原題:Again

全州国際映画祭2015

2014年/日本/カラー/120分/ 配給:東映

2015年07月08日よりDVDリリース 2015年1月17日(土)より全国ロードショー!

(C)重松清/集英社 (C)2015「アゲイン」製作委員会

公開初日 2015/01/17

配給会社名 0004

解説


13年1月クールの民放ドラマ最高視聴率を記録したTBSドラマ「とんび」(1月13日〜3月17日)の原作者である、直木賞作家・重松清の新作「アゲイン」(集英社「小説すばる」連載)が映画化される。
46歳で再び甲子園を目指す元高校球児、坂町役に中井貴一。主演映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』、CX「最後から二番目の恋」、BS-NHK「雲霧仁左衛門」など、多くの話題作に出演を重ねる、日本を代表する実力派俳優の一人である。近年はNHK情報番組「サラメシ」で軽妙な語り口が注目され、新たなファンを増やしている。

亡くなった父の元チームメイトを訪ねる娘の美枝役には波瑠が抜擢された。『潔く柔く』ほか、多くの作品に出演しており、2014年3月まで務めた「A-Studio」のアシスタントでも好評を得た。さらに、坂町の元チームメイトの高橋役には柳葉敏郎、元野球部のマネジャー・裕子役には和久井映見など、豪華な役者陣が揃った。
監督・脚本を務めるのは『風が強く吹いている』の大森寿美男。かつて忘れようとした夢に、再び挑戦する不器用な大人たちの葛藤を、確かな手腕で描き出す。撮影は2013年11月23日にクランクイン。クライマックスの野球シーンは、実際に甲子園球場を使用して、12月21日、22日の2日間にわたって撮影された。公開は2015年1月を予定。
元高校球児が大人になって再び甲子園を目指し、遠い過去の苦い青春の悔いを乗り越えていく映画『アゲイン 28年目の甲子園』。胸の奥にしまったはずの思いが再び動き出し、青春のその先へと大人なりの一歩を踏み出す。そんな勇気をくれる感動作が、いま誕生する。

ストーリー


坂町晴彦(中井貴一)46歳。28年前の熱血高校球児も今や見る影も無い。もはや仕事にも張りはなく、妻とは離婚。その後妻が死んで以来、一人娘のことは気になりつつも絶縁状態。野球とも無縁の生活を送っている。
そんな坂町のもとに、ある日突然訪ねてきた女性は、高校時代ともに甲子園を目指したチームメイトの娘・美枝(波瑠)だった。美枝は、東日本大震災で亡くなった父の遺品の中にあった、毎年書きながらも出されずにいた27年分の年賀状の束を坂町に差し出す。彼女は何故父がそれを出さなかったのかを知りたいと願い、そこに書かれた住所を訪ねてきたのだ。
元高校球児が再び甲子園を目指す舞台< マスターズ甲子園 >のスタッフとして働く美枝は坂町に大会への参加を持ち掛ける。突然の非日常的な誘い。予測がつかないことは敬遠する、いわゆる“さびついたオヤジ”である坂町は「今さら」と断ったが、首を横に振った本当の理由はまた別にあった。28年前、彼が高校3年生の夏に起こったある事件。あの日、甲子園への夢を断たれた坂町は、自らの思いにフタをした つもりでいた・・・

元エースの高橋直之(柳葉敏郎)もまた同じ気持ちだった。彼は甲子園に出てさえいればプロになっていたかも知れない、と自分の冴えない現状をあの夏のせいにしていた。
彼らが甲子園に行けなかった原因は、美枝の父にあった。事情を知りながらずっと姿を消していた元マネージャー・立原裕子(和久井映見)に、坂町は一通の手紙を送る。野球部OBの前に現れた裕子の口から語られたのは、彼らが全く知らなかった真実だった。
坂町や高橋、そしてかつてのチームメイトたちもあの夏にケリをつけるため、マスターズ甲子園への挑戦を決意する。
現実を知り、上手く諦めたはずの思い。そして、いつのまにか失った娘の笑顔・・・
止まっていた時間を動かすことに決めた坂町は、人生のグラウンドに向けてもう一度走り出す——。 

スタッフ

原作:重松清「アゲイン」
脚本・監督:大森寿美男(『風が強く吹いている』)

主題歌:浜田省吾「夢のつづき」(SMEレコーズ)
製作:「アゲイン」製作委員会
配給:東映

キャスト

中井貴一
波瑠 
和久井映見 
柳葉敏郎 
門脇麦 
太賀 
工藤阿須加 
村木仁 
堀内敬子 
西岡徳馬("徳"は旧字) 
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