ドラフト・デイ
原題:Draft Day
2014年/アメリカ/カラー/109分 配給:キノフィルムズ
2015年07月03日よりDVDリリース 2015年1月30日(金)、TOHOシネマズ日本橋ほか全国ロードショー
(c)2014 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
公開初日 2015/01/30
配給会社名 1093
解説
だから面白い!<ドラフト会議>3つのポイント
◆指名順は前年のレギュラーシーズンの成績が悪かった順
◆指名権のトレードができる
◆指名をするための持ち時間はわずか10分間!
プロスポーツ・チームという組織を率いるリーダーが、
キャリア最大の試練に立ち向かう〈最も長い一日〉を描く
熱きスリルと感動に満ちたエンターテインメント快作
アメリカンフットボールのプロリーグ、NFLに所属するクリーブランド・ブラウンズのGM(ゼネラル・マネージャー)、サニー・ウィーバー・Jr.は、今まさに人生の崖っぷちに立たされていた。名将と謳われた父親がこの世を去った後、チームの運営と強化を一手に担う彼は、ここ2シーズンのふがいない成績に責任を感じ、3季目の今年こそは地元ファンの期待に応えたいと願っている。そのためには12時間後に迫ったNFLドラフト会議で、即戦力の超大物ルーキーを獲得することが必要不可欠だった。ところがライバル・チームのGMに苦しい事情を見透かされたサニーは、チームの未来を売り渡す無謀なトレード話に応じてしまい、オーナーの横やりや監督との対立にも心をかき乱されていく。その容赦ないプレッシャーの中で孤立し、キャリア最大の危機に見舞われたサニーは、ついに開幕の時を迎えたドラフトで誰を指名するのか。サニーの人生のすべてを懸けた決断は、全米を揺るがす大波乱を呼び起こすのだった……。
ベースボール、アメフト、バスケットボール、アイスホッケーの4大プロスポーツが絶大な人気を博しているアメリカでは、チームの勝利をめざして悪戦苦闘する選手や監督、それを熱狂的に応援するファンにスポットをあてたスポーツ映画の秀作が数多く作られてきた。『ゴーストバスターズ』シリーズなどコメディ映画のヒット作を世に送り出し、最近では『マイレージ、マイライフ』や『ヒッチコック』などで製作を務める、アイヴァン・ライトマン監督の最新作『ドラフト・デイ』は、アメフト・チームを率いるリーダーの“最も長い一日”を描くヒューマン・ドラマ。年に一度の新人選手獲得のビッグイベント、ドラフト会議をめぐり、ひとときも目が離せないほど濃密でスリリングなストーリーが繰り広げられていく。
ドラフト会議というと日本ではプロ野球のそれが有名だが、NFLドラフトのシステムはあらゆる点で異なっている。全32チームが前シーズンの最下位から順に選手を指名していく完全ウェーバー方式を採用しながらも、“指名権トレード”などの独自のルールがチーム間の駆け引きを演出。また順番が回ってきたら10分以内に指名しなくてはならないタイムリミット制が導入され、そのカウントダウンの間にもチームの戦略や新人選手の運命が激変していく。緻密かつ合理的なシステムが確立され、全米に生中継されるテレビ向けの派手なショーアップも施されたNFLドラフトには、これまで映画の題材にならなかったのが不思議なくらいのドラマティックな人生模様が満載。まるで知略の限りを尽くすチェスの攻防に引き込まれるかのような、圧倒的な面白さに満ちたエンターテインメント快作がここに誕生した。
ライバルとの緊迫の駆け引きと迫りくるタイムリミット。
完全復活を遂げたケヴィン・コスナーが体現する
一世一代の大勝負、そして運命を変える一発逆転の痛快感!
