黄金のメロディ〜マッスル・ショールズ〜

数多くの一流ミュージシャンから愛され、“ソウルミュージックの聖地”と呼ばれるアラバマ州マッスル・ショールズ。本作はフェイム・スタジオとマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオの２つのスタジオに集まるミュージシャン達やスタジオマンらに迫る。ネイティブ・アメリカンから“歌う川”と呼ばれ、神聖な土地として有名なテネシー川のほとりにたたずむ小さなスタジオだが、「このスタジオで録音すると魔法のように輝く音楽が生まれる」とミュージシャン達は口をそろえて言う。
　60年代から70年代にかけてのソウルミュージック黄金期。マッスル・ショールズを世界的な音楽スタジオに育てた男達の人生や、人種差別が残る時代に黒人と白人が音楽的感性を融合させていく奇跡の瞬間を刻む。サンダンス映画祭で絶賛され、米映画サイトROTTEN TOMATOでは97％もの高い評価を受けた必見の音楽映画だ。

このスタジオでレコーディングをすると、魔法の音楽が生まれるとミュージシャンたちが口をそろえて語る。そんな“マッスル・ショールズ”を生み出した男達の人生と、聖地として君臨するまでの歴史に迫る。
本作は2013年度のグラミー賞の「最優秀コンピレーション・サウンドトラック賞」に『レ・ミゼラブル』、『華麗なるギャッツビー』等の大作映画とともにノミネートされた。また昨年のグラミー賞でスティーブ・ジョブスが受賞し、過去にはウォルト・ディズニー等の世界の偉人達が受賞した特別功労賞（Trustees Award）を本年のグラミー賞では、マッスルショールズの前身であるフェイムスタジオの設立者で本作出演のリック・ホールが受賞した。