原題:Les reines du ring

昼はスーパーのレジ係。夜はプロレスラー!? さあ、人生再起を懸けたゴングが鳴る!! 生きることにつまずいた女たちの、汗と涙の奮闘ドラマ。

2013年/フランス/97分/カラー/ヴィスタ/ドルビーデジタル/G指定 配給:コムストック・グループ 配給協力:クロックワークス

2015年01月14日よりDVDリリース 2014年7月19日公開

(C)2013 KARE PRODUCTIONS - LA PETITE REINE - M6 FILMS - ORANGE STUDIO - CN2 PRODUCTION

公開初日 2014/07/19

配給会社名 0708

解説


アタシたちは、輝きを取り戻す!!
舞台は北フランスの田舎町。シングルマザーのローズは、ある事情で離れて暮らす最愛の息子ミカエルと5年ぶりに再会を果たすが、彼は心を開いてくれない。ローズはミカエルがWWEの大ファンだと知り、息子の心を取り戻すためにプロレスに入門を決意する。ローズはスーパーマーケットの同僚3人、主任のコレット、男好きのジェシカ、肉売り場の“怪人”ヴィヴィアンを巻き込んでプロレスチームを結成、百戦錬磨のメキシコ女子プロレスラー軍団との対戦も決定し、猛特訓を始めるのだが・・・・。
息子との関係復活、倦怠期を迎えた夫との関係、恋愛依存症や容姿コンプレックスなど、それぞれ悩みを抱えながらも、プロレスを通して本当の自分を取り戻していく女たちの姿を描いた、汗と涙に溢れた奮闘ドラマ。

リングに上がった4人の女優たちが、前代未聞のパフォーマンスを繰り広げる!!
フランスを代表する世界的名女優ナタリー・バイほか才能あふれる女優たちが見せる、細やかで情緒豊かで、体を張った演技は必見。今どきの女子プロレスのセクシーなコスチュームを身にまとい、エルボードロップやラリアットを打ちまくり、ブレーンバスターを食らってリングに叩き付けられる。ナタリー・バイが赤いマントをはためかせワンダーウーマンの格好で宙を飛ぶ姿は圧巻だ。ウィットに富んだ台詞をふんだんに散りばめながら、しっかりとしたキャラクター設定と、笑いと心温まる物語に仕立て上げたのは、本作が長編映画デビューの新鋭ジャン=マルク・ルドニツキ監督。キャリアのスタートはテレビドラマのシナリオで、アメリカのテレビドラマを真似ることなく独自の進化を遂げ、最近世界で評価が上がっているフレンチ刑事ドラマなどを多く手掛けている。

最強の仲間は一番近くにいる!!
女の意地を奮い立たせ、プロレスの特訓に励むレジ係の女たち。体力を付け、技をマスターし、観客の盛り上げ方も学び、敵と戦う準備を着々と進めて行く。しかし彼女たちが本当に越えなければいけないハードルは、実は自分たちの中にあった。女たちはお互いを元気付け、傷ついた自分を鼓舞しながら戦いに挑む。そんな彼女たちの姿を見れば、きっと元気をもらえるはずだ。スーパーのレジ係という、どこにでもいる人たちが、自分の人生のために、自分の幸せを掴むために精一杯の努力をしていく。
彼女たちは次々と降り掛かるハプニングを一つ一つ根気よく乗り越えて行く。そしてその度に彼女たちの友情は強く結ばれて行く。強い友情は同時に彼女たちの自信につながり、彼女たちの自信に満ちあふれた姿は、他人に関心を抱かなかった田舎町の住民たちの郷土愛を目覚めさせる。スーパーのレジから始まる地域活性化の物語でもある。今まで関心のなかった隣人への理解と思いやりの心。最強の仲間は実は一番近いところにいる。そんなことに気づかせてくれる。

