ブリュッセル国際映画祭コンペ部門

2015年/日本/カラー/125分/ 配給:アスミック・エース、松竹

2015年11月04日よりDVDリリース 2015年6月20日(土)ロードショー

(C)映画「愛を積むひと」製作委員会

公開初日 2015/06/20

配給会社名 0007/0003

解説


亡き妻から届いた手紙。
それが、彼を新たな人生へと導いていく──。

第二の人生を大自然に包まれた美しい土地で過ごそうと、北海道に移り住むことにした夫婦、篤史と良子は、かつて外国人が住んでいた家で暮らし始める。良子は篤史に家を囲む石塀作りを頼んだが、以前から患っていた心臓の病を悪化させて、この世を去ってしまう。
悲しみにくれる篤史のもとに、ある日、良子から手紙が届いた。驚く篤史。そして、次々と見つかる手紙に導かれるように、篤史は周囲の人々の人生に関わっていく。また、長年疎遠になっていた娘、聡子と再会し・・・。

はじめて知る、妻の 《家族への想い》
北海道を舞台にした新たな感動作誕生

2004年に出版され、翻訳本としては異例のロングセラーを続けているエドワード・ムーニー・Jr.著の「石を積むひと」が舞台をアメリカから日本に移し新しい物語として映画化されます。主人公の篤史を演じるのは日本を代表する俳優、佐藤浩市、良子役には7年ぶりの待望の映画出演となる樋口可南子。二人の一人娘・聡子役に北川景子のほか、野村周平、杉咲花、吉田羊、そして柄本明と、ベテランから躍進目覚ましい若手まで、豪華なキャスティングが実現しました。監督は『釣りバカ日誌』シリーズ、『武士の献立』でメガホンをとった、巧みな演出で定評のある朝原雄三。
撮影は「日本で最も美しい村」連合第1号に認定された北海道美瑛町にオープンセットを建てて1年にわたり敢行、色鮮やかな丘陵や日本百名山のひとつでもある十勝岳など、大自然の四季の移ろいとともに、そこに住む人々のドラマを映し出します。
長年連れ添ってきた夫婦が、これからの第二の人生をどう過ごすのか、連れ合いを亡くしたとき、どのように立ち直り、一歩前へ進んでいくのか。そして人生の希望・豊かさとは? 今日の私たちに寄り添い、問いかける新たな感動作が誕生します。

ストーリー




第二の人生を大自然に包まれた美しい土地で豊かに過ごそうと、東京下町の工場をたたみ、北海道に 移り住むことにした夫婦、篤史と良子。以前に外国人が住んでいたという瀟洒な家を手にいれ、良子は野菜やガーデン作り、家の内装のアレンジなどささやかながらも豊かな生活を満喫していた。

一方、仕事人間から仕事がなくなった途端、手持ち無沙汰で暇を持て余す毎日の篤史。
見かねた良子は、長年の憧れでもあった家の周りの 石塀作りを篤史に頼む。
そんなある日、良子が倒れた。以前から患っていた心臓の病が悪化していたのだ。
心配させまいと夫に病状を言わず、一時退院し、明るくふるまう良子。そんな良子に、景気の良い時も悪い時も、結婚以来毎年贈り続けていた一粒の真珠を、篤史は今年も誕生日にプレゼントする。笑顔で受け取る良子を見つめながら、夫婦二人の幸せな時が続くことを願う篤史。
しかし、その願いは叶わなかった。突然、訪れた良子の最期。 悲しみにくれる篤史のもとに、ある日、良子からの手紙が届いた。自分の死期を悟った良子が、篤史のこれからを案じ、たくさんの篤史宛ての手紙を、ふたりの家に隠していたのだった。
良子の手紙に書かれた想いに触れ、閉ざされた心が溶け周りの人の人生に関わっていく篤史。
更生を誓い、石塀作りを手伝いに来る青年・徹や、その恋人・紗英との交流、紗英の義父・熊二との友情。そして長年疎遠になっていた娘・聡子との再会。
篤史が良子を思いながら一つ一つ積み上げた石に、それぞれの人間ドラマが重なっていくー。

スタッフ

監督:朝原雄三 
脚本:朝原雄三、福田卓郎
音楽:岩代太郎
劇中歌:「SMILE」(Nat King Cole)
原作:「The Pearls of The Stone Man」エドワード・ムーニー・Jr.著
製作:映画『愛を積むひと』製作委員会 
配給:アスミック・エース、松竹

キャスト

佐藤浩市
樋口可南子
北川景子
野村周平
杉咲花
吉田羊
柄本明

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す