原題:Journey to the Shore

3年間、失踪していた夫が突然帰ってきた。 そして、失われた時間を巡る、夫婦ふたりの旅が始まった—。 “愛する人との永遠の別れ”を描く、究極のラブストーリー。

第68回カンヌ国際映画祭 ある視点部門 第20回釜山国際映画祭2015

2015年/日本/カラー/128分/ 配給:ショウゲート

2015年10月1日(木・映画の日)より、テアトル新宿ほか全国ロードショー!

©2015「岸辺の旅」製作委員会/ COMME DES CINÉMAS

公開初日 2015/10/01

配給会社名 0008

解説


 湯本香樹実が(ゆもと かずみ)が、2010年に発表した小説『岸辺の旅(きしべのたび)』を、世界的に高い評価を得ている名匠・黒沢清監督が映画化!

 主演には、日本を代表する俳優、深津絵里と浅野忠信がW主演を務めることが決定!数々の賞を受賞した映画『悪人』で、第34回モントリオール世界映画祭最優秀女優賞を受賞した深津と、映画『マイティ・ソー』でハリウッド映画デビューも果たした浅野という国際的に活躍する2人が初の夫婦役で、“究極の夫婦愛”を演じる。
 また、黒沢清監督とは初顔合わせとなる深津と、黒沢清監督作品には(『アカルイミライ』以来)映画としては12年ぶりの出演となる浅野という強力なタッグにより、映画撮影前に、すでにフランスでの配給も決定!!世界三大映画祭といわれるカンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭をはじめ、世界各国の映画祭でこれまでの作品も熱狂的に迎えられてきた黒沢清監督の待望の新作とあって、フランスの老舗配給会社「Diaphana(ディアファナ)」が、異例中の異例ともいう決断をし、2015年にフランス国内で100−150館規模での公開を予定しており、来年のカンヌ国際映画祭へ向けても大きな期待を集めている。
 
3年間、失踪していた夫が突然帰ってきた。離ればなれになっていた夫婦が、失われた時間を生き直すように、
ふたりで旅に出る—。それは、愛する人との永遠の別れへの“愛の巡礼”だった—。
 夫婦ふたりが奏でる、究極のラブストーリーを黒沢清監督の卓越した演出で描きます!

ストーリー



夫の優介(浅野忠信)が失踪してから3年。
妻の瑞希(深津絵里)は呆然自失のときを経て、ようやく、ピアノを人に教える仕事を再開し、日々を暮らしていた。

そんなある日、突然、夫が帰宅した—。

翌朝、とまどいながらも、優介に誘われるまま、旅に出る瑞希。
それは夫が失踪してから、自宅に戻ってくるまでに世話になった人々を訪ねていく旅だった。

ひとつめの町では新聞配達を生業とする孤独な男性を、
ふたつめの町では小さな食堂を営む夫婦を、
みっつめの町では山奥の農園で暮らす家族を訪ねる2人。

失われた3年間という時間を巡るように、優介と一緒に過ごし、優介が見たこと、触れたこと、感じたことを、
同じ気持ちで感じていく瑞希。
旅を続けるうちに、瑞希はそれまで知らなかった優介の姿も知ることになる。
それは瑞希が優介への深い愛を、「一緒にいたい」という純粋な気持ちを、改めて感じる旅でもあった—。

優介は、なぜ突然帰ってきたのか…。
そして、優介が瑞希に伝えたかったこととは…。

スタッフ

監督:黒沢清 
脚本:宇治田隆史、黒沢清 
原作:湯本香樹実 『岸辺の旅』 (文藝春秋刊)
製作:「岸辺の旅」製作委員会(アミューズ、WOWOW、ショウゲート、ポニーキャニオン、博報堂、オフィス・シロウズ) 
共同製作:COMME DES CINÉMAS 製作幹事:アミューズ、WOWOW 
企画・制作プロダクション:オフィス・シロウズ
配給:ショウゲート 

キャスト

深津絵里 
浅野忠信
小松政夫 
村岡希美 
奥貫 薫 
赤堀雅秋 
千葉哲也
藤野大輝  
松本華奈   
石井そら  
星流  
いせゆみこ  
?橋 洋  
深谷美歩  
岡本英之
蒼井 優 
首藤康之 
柄本 明

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