世界的プロレス・エンターテイメント集団、WWEがリメイク権利を獲得!!
今年、WWEスタジオズが、世界規模でのリメイク権利と米国内配給権利を獲得したと発表!WWEは日本を始め、地球上の何千万人ものファンを熱狂させる、ハリウッド顔負けの究極のエンターテイメント集団。俳優として活躍するドゥエイン・ジョンソン、リング名、ザ・ロックは同団体の代表的選手。『ママはレスリング・クイーン』にも、ザ・ミズ(マイク・ミザニン)、イヴ・トーレス、CMパンクが出演していることにも注目してほしい。WWEスタジオズ社長のマイケル・ルイージは「このような素晴らしいコメディ作品のリメイク化と配給権を獲得できたことに興奮しています。WWEスタジオズは、この作品によって幅広い年齢層に満足感を与えられ、同時にWWEのコアなファン層にとっても楽しめる作品になる。」とコメントしている。

エネルギー! キッチュ! パンチ! の効いたセリフが炸裂!!
女たちの喜びと感動が、 観客に飛びかかる!!

ストーリー


ある事件の罪で服役していたローズ(マリルー・ベリ)は、出所後すぐに代理母に育てられていた我が子、ミカエルに再会する。しかし少年期を母とともに過ごせなかった彼は、ローズとの再会を喜んではくれなかった。その後も代理母の元に戻りローズに会おうともしてくれないミカエル。一人悩むローズは、とりあえず息子を取り戻す最低条件である勤め先を探すのだが、前科者の彼女を雇ってくれたのはイジワルな社長(イザベル・ナンティ)がワンマン経営する地元の大型スーパー”ハッピーマーケット“。そこで働く女性たちは、皆何かの問題を抱えるワケアリばかりだった。ある日、息子との関係修復を考えていたローズはひとつのアイデアを思いつく。息子が熱狂するプロレスの選手になれば、彼は心を開いてくれるのでは?ローズは悩む間もなく、昔地元のヒーローだったプロレスラー、リシャール(アンドレイ・デュソリエ)のジムへ向かう。やる気だけは旺盛でも、完全にシロウトのローズを見たリシャールは、彼女を諦めさすために仲間を集めて来るようにと言い追い返したのだが、ローズはすぐに3人の仲間を引き連れてジムへやってきた。ローズは日頃からうっぷんのたまっているスーパーのレジ係の女たちを、プロレスは気晴らし感覚で楽しいと説得したのだった。確かに、彼女たちが初めて目にしたプロレスは、派手な演出のステージで、女性たちそれぞれが好みの衣装を身に着け暴れ回る、楽しそうな世界に見えた。

息子を取り戻そうとするローズと、浮気性の旦那との生活に疲れきった五十路女コレット(ナタリー・バイ)、とにかく男を見つけたいセクシー女ジェシカ(オドレイ・フルーロ)、大柄な自分の容姿にコンプレックスを抱くメルヘン女ヴィヴィアン(コリンヌ・マシエロ)は、プロレスで全てが解決出来ると信じ込み、やる気満々だった。リシャールは彼女たちの熱意に押されコーチを引き受ける。スーパーのレジ係がプロレスラーにというニュースは瞬く間に小さな田舎町に広まり、レジ前には彼女たちを応援する住民たちが集まった。メキシコの巨漢軍団との対戦も決まり猛特訓を始める彼女たち。しかしそれはズブの素人には過酷過ぎるハードワーク。スーパーの仕事や子供や恋人との間でも、徐々にトラブルが生じるように。リングデビューの日が刻々と近づく中、彼女たちの周りには問題が山のように積み重なって行く。もう後には引けない。果たして彼女たちはプロレスラーとしてデビュー出来るのか!?そして自分たちの問題を解決出来るのか!?女たちの幸せを手にするための熱い戦いが始まった。

スタッフ

監督:ジャン=マルク・ルドニツキ  
製作総指揮:マイケル・ルイージ(WWEスタジオ 代表取締役)
製作:トマ・ラングマン、ファブリス・ゴルドスタイン、アントワーヌ・ルアン
撮影:アントワーヌ・モノ—  
編集:アントワーヌ・ヴァレイユ
美術:ジャン=マルク・トランタンバ
音楽:フレッド・アヴリル

キャスト

マリルー・ベリ
ナタリー・バイ
アンドレ・デュソリエ
オドレイ・フルーロ
コリンヌ・マシエロ
イザベル・ナンティ

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