レッド・ドーン
原題:Red Dawn
サバイバル・レジスタンス・アクションの傑作、誕生!
2012/アメリカ/シネマスコープ/DCP/96分/ 配給:クロックワークス 提供:クロックワークス、ニューセレクト、インターフィルム、ミッドシップ
2013年10月5日(土)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー
(C) 2012 UNITED ARTISTS PRODUCTION FINANCE LLC. ALL RIGHTS RESERVED. RED DAWN IS A TRADEMARK OF METRO-GOLDWYN-MAYER STUDIOS INC.AND USED WITH PERMISSION.ALL RIGHTS RESERVED.
公開初日 2013/10/05
配給会社名 0033
解説
ある日突然、アメリカが北朝鮮に占領された
アメリカ、ワシントン州のとある町。普段通りの朝をむかえるはずだった住民達は、突如外国のパラシュート部隊が空から降ってくるという非現実的な光景を目の当たりにする。戦闘機が空を覆い、装甲車が道を塞ぐ。突然の出来事に成す術もなく、ほどなくして町は敵の手に落ちてしまう。抵抗する人々は殺され、それ以外は捕虜として収容されていく。
そんな中、敵の手から逃れた若者たちがいた。次第に状況を把握していく彼らが見たものは、アメリカ全土が北朝鮮に占領されたというショッキングな現実だった。まだ若い彼らは戸惑いながらも、森に身を隠し、訓練を積み、敵を偵察し、団結し立ち上がる決意をする。自らを“ウルヴァリンズ”と名乗り、愛する家族や恋人、友人を守る為、そして祖国と自由を取り戻す為にレジスタンスとして反撃を開始するのだが—。
ジョン・ミリアス監督のカルトヒット作『若き勇者たち』が現代によみがえる
『レッド・ドーン』の冒頭シーンは無数のパラシュート部隊が空から降ってくるというシュールな光景で始まる。アメリカは占領され、最初のターゲットとなったのが彼らの故郷だったのだ。 本作は1984年、当時のアメリカ大統領ロナルド・レーガンがソビエト連邦を“悪の帝国”と名指ししていた冷戦真っ只中にジョン・ミリアス監督が放ったカルトヒット作『若き勇者たち』のリメイク。当時ブラット・パックと呼ばれていた若手俳優のパトリック・スウェイジ、チャーリー・シーン、リー・トンプソン、ジェニファー・グレイ、C・トーマス・ハウエル、ダーレン・ダルトン、ブラッド・サヴェージ、そしてパワーズ・ブースを一気にスターの座に押し上げた。当時の敵はソ連・キューバ・ニカラグアの共産圏連合軍だったが、本作ではロシアをバックにつけた北朝鮮となっている。
「ボーン」シリーズや『スパイダーマン3』などのスタント・コーディネーターを手がけた
ダン・ブラッドリー待望の初監督作品
監督は「ボーン」シリーズ、『スパイダーマン3』のスタント・コーディネーターや、『007/慰めの報酬』セカンド・ユニット監督などを手がけてきたダン・ブラッドリーが初メガホンをとる。主演は『アベンジャーズ』『マイティ・ソー』などで知られる人気も実力も兼ね備えた若手№1俳優クリス・ヘムズワース。その他声優としても活躍しているジョシュ・ペック、『ハンガー・ゲーム』のジョシュ・ハッチャーソン、『G.I.ジョー バック2リベンジ』のエイドリアンヌ・パリッキ、『トランスフォーマー/リベンジ』のイザベル・ルーカス、トム・クルーズの息子コナー・クルーズなど、映画やテレビドラマで活躍している、ハリウッドの今後を担うフレッシュな若手俳優たちが揃った。
愛と勇気が試される、サバイバル・レジスタンス・アクション
海兵隊から休暇で戻っているジェド・エッカート(クリス・ヘムズワース)と彼の弟マット(ジョシュ・ペック)は、彼らの故郷が北朝鮮の兵士たちに攻撃された時、友人たちと共に侵略者たちを出し抜き、圧倒し、自分たちの町を、国を、そして自由を取り戻すために、レジスタンスを結成し戦いを挑む。——ここが、ソビエト連邦が侵略してきたオリジナル版と少々異なるところだ。だが、信念のために戦い、故郷を守るというテーマはオリジナル版と変わらない。非日常空間に放り出された若者たちや街の人々は皆、自らの置かれた状況に葛藤しながらも、家族や愛する人々を守り故郷を取り戻すために、仲間を信じ、生きる道を選択していく。ここにサバイバル・レジスタンス・アクションの傑作が誕生した。
ストーリー
