原題:The Sessions

なぜか?日本ではR18のレイティングがついた話題作

第26回 東京国際映画祭 特別招待作品

2012年/アメリカ/カラー/95分/R18+ 配給:20世紀フォックス映画

2013年12月6日(金)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー

(C)2012 TWENTIETH CENTURY FOX

公開初日 2013/12/06

配給会社名 0057

解説


 脚本・監督は自らもポリオ・サバイバーであるベン・リューイン。 “障害者の性”というタブー視されがちな題材を、ユーモアと愛に満ちた感動作に仕上げたが、日本ではR18+のレイティングがついた。サンダンス映画祭ほか4つの映画祭で観客賞に選ばれ、ゴールデン・グローブやアカデミーといった主要賞にもノミネートされたメインストリームをいくこの作品に、なぜレイティングが!?
 首から下が動かせない障害者が38歳で“童貞喪失”に挑むという難役を演じるのは『ウィンターズ・ボーン』のジョン・ホークス。その演技が評価され、ゴールデングローブ・ドラマ部門で主演男優賞にノミネートされた。また惜しげもなく美しい裸体を披露するセックス・セラピスト役のヘレン・ハントは、本作でアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の助演女優賞にノミネートされた。マークに聖職の枠を超えたアドバイスをするブレンダン神父を、アート作品には欠かせない名優ウィリアム・H・メイシーが演じている。──映画ファンにはたまらない大人のための感動作が遂にに上陸する!

*実際のマーク・オブライエンの人生をドキュメンタリー・フィルムにした「Breathing Lessons:The Life and Work of Mark O’Brien」(ジェシカ・ユー監督)は、1996年度のアカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞を受賞している。

ストーリー


6歳で罹ったポリオが原因で首から下が麻痺してしまったマーク。重度の呼吸障害を抱える彼は、自らが「鉄の肺」と呼ぶ巨大な呼吸器の中に横たわり、一日の大半を過ごしている。唯一「鉄の肺」から解放されるのは、派遣ヘルパーが付き添ってストレッチャーベッドごと移動する数時間の散歩のみだ。それでもマークは自分の人生を全く悲観していない。
 38歳になり、若くて美しいヘルパーのアマンダに恋をしたマークは、健常な男性であれば誰でもが思い描く、“愛する女性と精神的にも肉体的にもつながりたい“という願いを抱くようになる。神父やヘルパーに励まされ、思い切ってセックス・セラピストの“セッション”を受けることを決意したマークだったが・・・。
 障害を抱えた人生を臆することなく生ききった、詩人でありジャーナリストのマーク・オブライエンの実話をベースにして、彼が童貞喪失を決意し実行に移すまでを描く、愛とユーモアに満ちた感動作。

スタッフ

監督:ベン・リューイン
脚本:ベン・リューイン
撮影:ジェフリー・シンプソン
美術:ジョン・モット
衣装:ジャスティン・セイモア
編集:リサ・ブロムウェル
音楽:マルコ・ベルトラミ

キャスト

ジョン・ホークス
ヘレン・ハント
ウィリアム・H・メイシー
ムーン・ブラッドグッド
アニカ・マークス
リー・パールマン
アダム・アーキン

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