パリよ、永遠に
原題:Diplomatie
世界一美しい都市をめぐる、知られざる長い一夜 パリを守りたい男 と 破壊を命じられた男 名匠フォルカー・シュレンドルフが紡ぐ知られざる歴史の一頁
2014年/仏・独/83分/5.1ch/シネマスコープ/カラー/デジタル/字幕翻訳:丸山垂穂 配給:東京テアトル
2015年09月02日よりDVDリリース 2015年3月7日 Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
© 2014 Film Oblige – Gaumont – Blueprint Film – Arte France Cinema
公開初日 2015/03/07
配給会社名 0049
解説
時は1944年8月25日未明。パリの中心部に位置するホテル ル・ムーリスにコルティッツ将軍率いるドイツ軍が駐留していた。ヒトラーからの命を受け、コルティッツはパリ掃討作戦を進めていた。それは、セーヌ川に架かる橋の数々、ノートルダム大聖堂、ルーヴル美術館、オペラ座、エッフェル塔…パリの街の象徴でもあり、形作る建造物すべてを爆破するというものだった。そこへ、パリ生まれパリ育ちのスウェーデン総領事ノルドリンクが、パリの破壊を食い止めようと説得にやってくる。ドイツ軍を撤退させ、何としてでもパリの街を守りたい総領事。一方、妻子を人質に取られ作戦を実行せざるを得ないドイツ軍将校。長い一夜の話し合いが始まる—。
シリル・ゲリーによる戯曲“Diplomatie”を、「仏独の和解なくして、今のヨーロッパはない」と語る名匠フォルカー・シュレンドルフ監督が映画化。シュレンドルフは「もしパリが破壊されていたなら、フランスとドイツの結束が生まれたか、またヨーロッパが立ち直れたか?」と疑問を呈し、パリ解放から70年を経た2014年にメガホンを執ることに。ドイツ人ながらフランスで育ちパリを愛するシュレンドルフだからこそ、今、パリがあることへの感謝をこの作品に託し、作戦実行までのたった数時間に起こる総領事とドイツ軍将校との、時に緊迫した攻防、時にウィットに富んだ駆け引きとをテンポ良く切り取り、見事な演出で紡いだ。スウェーデン総領事ノルドリンクとドイツ軍将校コルティッツにはそれぞれフランスが誇る至宝アンドレ・デュソリエとニエル・アレストリュプ。シリル・ゲリーによる戯曲から続くコンビで、本作の物語も各々のキャラクターも知悉した二人だからこそのアンサンブルに、スクリーンから目が離せなくなる。
ストーリー
1944年8月25日。
アメリカ・イギリス・自由フランス軍からなる連合国軍がパリに到着する。
パリの中心に位置するホテル ル・ムーリスではパリ防衛司令官ディートリヒ・フォン・コルティッツ率いるドイツ軍が、ヒトラーの命を受けパリの街を爆破し壊滅させる作戦を立てていた。そこへ、パリのスウェーデン総領事ラウル・ノルドリンクが訪れ、パリの破壊を防ぐために説得に取り掛かった。愛する妻子を人質に取られ選択の余地がないコルティッツと、自身の故郷でもあるパリを守りたいノルドリンク。夜が明けるころ、ふたりの攻防戦はいかなる結末を迎えるのか—。
仏独最高のチームが、知られざるパリの歴史の一頁を紐解く!
スタッフ
監督:フォルカー・シュレンドルフ
脚本:シリル・ゲリー
フォルカー・シュレンドルフ
キャスト
アンドレ・デュソリエ
ニエル・アレストリュプ
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