物語はドラフト会議開催の12時間前から始まり、主人公のGMサニーが直面するさまざまな試練や葛藤を映し出す。弱体化したクリーブランド・ブラウンズの立て直しが急務の彼は、その弱みにつけ込んでくるライバル・チームとの腹の探り合いのみならず、本来は味方であるオーナー、監督、ファンからも重圧を受け、孤立無援の状況に陥っていく。そんなひとりのリーダーの苦悩を見すえていく本作は、現実と理想のギャップの狭間で激しく揺れるサニーが一発逆転の大勝負に打って出る姿を、このうえなくエモーショナルなタッチで描出。絶体絶命の苦境をまたとないチャンスに変え、狡猾なライバルにギャフンと言わせるその“入魂の決断”は、極上のサスペンス映画のどんでん返しにも似た興奮を誘うとともに、思わずガッツポーズをしたくなるほどの痛快さを満喫させてくれる。よく練られた脚本の出来栄えは、映画業界人が秀逸な脚本を選出する“ブラックリスト2012”でNo.1に輝いたお墨付きだ。
主人公サニーを演じるのは『マン・オブ・スティール』『エージェント:ライアン』『ラストミッション』といった近作で健在ぶりを示し、円熟味を増したオーラを放っているケヴィン・コスナー。戦場のように過酷な仕事の最前線に身を投じ、自らのキャリアと人生そのものを見つめ直す男の哀愁や情熱を、さすがの存在感で体現している。コスナーの脇を固めるキャストにも、そうそうたる実力派が配された。サニーの同僚で恋人でもあるアリに扮するのは、『ダラス・バイヤーズクラブ』での助演が記憶に新しいジェニファー・ガーナー。さらに『エクソシスト』『アリスの恋』の伝説的な大女優エレン・バースティンがサニーの母親、『フロスト×ニクソン』のフランク・ランジェラが口先介入を連発するチームのオーナー、『アメイジング・スパイダーマン』のデニス・リアリーがサニーと激論を交わす熱血監督を演じ、味わい深いアンサンブルを披露している。
そしてNFLの全面協力を得た本作には、NFLコミッショナーを始めとするスポーツ界の著名人が多数出演し、登場するチーム名もすべて本物。実際のドラフト会議の最中に撮影を敢行したヴィジュアルには、ドキュメンタリーと見まがうような臨場感が吹き込まれている。名匠とスター俳優たちの至高のコラボレーション、NFLドラフトを通してスポーツ・ビジネスの裏側を覗かせる斬新なドラマががっちりと噛み合った映像世界には、あらゆる観客を魅了してやまない熱いパッションがほとばしっている。
ストーリー
アメリカン・フットボールのプロリーグNFLに所属するクリーブランド・ブラウンズのGM、サニーは、人生の崖っぷちに立たされていた。チームの運営と強化を一手に担う彼は、最近のふがいない成績に責任を感じ、今年こそは地元ファンの期待に応えたいと願っている。そのためには12時間後に迫ったドラフト会議で、超大物ルーキーを獲得することが必要不可欠だった。ところがライバル・チームのGMに苦しい事情を見透かされ、チームの未来を売り渡す無謀なトレード話に応じてしまう。容赦ないプレッシャーの中で孤立し、キャリア最大の危機に見舞われたサニーは、ドラフトで誰を指名するのか。彼の人生のすべてを懸けた決断は、全米を揺るがす大波乱を呼び起こす・・・!
スタッフ
監督:アイバン・ライトマン
製作:アイバン・ライトマン
アリ・ベル
ジョー・メジャック
製作総指揮:トム・ポロック
マイケル・ビューグ
ジジ・プリッツカー
ウィリアム・リシャック
マイケル・ネイサンソン
脚本:スコット・ロスマン
ラジーフ・ジョセフ
撮影:エリック・スティールバーグ
美術:スティーブン・アルトマン
衣装:フランク・フレミング
編集:シェルドン・カーン
デイナ・E・グローバーマン
音楽:ジョン・デブニー
キャスト
ケビン・コスナー
ジェニファー・ガーナー
エレン・バースティン
デニス・リアリー
フランク・ランジェラ
チャドウィック・ボーズマン
ショーン・コムズ
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