花様〜たゆたう想い〜

300年前の中国外洋。双子の姉妹・小雪（シャオシュエ）と小霜（シャオシュアン）が漂着したのは“流嶼島”だった。
妓楼“花漾楼（かようろう）”の女主人に拾われた二人は、ある秘密を胸の奥底に押し隠し、芸妓としての道を歩む。
しかし花漾楼にやって来る男たちによって、彼女たちの愛と運命はまるで海面に浮かぶ花の様に、次第にたゆたい始める——

『Tattoo—刺青』『彷徨う花たち』でその映像美が評価されている台湾の女性監督 ゼロ・チョウ。彼女の待望の新作『花様〜たゆたう想い〜』が完成した。4人の若い男女が繰り広げる切ない恋模様を、海に浮かぶ灯篭、花街を艶やかに照らす灯などの鮮やかな色彩と共に描き、作品を華麗に幻想的に仕上げている。4人の男女を演じるのは台湾映画界を支える若手俳優……アイビー・チェン、ジェリー・イェン、ミシェル・チェン、ジョセフ・チェン。これまでアイドルとして人気を博してきた彼らが、監督の元で映画俳優としてその魅力を開花させた。主演4人をサポートするのは香港の実力派俳優サイモン・ヤムとサンドラ・ン。二人の熟練された演技が作品に重厚さを加えている。

2012年末に台湾で公開された本作は台湾の人気俳優が勢揃いしたことで話題を呼んだが、アイドル映画ではなく、4人の若い男女の切ない愛を描いたドラマ性の高い芸術作品として評価されている。俳優たちの日本のファンからも公開を熱望する声がインターネットで上がり、遂に日本での公開が決定!! また劇場公開の前に、9月に福岡・博多で開催される≪アジアフォーカス・福岡国際映画祭2013≫（9月13日〜23日 ユナイテッド・シネマ キャナルシティ博多ほか）のエンジョイ・アジアムービー【特別上映】にて、ジャパン・プレミアとなる上映が決定致しました。上映に合わせゼロ・チョウ監督は来日し、東京でのプロモーションを行った後に博多に入り、上映時にQ&Aを行う予定です。