アメリカ、ワシントン州スポケーン。町ではアメフトの試合が行われ、人々はパブへ集い、いつもと変わらない日常を過ごしていた。高校のアメフトチーム“ウルヴァリンズ”に所属し、クォーターバックのスター選手であるマット・エッカートは、試合に負けた気晴らしに彼女のエリカとパブに行く。そこには、マットの兄で海兵隊員のジェドがイラクのナジャフから一時休暇で久しぶりに町に戻ってきていた。ジェドと幼い頃からの知り合いで、エリカの親友トニはジェドが戻って来ていることが嬉しくて声をかける。ジェドとトニが思い出話をしていると、突然停電が起こった。アメリカ北西部全域に渡る大規模停電とニュースで流れてはいるが、みな特に気にも留めない。停電が続き、すぐには復旧しそうにもないので、ジェドとマットはしぶしぶ家路につく。久々の我が家に戻り、父親のトムと3人で過ごそうとするのだが、巡査部長であるトムは町中が停電のため見回りに行くと言って慌てて出て行ってしまった。久しぶりのジェドの休暇も、家族でゆっくり過ごすことは出来ず、停電が続くなか二人とも眠りにつくのだった。
翌朝、マットとジェドは大きな振動と銃声のような音で目が覚める。慌てて外に出た2人が見たものは、空一面の戦闘機とパラシュート部隊。隣近所の住人もみな何が起こっているかわからず外に駆け出してきているなか、戦闘機が撃墜され隣の家に墜落する。茫然とするマットに、とにかく父親と合流しようとジェドが車を走らせる。次々とパラシュート部隊が降下し、電話もラジオも繋がらず、町は戦場と化していく。ようやく父トムと合流できた二人だったが、謎の部隊に道を阻まれる。弟を連れ山小屋へ逃げるようトムに言われたジェドは、装甲車をかわし、敵の手を逃れた幾人かを拾いながら必死に車を走らせる。マットはその途中でエリカが連行されるのを目撃してしまう…。なんとか山小屋に着くと、ジェドの指示のもと武器になるものと食糧を確保し、情報収集を始めるのだが、テレビの情報は当てになりそうもない。夜になり、更に敵から逃れた2人が合流する。
朝になり、目が覚めると昨日一緒にいたピートが食料を持って消えていた。居場所がバレる恐れがあると感じたジェドは使える物をまとめて森に隠れるように指示し、マットと町を偵察に行く。そこで2人は、北朝鮮に占領された町の姿を目の当りにする。町中を装甲車が走り、反抗する人物は捕虜として収容所に捕えられ、警察も軍隊も機能していない。さらに、ピートの密告により山小屋が敵に見つかってしまう。森陰から北朝鮮部隊を窺う彼らの目に飛び込んできたのは、ジェンキンス市長と父トムの姿だった。部隊を率いるチョウ大尉は、姿が見当たらない彼らに向かって、市長とトムに投降するよう説得を促す。しかし、トムは従わず、息子たちに向け「正しい選択をしろ。私の代わりに奴らと戦うんだ。このクズを命懸けで倒せ。」と—。その瞬間トムの頭に銃口が向けられた。父親の死を目の当りにしショックを隠せない2人だったが、悲しんでいるヒマはない。森の中をひたすら逃げる彼らには、このまま逃げ続けるか、町に出て投降するか、それとも戦うか—。過酷な選択が迫られていた。
海兵隊員だったジェドはみんなの前で戦うことを誓う。だが、それは最も過酷な選択を意味しており、できればみんなを誘いたくないし、強制はしたくないと言うジェドだったが、この戦闘は家族と故郷を守る戦いだから、戦う意味はあると説く。「敵にはただの領土だが、俺たちにはここが故郷だ。」と。
それぞれが家族や恋人、友人を殺され、離れ離れにされている状況で、彼らはレジスタンスとして戦うことを選択する。まともに戦ったらまず勝ち目はない。自分たちを“ウルヴァリンズ”と名乗り、ベトコン、イスラム戦士、独立戦争の民兵を手本に、リーダーのジェドの元、マットとトニ、メカに強いロバート、市長の息子ダリル、マットの親友ダニー、そしてサンディエゴから来たグレッグとジュリーが加わり反撃の機会を窺うのだった。
そして、反撃の時は訪れた。町の中心で行われる式典に爆弾を仕掛け、式典に出席する敵の軍上層部を一気に叩く作戦だ。準備を進めるジェドたちはそこで、北朝鮮の背後にロシアがいることを知る。しかも対ゲリラ戦のスペシャリスト、スペツナズ(特殊任務部隊)が周りを固め「テロ集団、ウルヴァリンズに制裁を!」と声高に宣言している。緊張が走るなか、作戦を遂行する彼らだったが、マットの前に捕虜としてバスに乗せられたエリカが目に入る—。
それぞれが置かれた状況に葛藤しながらも、仲間を信じ、家族や愛する人々を守るため、生きる道を選択していく。祖国を取り戻すために—。
スタッフ
監督:ダン・ブラッドリー(『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』『007/慰めの報酬』アクション監督)
脚本:カール・エルスワース
原案・脚本:ケヴィン・レイノルズ (『若き勇者たち』(1984))、ジョン・ミリアス(『地獄の黙示録』(1979)、『若き勇者たち(1984)・監督)
キャスト
クリス・ヘムズワース
エイドリアンンヌ・パリッキ
ジョシュ・ハッチャーソン
ジェフリー・ディーン・モーガン
イザベル・ルーカス
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