原題:LITTLE FOREST: SUMMER & AUTUMN

生きるために食べる。食べるためにつくる。 自然の恵みを食べて、生きる力を充電する春夏秋冬の4部作

平成26年度(第18回)文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門 審査委員会推薦作品

2014年/日本/カラー 配給:松竹メディア事業部

2015年01月28日よりDVDリリース 2014年8月30日公開

(C)リトル・フォレスト製作委員会

公開初日 2014/08/30

配給会社名 1473

解説


言葉はあてにならないけど 私のからだが感じたことは 信じられる。

 “小森”は東北のとある村の中の小さな集落。いち子は一度都会に出たけれど、自分の居所を見つけることができず、ここに帰ってきた。近くにスーパーやコンビニもない小森の生活は自給自足に近い暮らし。稲を育て、畑仕事をし、周りの野山で採った季節の食材から、毎日の食事をつくる。夏は畑でとれたトマトを使ったパスタや麹から作った米サワー、秋には山で採ったくるみの炊き込みごはん、栗の渋皮煮、冬は温かいひっつみや小豆を入れて焼いたマフィン、春はふきのとうを使ったばっけ味噌、春キャベツのかき揚げ—
 四季折々に様々の恵みを与える一方で、厳しさも見せる東北の大自然。時に立ち止りながら、自分と向き合う日々の中で、いち子は美味しいものをもりもり食べて明日へ踏み出す元気を充電していく・・・

旬の食材から生み出される美味しい料理の数々

 原作は「月刊アフタヌーン」に連載された五十嵐大介の人気コミック。生きるために、食べる。そして食べるために自分で作る。全てがひとつながりになったシンプルな暮らしの中で、自分の生き方を見つめなおしていく主人公の姿を描き、高い評価を得ています。映画では、美しい四季の移ろいを映しとるため、約1年間に渡って岩手県奥州市にてオールロケを敢行。春夏秋冬の4部作として完成させました。また、主人公・いち子が畑や周りの野山で採ってきた旬の食材を使って作る食事は、女性から絶大な人気を誇る料理研究家・野村友里が率いる「eatrip」チームのディレクションにより原作に登場する料理が忠実に再現されています。素朴さの中にも工夫がこらされた料理の数々は観るだけでお腹が空いてくることうけあいです。

1年間のオール東北ロケに挑んだ少数精鋭のスタッフ・キャストたち

 主人公・いち子役には、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でその人気を全国区に広げた若手実力派・橋本愛。またいち子の幼馴染のユウタ役に三浦貴大、同じく幼馴染のキッコ役に「あまちゃん」で橋本と共演した松岡茉優、キャンプ場の管理人・シゲユキ役に温水洋一、更に、いち子の母・福子役を桐島かれんが演じます。監督は『Laundry』、『重力ピエロ』等で海外でも高い評価を受ける森淳一。プロデューサーには『タイヨウのうた』『永遠の0』の守屋圭一郎。音楽はエレクトロニカという枠を超え、国内外で高い評価を獲得するアーティスト、宮内優里が担当。そして、yui率いるFLOWER FLOWERが、春夏秋冬それぞれのイメージにあわせて4曲を描き下ろし、各編の主題歌として提供するのも大きな話題です。

ストーリー







東北の山間の小さな集落“小森”。いち子(橋本愛)は、一度都会に出たけれど、自分の居場所を見つけることができず、ここに帰ってきた。
周りにスーパーやコンビニもない小森での暮らしは、自給自足に近い生活。
畑仕事をしたり、周りの野や山で採ってきた「季節のもの」を材料にして、毎日の食事をつくる。夏はグミジャム、岩魚の塩焼き、秋にはくるみごはん、
栗の渋皮煮、冬はアズキに焼き芋、春はキャベツや塩漬けワラビ…。
様々な恵みを与える一方で、厳しさも見せる東北の自然。
季節の移ろいを感じ、時に立ち止りながら、自分と向き合う。
一日一日を踏みしめるように過ごす毎日の中で、美味しいものをもりもり食べて、いち子は一歩踏み出す勇気を充電していく…。

今回の映像には、本作の見どころである、いち子の料理シーンがたっぷり登場!
フードコーディネーターとして橋本に料理指導を行った野村友里率いる「eatrip」チームによる、旬の食材を生かした素朴だけれど本当に美味しい食へのこだわりも垣間見られます。
その他、種まき・雑草取り・収穫などの一連の農作業や、鴨を絞めて捌くといった美しくも厳しい大自然の中での自給自足生活を、橋本自身が体当たりで演じている様子が見て取れます。

スタッフ

原作:五十嵐大介(講談社 月刊アフタヌーン所載)
監督・脚本:森淳一
プロデューサー:守屋圭一郎
主題歌:FLOWER FLOWER 「夏」「秋」「冬」「春」(gr8!Records)
配給:松竹メディア事業部

キャスト

橋本愛
三浦貴大
松岡茉優
温水洋一
桐島かれん

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