原題:Stories We Tell

ロサンゼルス映画批評家協会賞 2013 ドキュメンタリー賞受賞 ナショナル・ボード・オブ・レビュー2013 ドキュメンタリー映画賞受賞 ニューヨーク映画批評家サークル賞 2013 ドキュメンタリー賞受賞 トロント映画批評家協会賞 2012 ドキュメンタリー賞、最優秀カナダ映画賞 ブラティスラヴァ国際映画祭 2013 ベスト・ドキュメンタリー賞受賞 山形国際ドキュメンタリー映画祭 2013 コンペティション部門正式出品

2012 年/カナダ/カラー/108 分/英語/DCP/日本語字幕:寺尾次郎 提供:日本スカイウェイ、アダンソニア 配給:ユーロスペース 宣伝:東風

2014年8月30日、渋谷・ユーロスペースにて公開 他全国順次

(C) 2012 National Film Board of Canada

公開初日 2014/08/30

配給会社名 0131

解説


女優として活躍するとともに映画監督としても高い評価をうけているサラ・ポーリー(『死ぬまでにしたい 10 のこと』(出演)、『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』(監督)他)が、自身の母親の生き方と自らの出自の真実を探った映画『物語る私たち』

1970 年代のダイアン・ポーリーは太陽みたいに明るくて、無邪気だった。誰もが彼女に夢中になった。たまにトラブルもおこしたけど、女優の仕事をしながらも、良き母でありつづけた。そんなダイアンが愛する夫と 5 人の子どもたちを残し、若くして亡くなったとき、末っ子のサラはまだ 11 歳。兄姉たちは言った。「サラだけがパパに似てない」。それは、ポーリー家のおきまりのジョーク。でもサラは、ほんの少し不安になる。
本当のパパはパパじゃないのかもしれない。いつしかサラは、ママの人生を探りだす。自分が生まれる前のママ。家族と離れ、1人モントリオールで舞台に立ったママ。そして、知らない男と恋をしていたママ—。
やがてママを愛したみんなの口からは、それぞれが知るダイアンの物語があふれだす—。

『物語る私たち』は女優サラ・ポーリー、彼女自身の物語。アトム・エゴヤン監督の秘蔵っ子として知られ、数々の秀作で演技派女優としての地位を確立。初長編監督作『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』はアカデミー賞ノミネーションと、ほとばしる才気をみせ続けるサラ・ポーリー。彼女は本作で、監督・女優であるばかりでなく、誰よりも明晰でときに辛辣な「探偵」になった。ともすれば家族に悲劇をもたらし、彼女自身を深く傷つけかねない驚くべき事実をつきとめ、持ち前のウィットとユーモアで軽妙に描きだす。人生を鮮やかに彩る恋と機知、原色のノスタルジー。そして少しばかり奔放過ぎた母へのあふれんばかりの愛情が、言葉の真の意味における傑作を生みだした。

ストーリー






カメラを構え、家族や親しい友人たちに若くして亡くなった母の思い出を語らせる女優サラ・ポーリー。女優、母、そして女として、ひたむきに生きた母の人生は奔放ながらも愛に溢れていた。だがやがて、母の人生を紡ぐ彼らの言葉は、サラ自身の出自に秘められた真実を探り始める—。
深く複雑な愛情に満ちたある家族の姿を浮かび上がらせた真実の物語。

スタッフ

監督・脚本:サラ・ポーリー
プロデューサー:アニタ・リー
エグゼクティブ・プロデューサー:シルヴァ・バスマジン
編集:マイケル・マン
撮影監督:イリス・ン
美術:リー・カールソン
衣裳:サラ・アームストロング
録音:サンジェイ・メータ
編曲:ジョナサン・ゴールドスミス
キャスティング: ジョン・バカンC.S.A、ジェイソン・ナイトC.S.A
ナレーション:マイケル・ポーリー

挿入歌
“Skinny Love”
作詞・作曲: ジャスティン・デヤーモンド・エジソン・バーノン
演奏: ボン・イヴェール

“Demon Host”
作詞・作曲: テイラー・カーク
演奏: Timber Timbre

キャスト

サラ・ポーリー
マイケル・ポーリー
ハリー・ガルキン
スージー・バカン
ジョン・バカン
マーク・ポーリー
ジョアンナ・ポーリー
キャシー・ガーキン
マリー・マーフィー
ロバート・マクミラン
アンヌ・テイト
ディアドリ・ボーウェン
ヴィクトリア・ミッチェル
モート・ランセン
ジェフ・ボウズ
トム・バトラー
ピクシー・ビグロー
クレア・ウォーカー
レベッカ・ジェンキンス
ピーター・エヴァンス
アレックス・ハッツ

LINK

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http://www.yidff.jp/2013/ic/13ic12.html
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