ベイブルース 〜25歳と364日〜
第6回沖縄国際映画祭2014コンペティション・Peace部門出品作品
2014年/日本/カラー/120分 配給:よしもとクリエイティブ・エージェンシー
2015年07月08日よりDVDリリース 2014年10月31日(金)より角川シネマ新宿、TOHOシネマズなんばほか全国公開
(C)2013「ベイブルース 25歳と364日」製作委員会
公開初日 2014/10/31
配給会社名 1341
解説
かつて風のように時代を駆け抜けた 若き漫才師がいた。
彼の名は河本栄得。
彼の死から15年を経て、相方高山が綴った小説『ベイブルース 25歳と364日』(ワニブックス)は、多くの関係者に衝撃と感動を与え、その後のお笑い芸人を目指す若者のバイブルとなった。そして時を隔てる事、更に5年。相方高山が小説を原作に自らメガホンを取り、遂に映画化が実現!母を愛し、相方を愛し、漫才を愛した男は何を求め、何に抗い、何を目指したのか?
『一生懸命』がダサい。『頑張る事』が恥ずかしい。そんな風潮の現代にその人生全てを以て問いかける河本を演じるのは、映画『パッチギ!』で本格デビューし、連続テレビ小説「てっぱん」、フジテレビ開局50周年記念ドラマ特別企画「黒部の太陽」などで演技力を高く評価された趙?和。2013年に上演された「吉本百年物語」では松本人志役を堂々と演じて話題を呼んだ彼が、病魔に襲われながらもお笑い界のトップに向かって駆け上ろうとする河本の姿を鬼気迫る演技で熱演する。一方、相方の高山役には、趙と同じく『パッチギ!』で注目を集めて以来、品川ヒロシ監督の『ドロップ』や『探偵はBARにいる』ほか数多くの作品で強烈な存在感を残している波岡一喜。映画『パッチギ!』以来の親友であるという趙と波岡が見せる息ぴったりの漫才も見どころの一つだ。
キャストには他に、不器用な息子の栄得を優しく見守るシングルマザーの母親役を石田えり、高山の母を小川菜摘が演じるほか、ベイブルースの同期である雨上がり決死隊の宮迫博之をはじめ、キングコングの梶原雄太、ココリコの遠藤章造、オール阪神・巨人のオール巨人ら仲間の芸人たちも友情出演で名を連ねる。
河本の壮絶な生きざま、そして亡き河本をいつもそばで見てきた高山監督が「辛すぎてOKが出せなかった」というラストシーンは、第6回沖縄国際映画祭でのプレミア上映で会場からすすり泣きが聞こえるほど、多くの観客の心を揺さぶった。
映画『ベイブルース- 25歳と364日-』は今、『お笑い求道者のバイブル』から『人生のバイブル』へと進化を遂げた!
ストーリー
漫才師を目指す河本栄得(趙?和)は、高校時代の同級生である相方の高山知浩(波岡一喜)と共にNSC(吉本総合芸能学院)の門を叩き、7期生として雨上がり決死隊、トゥナイトのなるみ、矢部美幸(ナインティナインの矢部浩之の兄)と机を並べる。卒業後はコンビ名をそれまでの『河本・高山』から『ベイブルース』と改め、上方お笑い大賞最優秀新人賞やABCお笑い新人グランプリなどの新人賞を次々と獲得。当時の若手有望株の筆頭に躍り出た。歌手としてCDリリースも決まり、ベイブルースは将来を嘱望される漫才コンビとなっていった。
しかし、何もかもが絶好調だった1994年秋、河本はテレビのロケ中に体調不良を訴え、入院。それからわずか2週間後の10月31日、劇症肝炎による脳出血の為、25年と364日の生涯を閉じた。
スタッフ
監督:高山トモヒロ
エグゼクティブプロデューサー:平山日和
原作:高山トモヒロ
脚本:金田敬
撮影:志賀葉一
美術:寺尾淳
音楽:安田尊行
主題歌:iLHWA
キャスト
波岡一喜
趙民和
小川菜摘
石田えり
安田美沙子
柳憂怜
申相祐
山口馬木也
仁科貴
iLHWA
かつみ
梶原雄太
遠藤章造
宮迫博之
オール巨人
LINK
□公式サイト□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す