SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013

2013年/日本/カラー/103分/ 配給:松竹

2013年10月12日[土]から新宿ピカデリーほかで公開

(C)2013 松竹株式会社/埼玉県

公開初日 2013/10/12

配給会社名 0003

解説


埼玉県×松竹で贈る映画製作の新たな試み

新進気鋭の若手映像クリエイターが描き出す、今を生きる家族の物語「SKIP シティ 彩の国ビジュアルプラザ」は、多くの映画やドラマの撮影、製作が行われている 埼玉県の映像関連産業拠点施設。ここを拠点に活動する若手映像クリエイターたちを支援するプロジェクト「GO-all」 により、現代を生きる家族の姿を描いた、新たな物語が誕生しました。

映画「埼玉家族」は、新進気鋭の若手監督4 人が、埼玉県に住むごくごく普通な家族をテーマに、父親、母親、息子、娘のそれぞれの物語を、4 編のオムニバスとして描いた作品。若手監督ならではの感性で切り取られたストーリーは、4 作品とも個性あふれる表現でありながら、ひとつの物語として現代の「家族とは何か」をリアルに問いかけます。
この若手監督の挑戦をバックアップするのは、数々の家族ドラマを演じてきた鶴見辰吾(父・哲役)、伊藤かずえ(母・優子役)のベテラン俳優陣。さらに大野拓朗(長男・タカシ役)、森田涼花(長女・若葉役)らが瑞々しい演技で作品を彩ります。

また映画製作では、SKIP シティ 彩の国ビジュアルプラザを推進する埼玉県と、「母べえ」「東京家族」など家族を描いた名作を多く手掛ける映画会社・松竹(株)の強力なタッグが実現。地域映画の新たな取り組みとしても注目されています。
新しい才能と、新しい映画製作プロジェクトで、「家族」という普遍のテーマに挑む… これからの時代をリードする若手監督たちの新しい挑戦にご期待ください。

ストーリー


家族って、ジグソーパズルのようなものだ…

ばらばらな人生が集まって、家族という1 つの画を作ってる埼玉県に住む山下家は、ごくごく普通の家族。父親・哲と母親・優子、そして高校生の長女・若葉と、カメラマンのアシスタントとして働く長男・タカシ。
はたから見れば、何の変哲もない、どこにでもいそうな幸せな家族… しかし山下家の人々は、それぞれ家の中では見せることのない悩みや不安を抱えていました。そんな山下家の4 人のとある3 日間を、4 人の若手監督が4 つのストーリーで表現。家族がひとたび家から離れた時、それぞれどんな想いを抱いて生きているのか…? そして家族の気持ちは、またひとつになれるのか…? ひとつ屋根の下に隠れた現代の家族の人間模様を映し出し、新たな「家族とは何か」を問いかけます。

長女・若葉編「ハカバノート」

周りに合わせて自分を出さないことで「いい子」を演じていた高校生の若葉(森田涼花)は、家族や先生、友人への本音をノートに書き込んでいた。「このノートは、本当の私が死んでいる墓場(ハカバ)なの」。しかしある日、クラスのいじめられっ子・雪乃(美山加恋)にノートの内容を見られてしまい、雪乃は若葉に3 日間だけ何でも言うことを聞くことを要求する。始めは嫌々付き合っていた若葉だったが、次第に二人は意気投合し、本当の気持ちを言える友達の存在に気付きはじめる…

母・優子編「キャンディ」

真面目な専業主婦・優子(伊藤かずえ)は、何不自由ない家庭に幸せを感じながらも、漠然とした不安を抱えていた。ある日、元同僚の結婚式に出るため家をあけた優子は、帰りの電車で寝過ごしてしまう。終点で出会ったのは、言葉を話さない不思議な女(入来茉莉)。彼女に手を引かれるままに飛び出した優子は、帰る術もなく彼女と行動を共にする。日常の外に出ることで、自分が感じていた寂しさを実感する優子。そんな時、彼女の正体が明らかになり…

父親・哲編「父親輪舞曲」

飲料メーカーに勤める父の哲(鶴見辰吾)もまた、家族の気持ちさえわからない日常に満ち足りない想いを抱いていた。そんなある日、哲の元を里香(水崎綾女)と名乗る女性が訪ねてくる。哲の父・岳が生前ギターサークルに入っており、そこで作詞した歌を歌わせてほしいと頼みに来たのだ。厳格な父が作詞などをするとは思えず、戸惑う哲。しかし、岳が作詞したという歌を聞いた哲は、幼い頃から厳しかった父の本当の想いを知ることになる…

長男・タカシ編「ライフワーク」

長男・タカシ(大野拓朗)は、カメラマンのアシスタントをすることを父に反対され、家を出て年上の彼女・ナオコ(井村空美)と同棲していた。なんとなく今の生活を続ける日々… しかしある時、ナオコが家を出ていき、カメラマンの師匠・リョータも海外に行ってしまう。自分が本当にやりたいことは何なのか、そして夢を貫く覚悟はあるのか…? 迷いながらもタカシは、自分の将来について父と向き合う覚悟を決める…

スタッフ

娘編<ハカバノート>
監督:福山功起 脚本:福山功起、守山カオリ
出演:森田涼花 美山加恋/天童なこ 森累素 関口あきら 酒井晴人
母親編<キャンディ>
監督・脚本:加瀬聡
出演:伊藤かずえ 入来茉里 ?ジョンミン
父親編<父親輪舞曲(ちちおやロンド)>
原案・監督・音楽:角川裕明 脚本:中井ゆりこ
出演:鶴見辰吾 水崎綾女 尾崎龍士郎 藍川ゆとり/大石吾朗
息子編<ライフワーク>
監督・脚本:完山京洪
出演:大野拓朗 井村空美 RIKIYA /佐津川愛美/阿部力

キャスト

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