイト□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す