終戦70周年記念作品

2015年/ 日本/ カラ/ 130分/ビスタ/ /DCP5.1ch 配給:ファントム・フィルム KATSU-do

2015年8月8日(土)より、テアトル新宿、丸の内TOEI,シネ・リーブル池袋他、全国ロードショー

©2015「この国の空」製作委員会

公開初日 2015/08/08

配給会社名 0442/1631

解説


原作は芥川賞作家・高井有一による同名小説、1983年に出版され谷崎潤一郎賞を受賞、戦争という時代を戦場ではなく、庶民の暮らしを繊細にそしてリアルかつ大胆に描く物語を、日本を代表する脚本家・荒井晴彦が18年ぶりに監督に挑んだ渾身の一作。

主演の里子役に二階堂ふみ。妻子ある男との許されぬ恋に突き進む心の葛藤を見事に体現しています! 里子の相手・市毛役には長谷川博己。里子に惹かれ渇望する男を情熱的に演じています。
また里子の母親役にはハリウッド女優・工藤夕貴。その他、富田靖子、石橋蓮司、奥田瑛士ら豪華実力派俳優が脇を固め、戦時下の激しい空襲と飢餓が迫る恐怖のなかで懸命に生きる人々を丹念に描いた人間ドラマを作り出しました。

ストーリー











1945年、終戦間近の東京。
母親(工藤夕貴)と叔母と暮らす里子(二階堂ふみ)は、杉並区の住宅地に暮らす。度重なる空襲に怯え、雨が降ると雨水がなだれ込んでくる防空壕、日に日に物価は高くなり、まともな食べ物も口には出来ないが、それでも健気に暮らしている。
 隣に住む市毛(長谷川博己)は丙種により赤紙を免れながら、妻子は疎開させ、一人暮らしをしている。音楽を志していた彼が奏でるヴァイオリンの音色が里子の心を和ませるのだった。
19歳の里子の周りでは日に日に戦況が悪化していく。田舎へ疎開していく者、あくまでも東京に残ろうとする者・・・。終戦間近だとまことしやかに囁かれはするものの、すでに婚期を迎えた里子は、この状況下では結婚などということは望めそうもない。自分は男性と結ばれることなく、戦争で死んでいくのだろうか。その不安を抱えながらも、市毛の身の回りの世話をすることがだんだんと楽しみになっていく。そしてその楽しみはいつしか、里子の中の「女」を目覚めさせていくのだった—。

スタッフ

監督・脚本:荒井晴彦
原作:高井有一「この国の空」(新潮社刊)
ゼネラルプロデューサー:奥山和由 
プロデューサー:森重晃
撮影:川上皓市 
美術:松宮敏之 
照明:川井 稔 
録音:照井康政 
編集:洲崎千恵子
助監督:野本史生 
制作担当:森 洋亮 
ラインプロデューサー:近藤貴彦
制作:「この国の空」製作委員会 
制作プロダクション:ステューディオスリー
製作幹事:KATSU-do 
協賛:大和ハウス工業

キャスト

二階堂ふみ
長谷川博己
富田靖子
利重剛
上田耕一
石橋蓮司
奥田瑛士
工藤夕貴

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