原題:モンタージュ 몽타주 / Montage

「殺人の追憶」「チェイサー」に続き韓国映画史にその名を刻む衝撃作!!

第 50 回大鐘賞最優秀主演女優賞受賞/脚本賞・新人監督賞ノミネート 第34回青龍映画賞主演女優賞・新人監督賞ノミネート

2013年5月16日韓国公開

2013 年/韓国映画/韓国語/カラー/120 分/STEREO/16:9 ビスタ/ 配給::アルバトロス・フィルム/ミッドシップ

2014年9月13日より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

(C)2013 NEXT ENTERTAINMENT WORLD Inc. & MIIN PICTURES Co., Ltd. All Rights Reserved

公開初日 2014/09/13

配給会社名 0012/1143

解説


2010 年キネマ旬報ベストテン外国映画 1 位を獲得した「息もできない」を始め、「母なる証明」(09)「チェイサー」(08)「殺人の追憶」(03)など、日本国内において韓国映画は、単なるサスペンスやスリラーの枠を超え、社会や人間の闇を深くえぐった骨太な作品として高い評価を受けてきた。特に実在の“華城連続殺人事件”を基にした「殺人の追憶」は、韓国史上初の連続殺人事件を描き、世界に衝撃を与るとともに、時効についての問題意識を高める役割を果たしたと言えるだろう。
本作「悪魔は誰だ」は、「殺人の追憶」等と同様に時効を迎えた未解決事件をテーマにしているが、完全なるフィクションであり、事件はラストに一旦の収束を見せる。そして実在の事件が基では描き切ることのできなかった、遺族と犯人が長年胸に秘めていたものを、衝撃の結末と共に見る者に訴えかけてくるのである。
主演は「韓国歌謡界の女王」として君臨しながら女優としても活躍するオム・ジョンファ。本作で娘を失った母を演じ、大鐘賞の主演女優賞を受賞。名実ともに韓国最高の女優となった。そして事件を追う刑事チョンホ役にはキム・サンギョン。「殺人の追憶」でソン・ガンホの相棒の刑事役を演じて以来、数々の同様のオファーを受けたが興味が沸かなかったという彼が脚本に惚れ込み、10年の歳月を経て再び刑事役に挑んだ。韓国では初登場第2位、観客動員数200万人のヒットを記録した衝撃作が、ついに日本に上陸する!

ストーリー





15年前の誘拐事件で、幼い娘を失ったハギョン(オム・ジョンファ)。事件の担当刑事チョンホ(キム・サンギョン)は、事件が公訴時効を迎えるにあたりハギョンのもとを訪ねる。しかし、犯人逮捕を願いながら長年に渡り情報を集めていたハギョンは、やりきれない怒りをチョンホにぶつける。そして、時効まで残り 5 日と迫った日に事件現場を訪れたチョンホは、そこに手向けられた 1 輪の花を見つける。事件現場の監視カメラを調べると、深夜に何者かが花を置く姿が写っていた。チョンホは、それらの手掛かりを元に捜査を再開。時効まであと数時間のところで犯人を視界に捕えるが、追跡も及ばず再び取り逃してしまう。結局事件は時効を迎え、責任を感じたチョンホは刑事を辞める決意をするが、時を同じくして新たな誘拐事件が発生。その犯行の手口は、15 年前のものと全く同じであった…。

スタッフ

監督・脚本:チョン・グンソプ
撮影:イ・ジョンヨル
照明:チャン・テヒョン
音楽:アン・ヒョンジン
美術:キム・ソンギュ、キム・ヒジン

キャスト

オム・ジョンファ
キム・サンギョン
ソン・ヨンチャン
チョ・ヒボン
チョン・ヘギュン
ユ・スンモク
オ・デファン
ソン・ミンジ
ペク・チウォン
イ・ソゴ
キム・チョルム
テ・ウォンソク
チョン・ヒテ

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