原題:The Frozen Ground

全米を震撼させたアンカレッジ連続殺人事件。 これは、本当に起こった事件の結末。

2013年/アメリカ/カラー/シネマスコープ/ドルビーSRD/105分 配給:ブロードメディア・スタジオ

2013年10月5日(土)有楽町スバル座ほか全国ロードショー!

© 2011© Georgia Film Fund Five, LLC

公開初日 2013/10/05

配給会社名 0551

解説


1984年2月。アラスカのアンカレッジで一人のビジネスマンが逮捕された。彼の名はロバート・ハンセン。12年間にもわたり、計画的に24人以上の女性を拉致監禁し、性的暴行をしたうえでアラスカの荒野に解き放って人間狩りをするという残忍な手法で殺害していたことが、全米を驚愕させた。
本作は実話を基に、ハンセンの魔の手から逃げてきた唯一の被害女性を守りながら犯人逮捕に燃えるアラスカ州警察の巡査部長と、容疑者・ハンセンの息詰まる攻防を描いた犯罪ミステリーである。
461年の刑で今も刑務所に服役しているロバート・ハンセンを演じるのは、『2012』のジョン・キューザック。町では良識と信頼を得ている表の顔を持ちながら、女性を暴行殺害する裏の凶悪の顔を見事に演じわけている。その犯人を追うのは、アカデミー賞俳優であり、『キックアス』や『ゴーストライダー2』等、最近はアメコミ作品やアクション中心で活躍しているニコラス・ケイジが、家族との問題を抱えながらも犯人逮捕に燃える巡査部長を熱演し、ハリウッドを代表する2大スターの演技が見ものである。
共演には、17歳の娼婦で犯人から逃げてきた唯一の被害者を「ハイスクール・ミュージカル」で人気沸騰した『スプリング・ブレイカーズ』のヴァネッサ・ハジェンスが演じ、『サイレントヒル リべレーション3D』のラダ・ミッチェル、ミュージシャンで本作の製作も手掛けている『フリーランサーNY捜査線』のカーティス“50セント”ジャクソンが脇を支えている。脚本・監督は本作で長編劇映画デビューとなったスコット・ウォーカーで、事件の関係者、被害者に綿密な取材を行い、劇中でも当時の被害者の写真を使用するなどのリアリティを追及し、本作を完成させた。全米では8月23日に公開される。

ストーリー


1983年の冬が凍てつくアラスカ・アンカレッジ。モーテルの部屋で手錠につながれ叫び声をあげている17歳の娼婦シンディ・ポールソン(ヴァネッサ・ハジェンズ)が警察に保護された。彼女は指名した男に殺されそうになったと警察に告げるが、相手に名指しされたボブ・ハンセン(ジョン・キューザック)にはアリバイがあるだけでなく、町の善良市民と言われている彼を警察は疑う余地はなく、娼婦の客とのトラブルということで事件を握りつぶそうとする。だが、彼女を助けた警官は納得がいかず、事件の調書書類を上司に黙って州警察に送った。
時を同じくして、ニックリバー沿いの平原で、無残な遺体となった身元不明の少女が発見された。退職間近のアラスカ州警察の巡査部長ジャック・ハルコム(ニコラス・ケイジ)は事件の担当となり、ここ最近立て続けに変死遺体が見つかっていたことから、ハルコムは同一犯の仕業ではないかと考える。そんな時、町警察から届いたシンディの事件の調書を見たハルコムは、彼女が告発したハンセンを調べることとする。それと同時にシンディから真相を聞くためにストリップクラブや、娼婦や麻薬中毒者たちがしょっちゅう出入りする場所を探すが、彼女はどこにも見つからない。
警察に戻ったハルコムは、そこにシンディ本人が待っていたことに驚く。彼女は自分がレイプされ、その男に殺されそうになったが、男が軽飛行機を準備している間に辛うじて逃げることができたと説明する。ハルコムは精神的ショックを受けていた彼女の力になろうと考える。
一方、州警察ではハンセンが過去にいくつかの事件を起こしていた事実を調べ上げる。過去に起こした事件からかぎりなく黒に近い犯人であると確信するハルコムだったが、彼を捕まえるには決定的な証拠がない。ハルコムは唯一の生き証人であるシンディを証言させるために説得を試みるのだが…

スタッフ

監督・脚本:スコット・ウォーカー
撮影:パトリック・ムルギア
音楽:ローン・バルフェ

キャスト

ニコラス・ケイジ
ジョン・キューザック
バネッサ・ハジェンズ
マイケル・マグレディ
ディーン・ノリス
オルガ・バレンティナ
ブラッド・ウィリアム・ヘンケ
キャサリン・ラ・ナサ
ラダ・ミッチェル
カーティス・“50セント”・ジャクソン

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