2014年/日本/カラー/??分/ 配給:アスミック・エース

2015年07月02日よりDVDリリース 2014年12月27日 全国ロードショー

(C)2014『海月姫』製作委員会(C)東村アキコ/講談社

公開初日 2014/12/27

配給会社名 0007

解説


大事なものを守るため、仲間とともに小さな一歩を踏み出した彼女たちは、世界を変える奇跡を起こすことができるのかー。
日本が世界に誇るオタクカルチャーと、シンデレラストーリーが奇跡の融合、常識を打ち破る、笑いと涙と萌えの【オタクすぎるシンデレラ・エンタテインメント】がこの冬、誕生!

とある古びたアパート、天水館。そこで暮らす倉下月海は、オタク女子友達と共同生活を送っていた。「男を必要としない人生」を信条に、自らを「尼〜ず」と呼び、それぞれのオタク道を極めるゆるい毎日。そんな彼女達の前に女装美男子・蔵之介と童貞エリート・修の兄弟が出現!動揺する尼〜ず達に、心のより所でもある聖地(=ボロアパート)が強奪の危機まで勃発。自分の大切なものを守るため、自分たちの居場所を守るため、尼〜ずと蔵之介はタッグを組み、最後の大勝負にうって出る—。

原作は東村アキコのテレビアニメ化もされた大ヒット漫画「海月姫」(講談社『Kiss』連載)。クラゲオタクでピュアな主人公・倉下月海には、今や最も次回作が望まれる国民的女優・能年玲奈。月海達と奇妙な友情を結び、彼女達を助け支えていく女装男子・蔵之介には、これからの映画界を担う俳優・菅田将暉。蔵之介の実兄で、兄弟の父でもある政治家の秘書というエリートながら心優しき童貞・修に実力派俳優・長谷川博己。月海と同居するオタク女子集団「尼〜ず」の面々には、鉄道オタクばんばさんに池脇千鶴・三国志オタクまややに太田莉奈・和物オタク千絵子に馬場園梓(アジアン)・枯れ専のジジ様に篠原ともえ。加えて、片瀬那奈・速水もこみち・平泉成といった個性豊かな俳優たちが集結、ゴージャスキャストのアンサンブルに期待が高まります。

監督は、『ひみつのアッコちゃん』『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』の川村泰祐、脚本は『私の優しくない先輩』の大野敏哉が担当。衣装デザイン・スタイリストはきゃりーぱみゅぱみゅの衣装を手がける飯嶋久美子、音楽は前山田健一といった、旬なクリエイターたちが揃い踏み。
 さらに、主題歌は子供から大人まで幅広い世代に絶大な支持を得るバンド・SEKAI NO OWARIが担当。主題歌「マーメイドラプソディー」を書き下ろし、さらに劇中歌として「スターライトパレード」「花鳥風月」を提供、作品に輝きを加えています。

笑いと涙と萌えの極上エンタテインメント『海月姫』、この冬最高のショーが幕を上げます。

ストーリー










「女の子はね、みんな大きくなったら美しいお姫様になるのよ。月海がお嫁に行く時は、あんな風な真っ白なドレス、作ってあげるけんね」
幼い日。水族館で優雅に泳ぐクラゲを見ながら、亡き母がそう約束してくれてから幾年月。大人になった倉下月海(能年玲奈)はふわふわのドレスが似合うお姫様……ではなく、すっかりオタク女子になってしまっていた! 三つ編みにダサいメガネ、渋谷に行くのもイモジャージ。イラストレーターを目指して上京したものの、恋愛ともおしゃれライフとも無縁で、部屋にこもってクラゲばかり描いている。
そんな月海にとって、ボロアパート「天水館」はこの上なく心地のよい居場所だった。一緒に住んでいるのは鉄道オタクのばんばさん(池脇千鶴)、三国志オタクのまやや(太田莉菜)、和物オタクの千絵子(馬場園梓)、枯れ専のジジ様(篠原ともえ)。ジャンルは違えど、オタクでニートな“同志”たちだ。アパートのヌシにして謎のBL作家・目白樹音先生をたま〜に手伝いつつ、自らのオタク道を極める彼女らのモットーは「男を必要としない人生」。自らを“尼〜ず”と称し、アパートを男子禁制とし、共同生活を送っていた。
ある日、行きつけの熱帯魚ショップでのこと。愛するクラゲを救いたい一心で騒動を起こしてしまった月海は、通りすがりのおしゃれ女子に助けられる。超フレンドリーな彼女はそのまま月海の部屋に泊まりこむが……翌朝、寝顔を見て驚愕。モデル顔負けのルックスを持つ彼女は、近所に大邸宅を構える政治家一家・鰐淵家の次男・蔵之介(菅田将暉)。超美男子ながら、ファッションが大好きな女装男子だったのだ! なぜか天水館に興味津々な蔵之介を月海は蔵子と呼んで必死でごまかすが、唐突なおしゃれ異分子の出現に“尼〜ず”の面々は大混乱。だが、蔵之介は、自分たちの世界に閉じこもる彼女たちの弱みをズバズバ斬りながら、その後も天水館に出入りをし、強引に距離を縮めていく。
すっかり天水館にはまった蔵之介は、あるときちょっとしたイタズラ心で、嫌がる月海を自分の部屋に招待。「今からお前に、魔法をかけてやる」と、持っているテクニックを駆使して美しく変身させてしまう。コンプレックスを抱いて生きてきた月海は、別人のように見違えた姿になっても戸惑うばかり。だが、強引に連れ出された水族館デートで、蔵之介の腹違いの兄・修(長谷川博己)と出会い、淡い恋心を抱く。そして、30歳を過ぎてもまだ童貞の修もまた、月海に恋したと気付いた蔵之介は、表現できないもやもやが胸に広がるのを感じる──。
その頃、水面下では不穏な動きが始まっていた。にわかに持ち上がった町の再開発計画で、急きょ天水館の取り壊しが決まったのだ。プロジェクトの成否を握るのは、蔵之介の父で前大臣の慶一郎(平泉成)。修はその第一秘書だった。デベロッパーのヤリ手社員・稲荷翔子(片瀬那奈)の攻撃を受けて、史上最大のピンチでパニックに陥る尼〜ず。それでも現実を直視せず、自分たちの世界に逃げ込もうとする彼女らを、蔵之介は「みんな本当にここなくなってもいいの!?」と一喝。稲荷には、「俺たちでここを買ってやる!」と宣言する。「大切なものは、絶対に失っちゃだめなんだ」という蔵之介に、月海も仲間達とともに、戦う決意をする。
そして決戦の時、尼〜ずと蔵之介が仕掛けた大勝負とは……!?

スタッフ

監督:川村泰祐  
脚本:大野敏哉  
衣装デザイン:飯嶋久美子
原作:東村アキコ 「海月姫」(講談社「Kiss」連載中)
製作:映画「海月姫」製作委員会
企画:アスミック・エース    
配給:アスミック・エース

キャスト

能年玲奈 
菅田将暉 
池脇千鶴 
太田莉菜 
篠原ともえ 
馬場園梓(アジアン)
片瀬那奈 
速水もこみち 
平泉成
長谷川博己

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