グラスホッパー
2015年/日本/カラー/119分/ 配給:KADOKAWA、松竹
2016年04月28日よりDVDリリース 2015年11月7日公開
(C)2015「グラスホッパー」製作委員
公開初日 2015/11/07
配給会社名 0058/0003
解説
伊坂幸太郎・140 万部突破の“最強”小説、遂に映画化!
分類不能にして予測不能の物語—。
魅力的な俳優たちが放つキャラクタ—。
119 分、息もつけない疾走感—。
見るもの全てが巻き込まれる、“最強”巻き込まれ型エンタテインメントが誕生!
話題作を次々と生み出すだけでなく、『アヒルと鴨のコインロッカー』『重力ピエロ』『ゴールデンスランバー』など、すでに10 作品が映画化されている実力と人気を兼ね備えた作家・伊坂幸太郎。彼の最大の問題作にして最強傑作、140 万部を突破しているベストセラー小説「グラスホッパー」が満を持して映画化となった。まるで時代を先読みしていたかのようなストーリーは分類不能にして予測不能。心に闇を抱えた3人の男たちを演じる魅惑的な俳優たちの共演と、小説のページをめくるがごとく展開する息もつけないほどのスピード感に、気づけば見るもの全てが、危険極まりない世界に巻き込まれていく。一度足を踏み入れたら引き返せない“巻き込まれ型”のサスペンス・エンターテイメントがここに誕生した!
ハロウィンの夜、事件は渋谷のスクランブル交差点で起きた──。愛する女性をその事件で失った元教師【鈴木】は、殺された恋人の復讐のため裏組織に潜入し“その時”を窺っていた。一方、別の目的でその事件と関わる2人の殺し屋がいた。ひとりは人の心を狂わせる眼力を持つ“自殺屋”と呼ばれる自殺専門の殺し屋【鯨】。もうひとりは人を殺すことで生を感じる、孤独な若きナイフ使い【蝉】。接点のなかった3人の男たちが引き寄せられ1つに繋がったとき、それぞれが抱える闇の出口が見えてくる。
主演は生田斗真。『脳男』『土竜の唄』『予告犯』など主演映画が立て続く、いま最も注目される俳優が本作で挑むのは、亡き恋人の復讐を誓う【鈴木】。虫も殺せない心優しい男が復讐のために生きる姿を繊細かつ力強く演じきる。【鯨】役は国際的俳優としても名高い浅野忠信。過去に殺した人間の幻覚に悩まされる憂える殺し屋を圧倒的存在感で体現する。【蝉】役は『暗殺教室』の大ヒットが記憶に新しい山田涼介。
華麗で機敏なアクションと、孤独な男の哀しき心情を見事に演じきっている。
また、鈴木を取り巻く女性キャラクターを演じる女優陣も豪華だ。鈴木に忍び寄る謎の主婦【すみれ】を麻生久美子、鈴木の婚約者【百合子】を波瑠、鈴木を追いつめていく裏社会のセレブ【比与子】を菜々緒が演じる。そのほか、押し屋と呼ばれる謎の殺し屋【槿あさがお】を吉岡秀隆、蝉の相棒にしてニヒルな裏社会の交渉人【岩西】を村上淳、鯨を惑わし苦しませる父親【亡霊】を宇崎竜童、裏社会を牛耳るドン【寺原会長】を石橋蓮司など、、日本映画界を代表する俳優たちが多彩なキャラクターを演じているのも見どころだ。
監督は『脳男』でヒットを打ち出した瀧本智行。【鈴木】、【鯨】、【蝉】といった3人の視点で進む物語を、確かな演出力で第一級の作品に仕上げている。脚本は『あなたへ』で日本アカデミー脚本賞優秀賞を受賞した青島武。豪華キャストと実力スタッフがタッグを組んだ『グラスホッパー』は、あらゆる面白さを内包した“最強”巻き込まれ型エンタテインメント。その幕がいよいよ上がる!
ストーリー
愛する人を失った悲しみを復讐心に変える平凡な男
命を奪うことで生きる意味を模索する哀しき殺し屋たち
出会うはずのない男たちが闇の中で交錯する──
グラスホッパー(=トノサマバッタ)は密集して育つと、黒く変色し凶暴になる。人間もしかり…。
世界有数の人口過密都市、東京・渋谷。昼夜関係なく人が行き交う雑踏に真っ黒に染まった凶悪な街の住人たちが紛れ込んで生きている。ハロウィンの夜、渋谷スクランブル交差点で起きたある事件をきっかけに、気弱で心優しい草食男が彼らの標的となった。巻き込まれたのは元中学校教師の【鈴木】。彼が場違いな黒社会に身を置くきっかけとなったのは、無差別で凄惨なあの事件によって殺された婚約者【百合子】の復讐のためだった。
百合子が息絶えた事件現場で「本当の犯人は別にいる」というメッセージが書かれたメモを拾った鈴木は、そこに書かれたフロラインという会社に潜入。事件の背景に裏社会のドン【寺原会長】とイカれた二代目【寺原Jr.】の存在があることを知る。そんな矢先、またもや渋谷で事件が起きる。今度のターゲットは、なんと寺原Jr.。鈴木は、寺原会長の腹心でフロイラインの女性幹部【比与子】の命令で、寺原Jr.を襲った殺し屋【押し屋・槿】を追いかけるはめになる。しかし、状況は二転三転、鈴木は組織から追われる身に……。
また一方では、組織と繋がる殺し屋たちが蠢いていた。人を絶望させる不思議な力を持ち“自殺屋”と呼ばれる自殺専門の殺し屋【鯨】。彼を消すことを依頼された裏社会の交渉人【岩西】とその相棒にして驚異的な身体能力を持つナイフ使いの若き殺し屋【蝉】。圧倒的な力を持ちながらも闇の中でもがく彼らの生きざまは非情ながらもどこか悲哀に満ち、黒社会での生き方を模索しているようでもある。そして、出会うはずのなかった殺し屋たちと鈴木が交わるとき、意外な真実が明らかに。果たして、鈴木は目的を果たし、この世界から抜け出すことができるのか──。
スタッフ
原作:伊坂幸太郎氏
監督:瀧本智行
キャスト
生田斗真
浅野忠信
山田涼介(Hey! Say! JUMP)
麻生久美子
波瑠
菜々緒
村上淳
宇崎竜童
吉岡秀隆
石橋蓮司
金児憲史
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