シッチェス・カタロニア国際映画祭、出品

2016年/日本/カラー/??分/ 配給:松竹メディア事業部

2016年10月15日(土)新宿ピカデリー他にて全国ロードショー

©2016「彼岸島」製作委員会

公開初日 2016/10/15

配給会社名 1473

解説


圧巻の巨大さ、手に汗握る逃走、そしてド迫力の戦闘!
あの「彼岸島」を容赦なく映画化!!

日本のどこかにある絶海の孤島、彼岸島。そこではウィルスに感染した人間たちが吸血鬼と化し、人をさらってはその生き血を吸って横暴の限りを尽くしていた。この彼岸島で行方不明になった兄の篤(鈴木亮平)を探しに来た明(白石隼也)は、吸血鬼の勢力を倒すワクチンの存在を聞きつけて、果敢に敵の中に乗り込んでいく。しかし、探し求めていた兄の篤は吸血鬼に感染され、彼岸島を支配するマスターヴァンパイア、雅(栗原類)の手下となっていた・・・。
 原作は2002年より「ヤングマガジン」にて連載を開始し、単行本発行部数がシリーズ累計700万部を誇る松本光司のベストセラーコミックス「彼岸島」。吸血鬼やその変異体である邪鬼と呼ばれる巨大モンスターに支配された孤島に閉じ込められた人間たちが、激闘を繰り返しながら脱出を目指す。変幻自在の状況設定や次々と登場する濃密なキャラクターたちが、まさに“彼岸島式”サバイバルホラーとしか言い様のない唯一無二の世界観を創造し続けている。2010年に映画『彼岸島』(ワーナー・ブラザース配給)、2013年にドラマ「彼岸島」(MBS・TBS)と、過去に二度映像化された「彼岸島」だが、本作『彼岸島 デラックス』と過去作との最大の違いは、個性溢れる邪鬼たちだ。原作の人気キャラクターである姫、太郎、百目といった、実写映像化が困難なために過去作が避けて来た巨大モンスターたちを世界レベルのCGによって登場させ、ド迫力に暴れまくらせる戦闘シーンや、迫り来る邪鬼からトロッコで逃げる炭坑の逃走シーンは本作の最大の見所である。

LOVE IS OVER!
宮本明VS宮本篤、骨肉の死闘!!

 主役である宮本明と宮本篤の兄弟には、白石隼也と鈴木亮平の二人がW主演。「仮面ライダーウィザード」シリーズの主役で注目を集め、映画『ストレイヤーズ・クロニクル』、『のぞきめ』、ドラマ「グッドモーニング・コール」などの出演で益々人気を高める白石隼也(宮本明役)と、『俺物語!!』、『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』、『海賊とよばれた男』など数々の話題作に出演する鈴木亮平(宮本篤)の二人が、強烈なアクションを披露する。本作のハイライトである、血を分けた兄弟が、弟は人間、兄は吸血鬼として闘う悲哀に充ちたアクションシーンは、目を覆いたくなる程の壮絶さだ。
 彼岸島を支配するマスターヴァンパイア、雅役を栗原類が、超越した存在となるために全身の体毛を沿って怪演。ヒロインのユキにはドラマ「なぞの転校生」で岩井俊二監督に見出された桜井美南、原作の人気キャラクターであるレジスタンスのリーダー“師匠”の声を演じるのは名優、石橋蓮司。そして前作のドラマから続投するケン役の遠藤雄弥、西山役の阿部翔平、怜役の佐藤めぐみ、涼子役の水崎綾女が更なるパワーアップを遂げて登場。また本作から初参戦となる加藤役に森岡龍、田中役に藤重政孝、紫苑役に上間凜子。さらに、椿役に9頭身プロボクサー高野人母美、まり子役に柳ゆり菜が出演、人間VS吸血鬼の死闘を個性豊かに彩る。
 監督としてメガホンを取ったのは『猫侍』シリーズの渡辺武。さらにアクションコーディネーターに吉田浩之、VFXスーパーバイザーに気鋭の谷口充大をむかえ、ここでしか味わえない最強のコラボレーションを見せる。
 どこにも逃げられない島で、迫り来る邪鬼を相手に繰り広げられる、史上最恐の絶体絶命体験。恐怖と興奮で「ハァハァ」必至の吸血鬼サバイバルホラーが誕生した!

ストーリー



吸血鬼に支配された彼岸島へ一年ぶりに戻ってきた宮本明(白石隼也)。そこで消息を絶った兄の篤(鈴木亮平)はいまだ行方不明であり、島は前にも増して吸血鬼たちがはびこる魔の巣窟となっていた。

吸血鬼たちはもともと人間であった。だがひとたびウィルスに感染した者は吸血鬼と化し、見た目は普通の人間とほとんど変わらないが、尖った犬歯がその証拠である。また、吸血鬼となっても人間の血を吸わないでいる者は恐ろしい発作を起こし、「邪鬼」と呼ばれる怪物に変異する。彼らは完全に理性を失い、驚異的な怪力や生命力で生物と見れば見境なく襲うため、人間だけでなく吸血鬼でさえもその暴走を怖れていた。

わずかに生き残った人間たちは島内にレジスタンスの村を作り、反撃の機会をうかがっていた。リーダーである師匠(声・石橋蓮司)は、吸血鬼を統率し、サイコジャックによって邪鬼の脳波を自由に操るマスターヴァンパイア、雅(栗原類)の存在に気づく。
何度でも再生する不死身の彼が島に吸血鬼ウィルスを蔓延させた張本人であり、すべての悪夢の元凶だった。

そんなとき、雅の力を無力にする唯一のワクチンがあると判明する。一度は失われたと思っていたそれがもう一つあると知り、明は自ら危険を冒してでもそのワクチンを取りに行くと名乗りを挙げる。友人の西山(阿部翔平)や師匠の娘の冷(佐藤めぐみ)、明の幼馴染みであるユキ(桜井美南)もそれに続いた。その頃、明たちを探しに島へ来た加藤(森岡龍)は、吸血鬼に襲われていたところを友人のケン(遠藤雄弥)に助けられるが、ケンはすでにウィルスに感染していた。さらに篤とも再会するが、篤もまた吸血鬼となり、雅の配下となっていたのだった。

レジンスタンス村の村人たちと協力してワクチン争奪作戦に乗り出した明たちだったが、一方で吸血鬼の側でも自分たちの脅威となるワクチンを人間の手に渡すまいと奔走していた。行く手に立ちはだかる邪鬼の太郎や百目といった敵と戦いながらワクチンを目指す中、明はついに篤と対面する。しかし篤こそ、雅の手先としてワクチンを手に入れるために暗躍するその人だったのだ。
兄弟を襲ったあまりにも非情な運命。ここに血で血を洗う戦いの火蓋が切って落とされた……!!

スタッフ

監督:渡辺武 
脚本:佐藤佐吉 伊藤秀裕 
原作:松本光司「彼岸島」シリーズ(講談社「ヤングマガジン」)

製作:「彼岸島」製作委員会
特別協力:サンセイアールアンドディ
制作:エクセレントフィルムズ
配給:松竹メディア事業部

キャスト

白石隼也 
鈴木亮平 
栗原類

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